排気口のむむむ?今年の冬は・・・。の巻。

 もしかしたらすごく多くの反対意見が寄せられるかもしれないが、ここ最近私が口にして回っているのは「今年の冬は暑い」

 そう今年の冬は暑い。勿論それは夏の様な暑さではない。長袖も長ズボンもコートも羽織る。しかし暑いのだ。思い出して欲しい、去年の今頃の寒さを。ホントに吹けば凍って飛んで行ってしまうような寒風マシマシにんにく野菜多め味濃いめの寒さを。私はその時、『アイワナシーユーアゲイン』という排気口の長編作品の稽古中であったが、出演者やスタッフに繰り返しこう訴えていた「寒さに殺されてしまう!!」下記にその一端が書き記されている。

 そのぐらいバカみたいに寒かった去年に比べると今年の冬は暑い。今も暖房を付けずにTシャツ姿でこの文章を書いている。寒いねなんていいながら、熱燗のあったまる時間の為だけの冷えたハイボールを呑むなんて事もなく、初手ハイボール。なんならキンキンで炭酸強めとお願いするほど。とかく今年の冬は暑い!!暖冬である。そうしてこれからはもっとポカポカしてくる。春の到来はいつもよりも駆け足に。積雪の下で芽吹きを待つ全ての色彩は去年よりもずっと早く貴方を感動させる。

 排気口は3月に新作長編を公演する。佐藤佐吉演劇祭2024年参加である。この演劇祭に参加する他の素晴らしい団体の方々が公演情報を公開しているのを眺めながら非常に焦燥を感じている。何故なら私の遅筆により、毎度の事ながら、この段階で新作長編の全貌は見えていないからだ。タイトルも決まっていないのだ。プロットだけは考えているのだが・・・。

 というのは、というのは、まずは名前のない役者たちに書き下す新作短篇の台本作業があって、それも鋭意難航中で、うわーん!!って感じなんだ。オーライ?もう書けなさ過ぎて急にラフにもなります。

最近というか、今日、山下敦弘監督『リアリズムの宿』を観返した。これがもうホントに素晴らしい映画で、昔から大好きなんだけど、久しぶりに観返して、もうすごく良いじゃん・・・。っとなった。ラストに泊るボロ民宿のチビが下着の通販雑誌をめくってるシーンがとにかく良い。同じつげ義春の映画化である石井輝男監督『ねじ式』は怖くてあんまり観返そうとは思わないのだが・・・。『つげ義春ワールド ゲンセンカン主人』は大昔に観て好きだった記憶がある。石井輝男監督で言えば『盲獣vs一寸法師』は結構好きで折に触れて観返している。

 という訳で今回の排気口noteの大切なポイントは2つ。今年の冬は暑い。そして3月に排気口新作長編&名前のない演劇祭。これだけ覚えれば大丈夫。皆さんの穏やかさを祈っています。

 あ、そうそう、あけおめことよろ。

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