【ドラマ『アンナチュラル』感想】死者の声を未来へ繋ぐ
・今年の夏に放映予定の映画『ラストマイル』に『アンナチュラル』のメンバーが出演するというニュースを見た。
・「シェアード・ユニバース」って初めて聞いたけど既存の概念なんだ。同じ世界観のドラマをこれからもどんどん作っていく予定なのかな?
・せっかくなのでアンナチュラル全話観返してから映画は鑑賞したいな、と思ったので再鑑賞することにした。
・後日MIU404を観たときの感想(2024/04/28追記)
ネタバレ注意!!!
第1話「名前のない毒」
・MERSコロナウイルス院内感染の回。1話の展開が濃密だ。
・UDIラボのメンバー、全員個性的で良い。三澄ミコト(石原さとみ)が可愛い。中堂さんってこんなやべーやつだっけ。
「法医学って死んだ人の学問でしょ
生きてる人を治す臨床医のほうが、まだ…」
「法医学は、未来のための仕事」
・法医学に対する知識は全然なかったけど、ミコトのセリフから彼女の仕事に対する思いの強さを感じてグッときた。
・コロナとかPCRとか馴染みのある言葉が出てくる。2018年に放送されていた作品なのにこの頃からコロナを取り扱ってたのか。全然覚えていなかった。
・高野島さんへのネットの反応が生々しくて、画面に映るのは一瞬だけれど嫌な汗が出る。自分を正義側だと思いこんだ集団がこの世で一番怖い。
・高野島さん、ちゃんと検査を受けたのに……名誉回復するって言ってもかなり時間はかかるだろうし、遺族の心の傷はそう簡単に癒えないだろうしでやるせないな。
「キスはお好きですか?」
・初っ端で話していた「異性間交流」が終盤のひっくり返しに関わってくる展開、熱い。
・「馬場路子、家に行く(濃密)」「高野島さんはキスが大好き」←面白い。死後にこれバラされるの嫌すぎるな……所長も言っていたけどどうやって聞き出したんだ。
「機械は強制的に止めても
人に強制はしたくない」
・ミコトの遺族への対応が誠実。強くて優しくて真面目な人だ。
・六郎みたいにいずれ周囲の信頼を損なう行為を本人は軽い気持ちでやっているのを見ると、胃が軋んで落ち着かなくなって一時停止を押したくなる。
・「日本は先進国の中でも司法解剖率が低い」というのは現実もそうだと知って驚いた。ドラマで解剖率には影響あったのだろうか。
第2話「死にたがりの手紙」
・集団練炭自殺に見せかけた殺人の回。まだ2話なのに展開が派手。
「生きてるときも助けられずに
死んでからも見なかったことにするんですか?」
・ミコトの表情が今にも泣き出しそうな幼い少女に見えて辛くなる。理不尽な死に遭ってしまった人の声が無視されることに強く反発するのは、彼女のきつすぎる過去ゆえか。
・あんな目に遭ったら早々に家族の後を追ってもおかしくないのに、今彼女がこんなに明るくいられるのは三澄家が温かいおかげなんだろうな。良い場所に巡り会えて良かった。
・犯人が近くにいるかもしれない状況で閉じ込められたら終わる密室にノコノコ入っていく2人、不用意。後ろ後ろ!!ってハラハラしながら見ていた。
「それだけで場所が分かるか!」
「中堂さん頭いいんでしょ!?
人にバカって言えるくらい」
・絶体絶命の中で水質を調べて中堂さんに伝えるミコトと、ミコトの言葉から彼女たちがいる場所を割り出す中堂さん。どちらもプロフェッショナルって感じでかっこいい。
・中堂さん、普段は協調性×××なのに仲間が命の危機のときは熱いの良いな……と思ってたら最後の「なら話しかけるな バカが」で笑ってしまった。酷い。なんでそんな四六時中カリカリしてるの。仲良くした方が合理的じゃないのか。
「絶望してる暇あったら
旨いもの食べて寝るかな」
・ミコトの強さが眩しい。理不尽な死への反骨精神が食事が好きなことに表れてる気がする。
・いずれ絶対に来る六郎のスパイバレを想像してしまい、胃が痛い。こういうシチュエーションは小さい頃からずっと苦手だ。
・六郎、早く手を切れ!
