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俳句「剪定」

剪定をせねばせねばと日延べせし

 十数本の庭木でも枝を伐るとけっこうな量になる。家の隣が田んぼで、所有者の農家さんとも親しいので、以前はそこで伐った枝を燃やさせてもらっていた。だが、法律上野焼きは原則禁止のうえ、最近は周囲の田畑もどんどん宅地に変わってきて焚き火をするのも憚られるので、いまは可燃ごみとして出す。当然のことではあるが、ごみ袋に詰めるとなると、長い枝は短く伐らないと入らないし、入り組んだ枝も短く切り分けないと隙間だらけになってしまう。面倒なことこの上ない。ついでに言えば、焼芋もできない。

 それにしても亡き父にばかり剪定を任せてしまったことが悔やまれる。もっと手伝ってやれば良かったと今さらながら思う。

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