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怒り方より叱り方

ご無沙汰。

人に「note共感しました」と何故か言われる事がしばしばあって、更新しようとは思いつつ。今。

そう言ってくる人達、主婦層が多いのよ。

なんで今日はここ最近の子育てについての近況みたいな事を書こうと思う。

ちょっと前にインタビュー受けた時に「子供が生まれた事による影響はありますか?」って聞かれて、
「あるにはあるけど、ないっちゃ無い」と答えたのだが、
まあそれは本当なんだけど。

そもそも俺は「良い親」になろうと思った事が一回もないのね。

何故かと言うと「良い親」が何か分からないから。それに尽きる。

ただ、「良い人」であろうとは心がける様になった。
それは間違いなく変わった事かな。
まずは娘にとって良い人だったら良いかな、みたいな。

って考えていくと基本的に良い人を目指す事になるのよ。

そうだな、「良い人」って人によって定義は色々あると思うんだけど、俺は一言で言うなら「誠実な人」かな。
嘘はつかないとか、人の話をちゃんと聞くとか、人の事を考えるとか。
笑える嘘とかは良いけどね。

いやしかし最近さ、不思議なもんで街とかで自分の子供の年齢ぐらいの子に目が行く様になってるのに気付いて。
赤ちゃんの時は赤ちゃんばっか見てたな、みたいな。

で、うちの子もうすぐ4歳なんだけど、それぐらいかもうちょい上とかになると結構ちゃんと自我が形成されてくるじゃないですか。主張もあるし。

割と自分の意思でいろんな事ができる様になって。

でね、最近立て続けにえげつない怒り方してるお母さんと何人か出会して。

あれね、気持ちは分かるんだけど良くないですよ。
ちょっと生意気な事も言うし、わざといじわるな事したりもある時期なんだと思う。

ただね、そもそも「怒る」と「叱る」って全然違うって事に気付いてない人って結構いて、
で、やられた方って怒られた事より叱られた経験の方がちゃんと残るのね。

例えばよ、親が怒り狂ってブチ切れ回してる姿を見ても「うるせーな」としか正直思わないんですよね。
逆に目を見て静かに真面目に諭される方がよっぽど怖いし、反省もする。と俺は思う。

俺の経験上の話になっちゃうけど、俺の場合は静かに叱られた経験の方が圧倒的に心に残ってるし、二度としないと思い出すたびに誓っている。それぐらい残る。

だから俺も昔、曲で「怒り方より叱り方」ってフレーズ書いたけど、叱り方が上手い人はやっぱ人間的にも凄い人が多いと思う。

とはいえ俺も怒っちゃう時もあるけどね。
なんか多分子供に何か伝えたい時って子供の想像力に訴えかけるのが良いと思うんですよね。

「〇〇ちゃんがほっぽっといたらこのぬいぐるみ悲しい気持ちになると思わない?」みたいな。

「ごはんちゃんと食べなさい!」より
「これ綺麗に全部食べたらママ凄い喜ぶんじゃないかなー」みたいな。

やっぱ子供の頃って特に萎縮させちゃダメだなと思う。
なんか顔色伺って生きる様になっちゃう気がして。

なんかあるじゃん、あっけらかんとしてる子もいれば、なんかどっか自信なさげな子もいて。

だからまあ例えばだけど子供が〇〇になりたいって言った時に「バカ言うなよ、なれるわけないだろ」ってテンションで言うとマジでなれないと思うし、
「良いじゃん、なれるよ」って言えばもしかしたらなれる、かは分からないけど少なくともポジティブにはそれを目指せるとは思うんですよね。

まあそんな事を最近は考えながら、あんまり親と子って言う概念にとらわれずに、
ゆっくりまったり過ごしてますー。

寒いから風邪ひかないようにしてくださいー。

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