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人に期待しない生き方

心を守るため、「人に期待しない」


いつからか、人に期待しなくなった。

それは悲しいことかもしれないけど、自分の心を守るために必要だった。

期待すれば裏切られる。
裏切られたら心が傷つく。
そんでもって腹も立つ。
でも同時に凹む。
立ち直るまで時間を要す。

そんなこともあって、人に期待をするのを止めてしまった。

夫も同じ考えなのか、家族に何か期待する私に「期待しないほうがいい」と言う。
今日もそうだった。
私が寄せる期待に対し、否定を重ねる夫のLINEの返信を見て、期待している自分に気づいた。

「ああ、まだ期待するクセが残っているんだな」と反省した。
「どうせ期待に応えらるわけないのに」
そんな乾いた気持ちが顔を出した。

私はすぐに期待を水に流す。
そして、期待していたことを忘れる。
すごく意識的に。

期待と依存は似ている


期待という感情は、どこか依存に似ている。
そして、身勝手だ。
そこには、「期待を叶えて欲しい」という一方的な気持ちが含まれている。
相手は「個」の人間。
自分の望み通りに動くわけがない。

期待して、それが叶わなければ「こんなに考えてやったのに」と不満を抱く。
それは勝手な思い込みであり、相手にとっては迷惑でしかない。
それに気づいてから、誰かに期待するのは止めた。
「うまくいったらラッキー」くらいに考えるのが、自分にも相手にとってもラク。
負担にもならない。

いい意味でのあきらめと、期待しない生き方


年を重ねると、いわゆる「人間臭い」やり取りがしんどくなってくる。
ケンカするくらいなら、感情に蓋をしたほうがいい。
穏やかに生活できるなら、別に期待なんか要らない。

人は人。

思い通りにいくわけはないのだから。
こう書いていると、やっぱり自分はプチ・コミュ障なのかなと感じる。
でも、これが自分の心を守る方法の1つなんだと思う。

髪に白いものが少し増える度、いい意味でのあきらめが感情をフラットにしてくれる。
それが心地よいと思う自分が、ちょっとだけ誇らしかった。

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