喜を綴る。Vol.0~自己紹介&『曇りの街』制作後日談~
こんにちは、霰綴喜と申します。
7/31に、自分が初めて作詞、作曲をした、『曇りの街』という楽曲をリリースいたしました。活動開始を契機に、こちらのブログ「喜を綴る。」を始めようと思い立った所存です。更新頻度は未定です。
自己紹介
大学生です。偽名です。昨年11月から虚無森ホルン。さんの指導のもと、昨年の秋頃に作曲を始めました。
『曇りの街』について
11月某日、横須賀は曇天であった。その日、僕は仮題を『曇天』と名付けたファイル、初の自作曲の種を蒔いた。歌モノ、それもまさかVOCALOIDの楽曲を書くつもりも当初は無かった。
幼く浅慮でグロテスクな歌詞で、今思い返すと恥ずかしい限りだ。されど、僕はこの曲が、今いる場所ではないどこかへと踏み出す誰かを応援するものであって欲しいと考えている。音楽は聴き手の存在によって初めて完成するものであるから、歌詞や曲調、映像についてどのような解釈をするかはリスナーの皆様にお任せしたい。
『曇りの街/初音ミク』
https://youtu.be/1i9PNJYJejQ
創作という無駄な行為
未だに、音楽は自分の人生を狂わせる麻薬のようなものであるような気がしてならないのだ。「好きなことばかりやっていても生きていけない」とはよく言われたものだ。ラップトップを開いてDAWを立ち上げる時、ピアノを弾く時、絵を描く時、その度毎に罪悪感に苛まれる。膨大な機会費用を投資し、思い描いた画とは程遠い形の歪んだ線を引き、弾けるようになるかもわからない曲を練習し、出来上がるかも分からない曲を作ろうとする。「時間の無駄だ」と、かつて自分を支配していた魂の残響が語りかける。
努力できない自分だ。中学生でスマホを買い与えられてからというもの、スマホゲームとYoutube鑑賞という生産性のない趣味に躍起になり、深夜帯までズブズブに侵され、腐敗した学生生活を送った。課題もロクに出さなかった。出してない課題のことを考えるのが嫌で、学校を休んだ。
自分が音楽をやっている理由、それは偶然と呼ぶほか無いだろう。好きだとか嫌いだとかそういう移ろいやすいものは自分には理解できないし、根拠として使うにはあまりにも曖昧だ。高校時代の吹奏楽部への入部、Twitter上での虚無森さんとの出会い、大学入学に際しての引越し、友人の助言など、様々な縁が重なり作曲に行き着いた、それだけだ。もっと昔の自分に音楽をやる場を与えたら、それは自分を救い得ただろうか。救ったかもしれないし救わなかったかもしれない。とにかく、今の自分はきっと音楽を許されているし、その事実はとてつもなく感謝すべきことなのだと思う。『曇りの街』は最初の曲にして、創作に踏み出すという幼稚で矮小な決意である。
大学の勉強との均衡が崩れることに怯えながらも、僕は作曲を続けることにした。
最後までお読みいただきありがとうございました。また次号でお会いしましょう。
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