どうして、もっと早くクリニックへ行かなかったんだろう②
自分の体調の悪さの原因をクリニックで指摘された時、「どうしても、もっと早くクリニックへ行かなかったんだろう」と悲しみとも、安心ともとれる気持ちになった。
と同時に、「これで解放される」と思った。
「そうだったのか…」と愕然、そして安堵
「先生に診てもらったら?」
パートナードクターである吉野先生のホームパーティで滝汗をかく私に、
看護士の友人はそう言った。
そういえば、この不調について先生に話したことがなかった。
というのは、この不調が女性ホルモンのしわざと思っていなかったからだ。
まさか30代半ばで更年期なんて、思いたくなかったし、何より「この年で更年期なんて恥ずかしい」と思い、口を閉ざしていた。
しかし検査結果は、見事に女性ホルモン(エストロゲン)が減少した立派な更年期。
私の場合、30代半ばから症状がスタートしているので、若年性更年期となる。
吉野先生から女性ホルモンの減少を指摘され、
「更年期」という診断結果を言い渡された瞬間、
複雑な気持ちではあったが、心底安心した。
「これで解放される」と思ったからだ。
この時、42歳。
10年近く続いたつらい症状は、低用量ピルのおかげで、たった2週間で消え去った。
その症状、女性ホルモンのしわざかも?
症状が出てすぐにクリニックへ来ていたら、
こんな苦しむこともなかったのに、だいぶ遠回りをしてしまった。
自己判断して、あてずっぽうにメンタルクリニックや
耳鼻科に行ったが、もちろん症状が治まることはなかった。
どのクリニックでも更年期を指摘されることはなく、
「ストレスが原因でしょう」と言われるのがオチだった。
吉野先生によると、女性ホルモンの減少を疑うことなく、私のようにドクターショッピングをする女性はごまんといるのだそう。
中には苦しみ果て、自死してしまう方もいるという。
幸運にも私はクリニックへ行くことを促してくれた看護士の友人がいたため、更年期であることに気づくことができ、今こうして快適な生活を送っている。
この記事を読んでいる方で、「命の母」のCMが気になり、
「もしかしたら…」と思うことが少しでもあれば婦人科へ行って欲しい。
その症状、女性ホルモンのしわざかもしれないから。
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間もなく予約スタートの新刊【死んでも女性ホルモン減らさない!】。タイトル気に入ってます。
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