第3話「予定外の証人」
・傷と凶器が矛盾する主婦ブロガー殺人事件の回。
・坂本さんからしたら笑い事じゃないんだろうけど、多種多様なクソのリストアップは流石に面白い。
「態度が悪いからですか?」「オイ」
「坂本さんガッツありますね」「褒めるな」
「108回…と言われた」
・中堂さん、ミコトに感じ悪いですよって言われて「え…?」みたいな顔するの笑った。自覚なしかい。ちょっと可愛く見えてきた。
・烏田検事も草野教授も女女うるせ〜〜〜〜!!! 法廷であんな煽っていいのかよ。裁判が録音録画禁止だとしても、誰かがこっそり録音or録画してネットの海に流されたら大炎上しそうなものだけど……。
・そういえばなんで録音録画禁止なんだっけ?と思い少し調べてみたところ、「事件関係者のプライバシーの保護のため」とのこと。なぜメモはOKなんだ。事実が歪めて伝えやすくなってしまいそうだけど……。
・海外では法廷がテレビ中継されているところもあると聞いた。当事者の心身的負担が増してしんどくなっちゃうとしても、日本もネットで見れるようにして裁判の透明性を優先させた方が最終的なメリットは大きくなりそうでいいんじゃないかと思ったけど、どうなんだろう。
「カビの生えた経験が何になる。
医療と同じで法医学も年々進歩してる。
件数よりも目の前の鑑定結果見ろ。
それが全てだ」
「人なんてどいつもこいつも
切り開いて皮を剥げばただの肉の塊だ。
死ねば分かる」
・中堂さん、法廷でもヤンチャ小僧すぎるけど正直かっこいい。場慣れしているようにも見える。
・誰にとっても分かりやすくて同情できない敵を作って、前半はフラストレーションを溜めて、最後に相手の過去の発言を使って言い返すのスカッとジャパンぽくて少し苦手。中堂さんが「感情的になるな」って言ってくれたの気持ち良かったけど、後からそういう自分がちょっと嫌になる。
・東都大学法医学教室で40年、1万5千件の解剖実績を持つ草野教授、かなり凄そうだったのにミコトたちの発言に対する論理的な反論が一切無いまま出番が終わったのなんだったんだ。
第4話「誰がために働く」
・過労によるバイク事故と賠償金を払いたくないです三銃士の回。
・事故で亡くなった佐野祐斗を我が家の坪倉さんが演じてることに途中まで気づかなかった。演技上手い。
・片方が働いてお金を稼ぎ、片方が家で子供たちの面倒を見るっていうシステム、よくある形なんだろうけどお金を稼ぐ側が亡くなったときのリスクが高いよね……。今回はどうにかお金が取れそうだけど、ただの事故死で終わって金銭面で辛い思いをするケースも多いんだろうな。
「プライドならあんたよりある!
商品に愛情だってある…
だけどね!!
人を死なせてまでやることなのか?」
・工場長!! 工場の全員で社長に反旗を翻し、マンホール調査に協力してくれたのは熱い。けど、佐野さんが死んだから彼らが立ち向かうことができたんだと思うとやるせなさも感じる。生前にできていたら……。
・佐野一家があの日母子で楽しく見上げた花火に嫌な意味づけがされてしまったのも辛い。祐くん、これから花火を見るたびに父が死んだことを思い出してしまうことになりそう……。
「幸せだといいな。
こいつらが大人になったとき。
幸せに暮らせるといいなぁ。
幸せになれよ」
・あの事故の日は皆同じ花火を見ていたけど、事故を起こして死亡が確定した状態で寝転がった佐野祐斗が見た花火が一番綺麗に見えた。来年の夏祭りでは子供達と一緒に見に行きたい、とか考えていたのかな。Lemonを流すのずるい。泣いてしまう。
・恋人の死体を解剖しなければならない人の気持ちって想像できない。中堂さんが赤い金魚を探すのは、殺害犯に繋がるであろう手がかりだからか。
・少しづつ思い出してきた。
第5話「死の報復」
・恋人が殺された男の背中を押してしまう回。
・中堂さんがUDIラボに留まる理由が所長の口から語られる。
・口内の「赤い金魚」のような印ってなんでそんな変な印ができるんだっけ。特定の毒物を摂取した時に見られる反応とか?
