【アンデッドガール・マーダーファルス9~13話「人狼編」感想】犯人の名前は？
アニメ『アンデッドガール・マーダーファルス』最終話まで見ました。
このアニメおもしれ……
本記事では9〜13話の「人狼編」の感想を書きました。
他の話の感想はこちら。
Amazon Prime Videoなど各配信サイトで見れるので、未視聴の方はぜひそちらでどうぞ。
※ここから先はネタバレ満載なので未視聴の方は注意！！！
※1話ごとに感想を書いているので、アニメで9話見る→この記事の9話の感想だけ見る→アニメ10話見る……みたいな読み方なら大丈夫です
9話「人狼」
ドイツの山奥にある村ホイレンドルフを目指す＜鳥籠使い＞一行。ホイレンドルフにたどり着くが、そこでは少女・ルイーゼが行方不明となっていた。この村では一年ほど前から少女が人狼に殺される連続殺人事件が続いており―――。
「人狼編」のプロローグ。
ご機嫌な津軽に対して鴉夜さんは不機嫌そう。
モリアーティに出会ってちょっと焦っている？
「お手上げとは」「揚げ足とは？」生首ジョークが最低で面白い。
鴉夜さん、平賀源内に研究されてたとは……
平賀源内について調べてみたところ、エレキテルの復元だけじゃなくて本草学・蘭学・戯作など様々な分野で才能を発揮した天才だったとのこと。酔った勢いで殺人犯になっちゃったというエピソードもあったし、かなりぶっ飛んだ人だったんだな。
ホイレンドルフという山奥の村では一年前から4か月ごとに少女が襲われており、村人たちは人狼の仕業に違いないと考えられているとのこと。
ほんとかなぁ。
汚れていいもの持ってきてって言われて津軽の枕を持ってくる静句さん、酷い。
枕を煙突から落とした時の灰の飛び散り方からして、煙突から侵入はしてないっぽい？
ルイーゼが窓から迎え入れたりしたのかな。
村長の「あ！それなんで持っとる！！！」って発言笑ってしまった。
このおっちゃんリアクションが良い。
閉ざされた村での犯人当て……人狼ゲームっぽくなってきた。
ハイネマンの怪しさすごいな。
津軽が冒頭で話していた「愛宕山」は古典落語の演目の一つ。
調べてみた（wikiを読んでみた）ところ、「とある幇間（太鼓持ち）の一八が京都の旦那や舞妓たちとピクニックに行き、見栄っ張りで後先考えない言動で馬鹿馬鹿しい失敗をしてしまう」というような話だった。
今後の展開に関わってきそう〜〜〜
今回の犯人も見栄っ張りで後先考えない言動で大失敗しちゃうっていうオチだったりして。
10話「霧の窪地」
人狼村を探すための鍵＜最後から二番目の夜＞の使い方を教わるため、ホイレンドルフで起きた少女連続殺人事件の調査を始める＜鳥籠使い＞一行。人狼村の噂を聞きつけ、ロイスも姿を見せる。そして深夜、人狼は再び動き出す―――。
事件の調査、ロイスとの遭遇、唐突な人狼COがあった回。
村長曰く、
・人狼の1番の武器は血。どんな個体を混ぜれば強くなれるか彼らは計算し尽くして後尾して子を増やす。
・新世代は銀も聖水も効かなくなっている。
・その血筋の果てに生まれるのが究極の人狼「キンズフューラー」
・キンズフューラーはどんな人狼よりも、速く、固く、賢く、強い。
村長、かなり人狼に詳しい……というか詳しすぎないか？
人狼について研究していたのか、人狼と仲良くしていた時期があったのか……品種改良によって強くなると言われると、夜宴の切り裂きジャックを思い出してしまうな。
よそ者が怪しいぞ！ということで医者のハイネマン、技師のクヌート、絵描きのアルマに容疑がかけられるも3人とも人狼テストには合格していた。
山奥の閉ざされた村なのに、余所者は全員殺せ！！！とならないのは思っていたより人道的な村だ。
人狼のユッテと人間のルイーゼの姿が似ているのはなぜなんだろう。
偶然にしては似すぎだし、ルイーゼも実は人狼だったとか？
保険屋ロイスの2人とも邂逅。
小さい女性の方がアリス・ラピッドショットで大きい黒人の方がカイル・チェーンテイル。名前の後が使用する武器の名称になっているのかな。
津軽の戦い方めちゃくちゃオシャレで良い。
ホームズに張り合って「誰だろう。見当もつかなーい」ってとぼけちゃう鴉夜さんかわいい。
