足るを知る者は富む


思わず考えた「幸せって何?」


お笑い芸人で、ベストセラー作家の矢部太郎さん(カラテカ)のインタビューを読んでいて、「幸せって、こういうことかな」と思った。

「ベストセラー作家だから贅沢していて幸せ」と思うかもしれないが、矢部さんはまったくその逆。
特に贅沢をするわけでもなく、ベランダ菜園を楽しみながら、ごく普通の日常を送っている。

印税を使って買った一番高いものはドラム式洗濯機。
何かいいなあ、こういう人。
見栄をはることなく、物欲もない。
「今」という時間の中、自分の手が届く範囲で幸せを謳歌している。

インタビューの中で、グッときたのはこの部分。

人生の成功の法則のようなものはありますか?と問うと、思いがけず即答だった。
「はい、あります。もう成功してると思ってるんですよ、僕ずっと。もうすでに、お笑いの世界に入れた時点で、成功してるな、成功し続けているなと思っていました。当時の僕らのことを周りの人たちが見たら、大して成功していないと思ってたかもしれないですけどね。漫画にも描いてたんですけど、結果じゃなくて、ずっと過程を、そういうものに価値を見いだせるような考え方がどこかにあって。それは自分の中で、いいことだなとは思ってるんです」

悟っているというか、達観しているというか、こういう考え方ができる人ってそうそういない。
自分はまだまだだなと思い知らされる。
私もこの世界に入って生活できることに、もっと感謝しなくては。

矢部さんを見ていると「足るを知る者は富む」ということわざを思い出す
「満足することを知っている者は、たとえ貧しくとも精神的には豊かで、幸福である」ということだが、まさに矢部さんのような人を指すような気がする。
お金はあるでしょうけどw

「幸せ発見力」があるかないかで、幸せ度は決まる


私自身、コチラでも書いたけど物欲がない。
コロナ禍ですっかり欲というものが落ちてしまった。

雨風をしのげるおうちがあって、おいしいご飯とお酒があって、
腹を割って話せる友だちと家族がいたら、最高に幸せだなと、最近富に思う。
あとは健康ね。
健康あっての幸せだから。

結局、幸せは身近なものを幸せと思える「幸せ発見力」があるかないかの差が大きいような気がする。
朝いれたコーヒーがおいしいとか、今日は肌の調子がいいとか、布団がよく乾いて気持ちいいとか、そういう日常の中に幸せを感じられるかどうかなのかも。

皆さんは「幸せですか?」と聞かれたらどう答えますか?
私は迷わず「幸せです」と答えます。

★スタエフで同じテーマで語っています。


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