・中堂さんの部屋にUDIラボのメンバーが少しずつ集まってくるシーンは皆が大学生のように見えてほっこりする。中堂さん、時折笑みを見せたり、文句を言いながらゴミを片付けてくれたり、二日酔いの東海林に「大丈夫か?」と声をかけたりしていて仲が深まったなと思っていたのに……。
「何が間に合うのよ。
果歩はもう死んだ」
・鈴木巧が果歩の笑顔を思い出しながら犯人の背中に刃を突き刺し、雪が降る空を見上げる中堂さんが映った後に流れるLemonが強く印象に残っている。毎話毎話流れるタイミングが完璧すぎる。
「鈴木さんの人生の話をしてるんです。
人を殺させて……」
「思いを遂げられて、本望だろう」
・復讐は何も生まないって言うのは簡単だし理屈は分かるけど、世界で一番大切な人を失った悲しみと理不尽への怒りは誰もが抱えて生きていけるものじゃないよな……。
・今までは真実を明らかにすることで被害者の心を救ってきたUDIが、新たな殺人未遂事件を産んでしまった。真実への向き合い方は人それぞれ。
「あなたの気持ちを考えたり、
遠慮するのが、クソ馬鹿馬鹿しくなりました。
さっさと解決して、
永遠の問いに決着つけましょうよ。
同情なんてしない。絶対に」
・ミコトは中堂さんが自分と同じで深く傷ついた過去がありながらも未来のために仕事に励む仲間だから、放ってはおけないんだろうな。
・六郎、そこまで思い悩むならさっさとスパイやめちゃえばいいのに。
・金払いがいいからやめられないのか、脅されているのか。
第6話「友達じゃない」
・東海林が殺人事件の容疑者になって逃げ回る回。ドタバタしていて箸休め回という感じ。
・朝起きたら隣に死体転がってるのこっわ……。
・「友達じゃない。ただの同僚」ってお互いに言いながらも普段から笑い合ったりピンチの時は助け合ったりするミコトと東海林、「俺たちもう友達じゃん」と言いながらも六郎を脅す宍戸、大学時代から一緒に悪さをし続ける友達のはずなのに金のために他の3人を殺す岩永……見返すと対比が散りばめられていることに気付けた。面白いなぁ。
・岩永と権田原、そこまでして大金が必要な特別な理由でもあるのかと思っていたけどシンプルにカスなだけだった。
・バイタルデータを計測するウェアラブルデバイスや暗号通貨など、要素が今どきな感じ。遠隔操作して電流を流す描写がドラマや映画でよくあるエセハッキング描写なのかわいい。
・ニコニコしながら車で柵をぶち破る木林さん最高。
・宍戸は絶対関わったらやばい人間だ。第1話見返したら高野島渡の両親を攻めてたマスコミの中に宍戸いるじゃん。
・脅しが有効だとわかられたらもっと危険なことをさせてきそう。六郎、逃げろ……スパイがバレたとき、一番キレるのは東海林だろうな。
第7話「殺人遊戯」
・パプリカ顔の殺人者Sと法律では捌けない殺人の回。重くて、過去一辛くなる回だった。
「法医学的には自殺。
でも、私は、
殺されたんだと思う。
法律では裁けない
いじめという名の殺人」
・「いじめた側はすぐ忘れるが、いじめられた側は一生覚えている」ってよく言われていることだけど本当にそうだと思う。一度踏み躙られ歪められた被害者の心は一生元には戻らない。
・大人になった今なら、転校したりして逃げればよかったんじゃないかとか考えられるけど、いじめられてる子供はそんな発想や気力湧かないよな……毎日毎日「今日は何事もありませんように」って祈って日々が過ぎ去るのを待つしかない。 そもそもなんで被害者が逃げなくちゃいけないんだ、加害者がどっかいけよって思いもあるし。
・先生に相談しても無意味なアンケートを実施したり、加害者に無理やり謝らせていじめが悪化したりするケースもあるから、先生に相談するのが必ず正解になるわけでもないのが本当に難しい。誰に相談するのが適切かの判断なんて大人になった今でもできる人は多くないと思う。
・自殺トリックを一緒に作る白井くんと横山くんが本当に楽しそうで見ていて辛かった。
「僕だけが生きてていいのかな」
「死んだやつは答えちゃくれない。
この先も。
許されるように、生きろ」
・最後の中堂さんと白井くんのやりとりで泣きそうになる。中堂さんだから言えること。
・糀谷夕希子の口の中の痕、赤い金魚には見えなくないか?