人狼誰なんだろ……と思ってたら急に絵描きのアルマが人狼CO！！
なぜこのタイミングで！？ 犯行をベラベラ喋ってたし誰かを庇おうとしてるのか？
シルエット越しだったし本当にアルマなのかな、とも思ったけど声はアルマっぽかったんだよな。
最後の津軽の叫び声に焦りを感じて、お前そんな声出すんだ！？と驚いた。
ライヘンバッハの滝に落ちたホームズとモリアーティが生きてたんだから静句さんも大丈夫なはず……大丈夫だよね？
時系列整理(ホイレンドルフ)
現時点でわかっていることの時系列を整理してみる。
13年前
技師のクヌートが森の中で身体中に怪我をしていた妊娠中のローザを見つける。
村に迎え入れられたローザは順調に体調を回復させ、半年後にユッテを出産。
8年前
春の祭りの前日、ルイーゼによってユッテが人狼であることが判明。
村人たちはローザとユッテを袋叩きにした後、2人が逃げ込んだ小屋を燃やして殺害。
その翌日に焼け跡で大きな獣人の骨と小さな動物の骨を確認。
5年前
滝を描きにきたアルマがそのまま村に住み着く。
1年半くらい前
グスタフとデボラが外出した隙にルイーゼがいなくなるも、夕方に川岸でぬかるみにハマって動けなくなっている状態で発見される。
ルイーゼは「アルマの家に行こうとした」と証言し、早く家に帰りたがっていた。その後はしばらく寝込んでいた。
1年前
春先の雨の夜、村長の孫娘ナディア(15)が消え、翌日に森の中で死体で見つかる。
グスタフの物置小屋から古い猟銃と何発かの弾丸が盗まれる。
ナディア殺害事件から4ヶ月後
雨の夜、木こりの娘フィーネ(11)が消え、２日後に死体で見つかる。
フィーネ殺害事件から4ヶ月後
雨の夜、粉引きの家のリタ(13)が消え、数日後に死体で見つかる。
昨日（リタ殺害事件から大体4ヶ月後）
雨が降っていない夜、ルイーゼ(12)が彼女の部屋から消えた。
部屋の中には血痕があり、窓が割れていた。
人狼のユッテと人間のルイーゼの2人の容姿が似ている、ってことからまず思いつくのが入れ替わりトリック。ミステリあるある。
8年前になんとか生き延びたユッテはルイーゼや村のみんなに対して恨みを持ってて、1年半くらい前からルイーゼを殺して入れ替わってこっそり村人たちを殺害していたと予想。
でもそれだと昨日急に姿を消した理由とか、雨の日が多い理由とか、若い女性ばかり狙う理由がよくわからないんだよな……。復讐ならハイネマンとか袋叩きにした大人たちを殺しそうなものなのに。
11話「狼の棲家」
人狼との戦いで滝に落ちていってしまった静句。目を覚ますとノラ・ヴェラ・カーヤという3人の人狼の少女に助けられていた。一方、ロイスを引き連れ人狼の村を目指す鴉夜と津軽だが、＜夜宴＞も2人の動きを探っていて―――。
人狼村に流れ着いていた静句さんの回。
まさかの人狼村でも連続殺人が起きている！？ 完全に予想外の展開。
犯人を見つけたわけじゃないのに牙の森について教えてもらおうとする鴉夜さん、ちゃっかりしてるな。全然解決はしていないのに。
崖から落ちた静句さん、怪我もなく無事でよかった。
助けてくれたノラ・ヴェラ・カーヤは3人とも、人間は殺せ！！という過激思想ではないみたいで一安心。3人ともいい子そう。
大勢の人狼相手に箒一本で互角の立ち回りを見せる静句さん、つんよい。
羊のやぐら、婆さんが殺したいやつを殺すための装置じゃん。
他の奴らはそれでいいのか。
人狼村での殺人事件についてわかってることを整理してみる。
時系列整理(ヴォルフィンヘーレ)
1年前
ロミィ(14)が雨の日に森の中で死体となって発見される。
死体は散弾銃で顔を正面から撃たれていた。
ロミィ殺害事件の4ヶ月後
エッダ(11)が殺害される。ロミィと同じ殺害方法だった。
エッダ殺害事件の4ヶ月後
クラリッサ(15)が殺害される。
その他分かっていること
ブルートクラレ(人狼村の男性)が犯人を何日も捜索したが、雨で匂いが流されたため、匂いを追うことができなかった。
被害者は全員少女。殺される前はぼーっとしていたりそわそわしていたりで様子がいつもと違った。
殺害時の銃声は聞こえなかった。
ホイレンドルフの村も少女誘拐&殺害の事件が発生するタイミングが同じだ。被害者の年齢もかなり近い。
