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僕とイジメ

いよいよ本格的に「光だと気づいた順に触れる指たち」の稽古が始まって作品の形が見えてきて稽古がとっても楽しい、皆さん本当に器用で素晴らしい方々、あと1ヶ月ほどよろしくお願いします!

さてタイトルが不穏すぎて僕がいじめられっ子だった話でもするのかと思われるが全くそんな事はない。

今思えば中学の頃に週替わりで1人づつ無視されてたのはイジメなのかもしれないけど余りにも短期間だし規則的過ぎだしヒエラルキー関係なく全員に平等に訪れてたので多分イジメでは無いと思う笑

そんな特殊な状況の時に僕はその時に無視されてる人のとまり木みたいな存在だった、何故そうなのかと言えば簡単だ、僕がガンガンに話しかけるからだ。その期間だけ親友の距離感で接してくる僕は傍から見たら相当意味が分からなかったと思う、相手の人もその期間が過ぎれば離れて元のグループに戻っていってたし。

何故そんな謎ムーブを繰り返していたかと言えば幼少期の母の言葉にある。
小2の冬の夜唐突に晩御飯の後にダイニングに集められ母の兄(僕から見たら叔父にあたる)が高校時代イジメられて自殺した話をしはじめた。そうかそりゃイジメは良くないよなと改めて考えてたら衝撃的な言葉を聞かされた。
「だからお母さんヤマトが誰かをイジメてたら殺すからね」
恐らくあえて強めの言葉を選んでイジメに加担しないように言ってたのだろうが小2の僕にとっては余りにも強い文言、それから呪いのようにその言葉を守る為に病的なまでに少数派の人に寄り添うようになった、具体例を言えば4、5人いる場で1人がどう考えたっておかしい意見を言ってる時にその人の肩を持つとか、知り合いが何人もいる場で一番新参の人の横に座って質問を代わりに答えてしまう等結構支障をきたすレベルの行為をしてしまう。
別に全くイジメと言えるような場面では無いのに1対多数の構図があると血の気が引いてしまいせめて2対多数にしようとしてしまう。
たぶん関係ないと思うけど学生時代僕はサッカーをやっていてポジションがCBでカバーリング(守備時に数的不利になっている仲間を助けに行く行動)がとても上手かったのもそれのおかげかもしれない。

これだけ言っといてあれだがあの言葉はただのきっかけの一つに過ぎないとは思う、今までの様々な選択をしてきたのは僕自身だし。
ただきっかけの一つにしても僕の中ではめちゃめちゃバカデカい言葉の一つなのは間違いない。

坂本ヤマト


排気口新作公演『光だと気づいた順に触れる指たち』
【日時】
2024年3月
20日19:00
21日19:00
22日19:00
23日13:00 18:00
24日13:00 17:00 
【料金】
予約3500円・当日4000円
18歳以下は予約・当日共に1000円
【場所】
王子小劇場
予約 https://shibai-engine.net/prism/pc/webform.php?d=2u5sldm8
約95分 途中休憩無し

佐藤佐吉演劇祭2024参加作品
en-geki.com/sakichisai2024/
開場・受付は開演の30分前

作・演 菊地穂波

出演 
佐藤暉 中村ボリ 坂本ヤマト 桂弘 澁川智代 
森川錦 海国りん 山田航大 小川雄気 

演出助手 加茂慶太郎
音響プランナー  Mana-T
音響オペレーター 夢乃屋毒花
照明 中村仁 
照明操作 麗乃
舞台監督 菊地穂波
舞台監督補佐 伊藤セナ


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