「中堂さんがワンコールで電話取った!
動きが速い!
かつてない中堂さんの動き!」
「ごめんなさいは?」「……す…すまなかった」
・シリアスな話だったけど、中堂さんの面白さのおかげでなんとか最後まで見れた。今回の癒し枠。
第8話「遥かなる我が家」
・大切な憩いの場を守るためについたロープ痕の回。
・坂本さんクソクソ言ってめちゃ楽しそう。逞しくなってる。
・実家に帰れないと思ってしまいビルを居場所にしていた三郎、妻がいなくなったことを受け入れたヤシキさんの家にようやく届いた妻の遺骨、父から認めてもらえていないがUDIラボのメンバーから温かく受け入れてもらえる六郎……人によって帰る場所は違うけれど、どれも大切でかけがえのないもの。1話の中にこれだけ詰め込んで綺麗にまとめるの脚本が上手すぎる。凄い。
「私は、消防士でした。
ロープは……私が教えました
……覚えとったんやなぁ……三郎」
・涙を堪え、噛み締めるように言う三郎の父の姿に泣きそうになる。
「会いたい思いが死者に会わせるなら
俺は思いが足らないんだな」
「会いたいですか?」
「あぁ、会って聞く。
お前を殺したクソ野郎は誰なんだ?
体を切って開いても……分からなかった」
・珍しい中堂さんの弱音。ずっと復讐心を忘れないでいるってかなりエネルギーを使うだろうし、いくら中堂さんといえどもしんどいよな……。
・ついに見つかる赤い金魚。宍戸さんはそこに赤い金魚の死体があることを知っていたっぽい。犯人と繋がりがあるのか、犯行を行なったグループの一員なのか。
・8年前の事件が動き出して、最終回が近いことを実感してきた。
第9話「敵の姿」
・中堂さんの恋人を殺した犯人が見つかる回。
・前回の火災で三郎が命懸けで救った高瀬が「赤い金魚」の連続殺人事件の犯人!? そう繋がってくるのか。なんで覚えてなかったんだこれ。
「寂しい人生でも
最期くらい花になったっていいじゃない」
「もし、犯人が見つかったとしても
絶対に一人で行かないでくださいね。
私達は法医学者です。
法で落とし前をつける」
「理屈はそうだ。
犯人を見つけ出して殺しても何も変わらない。
死んだ者は生き返らない。
きれいな花になることもない。
理屈ではな」
・回想で夕希子さんと一緒にいる中堂さん、幸せそうだったのに……彼女の死体の解剖が終わったあと、手を震わせ声を堪えて崩れ落ちるシーン辛すぎる。Lemonは中堂さんの歌だったんだな。
・高瀬の家、キッチンは血まみれでいかにも殺人犯が住む家って感じなのに、部屋にあったアルファベット表は子供が使うような可愛らしいデザインでアンバランスさが不気味。心が子供の頃から成長していないのかも。熱中症はHeatで、首吊り自殺はRopeかSuffocation(窒息)に該当するのかな。
・宍戸が高瀬に協力してたのは記事のネタになるから? 面白そうだから?