顔が散弾銃で潰されていたと聞いて9話を見返してみると、ホイレンドルフの村の被害者の少女も「顔はズタズタにされていた」って言われていた。
顔が潰されているならここも定番の死体入れ替えトリックってこと！！？？って思ったけどなんで入れ替えられている？
人狼は鼻も人間よりは鋭いけど、作中での様子を見た感じ、水浴びしたり他の強い匂いがあると気付けない程度のものっぽい。
人狼村での殺人が雨の日に行われるのは、匂いを誤魔化すためっていうのが一番ありそうだ。
12話「流れの交わる場所」
ノラが殺害され、静句は犯人として疑われる。一方、鴉夜と津軽は＜夜宴＞のヴィクターに連れられ、ある交換条件を持ち掛けられる。そして人狼村・ヴォルフィンヘーレへとたどり着いた2人は静句と再会し、事件解決へと動く―――。
フランケンシュタインのヴィクターくん、見た目に反してずっと知性的だ。
「オレ オマエ クウ……！」みたいな喋り方するタイプかと。
「首から下がない以外は問題ない」生首ジョーク好き。
嬉しい再会のはずなのに容赦無く津軽の目を潰す静句さん怖いよ。
殺害現場である地下の洞窟と殺害方法であろう銃が見つかったりと今回で色々と明らかになったことはあるけど、また謎が出てきた。
550日の執行猶予とか、さらっと死んでたアルマはなんなんだ……？
さらっと人狼３匹をぶち殺す津軽強すぎる。さすが鬼殺し。
と思ってたら夜宴、保険屋、そして村人までもが人狼村に乗り込んできて事態が無茶苦茶に……阿鼻叫喚だ。
パワーポイントのスライドショーみたいな演出、シュールでちょっと面白い。
クライマックスって感じがしてきた。最終回楽しみ！！
静句さん、ノーパンでカミーラとバトルするの大丈夫か？
13話「犯人の名前」
ヴォルフィンヘーレにホイレンドルフの村人が攻め入ってくる。さらに＜夜宴＞とロイスが激突、そして静句も宿敵・カーミラと対峙する。
一方、鴉夜はヴォルフィンヘーレとホイレンドルフの村人たちを集め、2つの事件の謎解きを始める―――。
最終回！！！
OP流しながらバトルするのあち〜と思ってたら冒頭で倒されちゃうチェーンテイルさん可哀想。
ダイヤも返してくれるし鴉夜さんの体の在処も教えてくれるヴィクターくん、好きだ。人間ができている。人造人間なのに。
カーミラは領域展開みたいなことしてきた。なにあれ？ 幻覚を見せてるってことなのかな？ 決着は次回に持ち越し。
アリスは油断してるとこを突かれて負け。保険屋、今のところ勝ち星なし？
アレイスターはまだ色々奥の手を隠してそう。
犯人の正体は、8年前に母親と共に殺されたはずのユッテだった。
二つの村を行き来して一人二役を続けていたとのこと。生活時間が別とはいえ死ぬほど大変じゃないか？ キンズフューラーだから睡眠時間は少なくても大丈夫だったってことなのかな。
ユッテとルイーゼが似ているのは血の繋がりがあったりするのかなと思ってたけど偶然だったっぽい。
鴉夜さんの答え合わせで全てがつながっていくのが気持ち良い〜
アルマさん、何か裏があると思ってたけどただのスケープゴートだったのか。南無。
津軽とユッテの暗闇でのバトル、演出がめちゃくちゃかっこよくて最高だ。
感想
原作未読で視聴。面白かった〜〜〜〜！
神作画！というわけじゃないけど、魅力的なキャラが多いし毎回演出が良くてずっと楽しく見れた。
津軽と鴉夜さんの言葉選びや会話のテンポがめちゃくちゃ好き。
OPも最初なんだこれ！？と思ったけど結局大好きになったな。
キンズフューラーってモリアアーティが知ったら絶対探そうとするだろうし、ユッテの再登場はありそう。後々共闘したら熱いな〜
早く続きが見たいけど、原作のストックがほぼ無くて2期作るとしてもしばらく先になりそうとのこと。待ちきれないし原作を読むか……。
漫画版をちらっと読んでみたけどキャラデザがかなり違っていて驚いた。
※本記事の見出し画像・各エピソードの画像は、TVアニメ『アンデッドガール・マーダーファルス』公式サイトより引用しています。
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