・アルファベット表の前で撮った記念写真はいつ使うんだ。あんなの記事に載せたら宍戸も協力していたと思われそうなものだけど……。
・最後に、高瀬の表情が笑顔から真顔に切り替わるところ怖い。中堂さんが殺人を犯さなくてほっとしたけど……高瀬は何を考えてるんだ。
・8年間潜伏していたのに急に犯行を始めた理由も気になる。実はずっと殺人は続けていたけどバレていなかっただけ?
第10話「旅の終わり」
・最終回。
・六郎が宍戸にボツリヌス菌のことを伝えたせいで高瀬が殺人で裁けなくなりそうになったり、週刊ジャーナルと通じていたことを東海林たちに糾弾されるシーンは胃がガリガリキリキリした。良かれと思って行動したことが裏目に出たり仲間からの信頼を失うシーンは本当に嫌だ。
・3話でイヤ〜な感じだった烏田検事とここで手を組む展開も驚いた。こういうお互い嫌いあっているが共通の敵のために一時的に利用し合い、協力する展開、大好きです。
「それはそちらの仕事でしょう!
うちはうちの仕事をきっちりやってるんです。
責任転嫁しないでいただきたい!」
・神倉所長が烏田検事に啖呵を切るシーン、組織の頼れるボスって感じでめちゃくちゃかっこよかった。後で言い過ぎちゃった…って反省してるの神倉さんらしくて萌えた。
「不条理な事件に巻き込まれた人間が
自分の人生を手放して、
同じように不条理なことをしてしまったら
負けなんじゃないんですか!?
中堂さんが負けるのなんて見たくないんです!
私を……私を、絶望させないでください!」
・中堂の殺人を止めたいミコトの懸命な言葉が熱い。
・糀谷夕希子の父の言葉から、土葬されている糀谷夕希子の遺体が解剖できることに気づく神倉所長と東海林。
・1話の12:52~でミコトと東海林が何気なく話してた「アメリカは土葬だから再調査になったらお墓から死体を掘り起こせばいい」ってセリフを最終話で回収してるのめちゃくちゃ気持ち良い!!
「ご遺体を前にしてあるのは、
ただ、命を奪ったという
取り返しのつかない事実だけです。
犯人の気持ちなんて分かりはしないし
あなたのことを理解する必要なんてない。
不幸な生い立ちなんて興味はないし
動機だってどうだっていい」
・ミコトが烏田のように法廷で高瀬を煽るシーンは一気に嘘くさく感じてしまったけどカタルシスがある。ただ、高瀬の側にも彼の孤独に気づいて寄り添って生きてくれる人がいれば、何か変わったかもしれないのにな……と少し悲しくなった。
・最後に1話のメンバーが再集結していつも通り解剖を始めるの良かった……UDIラボでの彼らの日々はこれからも続いていくと言われているようで好きな終わり方。
感想
・クソ面白かった!!
・コロナによる院内感染、仮想通貨、ウェアラブルデバイスを利用した殺人など、2018年の作品なのに要素が今どきって感じなの凄い。
・1話の中で細かい対比を入れ込んだり、次に繋がる伏線を自然に仕込みつつ毎話綺麗にまとまってたり、気持ちの良いどんでん返しを用意していたり……野木亜紀子さんの脚本が個人的に一番凄いなと感じた。
・ゆっくり観るつもりだったのに脚本に力強く手を引かれてあっという間に見てしまった。
・中堂さん、最初はなんだこのクレイジーおじさんは…って思ってたけど、いざという時に頼りになったり、恋人への思いが一途だったり、怒られると子供っぽくなったりなど、どんどん魅力的な要素が増えていって最終的には一番好きなキャラクターになった。7話でのかつてない動きを見せる中堂さんめっちゃ好き。
・今までは普通に聴いていた米津玄師の『Lemon』の歌詞に中堂さんやミコトたちの心情と重なる部分があることがわかって、この曲のことがもっと好きになった。
「親しい人の死に、生きている人はどう向き合うか」ということを改めて考えるいいきっかけになった。
・『MIU404』にアンナチュラルメンバーが出演するらしいので近いうちに観ようと思う。脚本が同じ野木亜紀子さんだったのでこちらも楽しみ。
・好きなアンナチュラルのオフショット
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