5回目のカウンセリング

割と気持ちが落ち着いた状態でのカウンセリング。序盤は最近感じたこと、現実で起こっている一番の問題について。繰り返し犯す過ちについて。孤独で誰かとつながりを渇望していること。アダルトチルドレンの自助グループに参加したこと。最近一人でゆっくり過ごしたいと思うようになったこと。

そして今回は幼少期のトラウマに触れることになり、安心・安全な聖地をイメージし呼吸を整えて5歳の自分に会いにいく。大人の私は5歳の自分に近寄れず、スーパーマンに付き添ってもらい遠目から見守る。

5歳の私は実家の庭で父と野球をする。父がボールを投げてくれて、夢中で力いっぱいバットを振る5歳の自分。とっても嬉しかった思い出だが、庭で父と遊んだ記憶は数少ない。

当時飼っていた白い犬のジョンと庭で遊ぶ5歳の私。ジョンと追いかけっこをしたり、じゃれ合ったり世話をしてあげたり無邪気に過ごす。庭での思い出が走馬灯のようにめぐる。焚火をしたり、近所の人と花見をしたり、竹で作った弓矢をいらなくなった畳へ向けて打ったり。5歳の私にとって庭は安全な遊び場。

それを遠目に見守る大人の私とスーパーマン。家族に冷たくされ傷つく5歳の自分を大人の私が抱きしめる。「大丈夫だよ」「助けてあげるから」と伝えるが警戒された。誰にも助けてもらった経験のない5歳の私としては当然の反応だとカウンセラーが教えてくれる。

続けて「助けてあげるから信じて」「信じていいんだよ」と5歳の私につぶやく。自然と涙があふれる大人の私、生まれて初めて人前で涙を流した。涙をせき止めていた物が無くなりあふれた感じ。

カウンセラーがこの状態に言葉と色と形を付けてと言われ、「私は守られている」オレンジ色した心臓をシンボルとなり「ブー」という声を数回繰り返し印象付ける。

そして呼吸を整えて現実に帰ってくる。今までになく心が静かになっていて、穏やかな心地よさを感じる。これが自律神経の土台である、背側迷走神経と腹側迷走神経が使われている状態とカウンセラーが教えてくれる。

これが私に足りない状態で、この状態を繰り返し定着させていくことがこのカウンセリングの目的。

この背側迷走神経と腹側迷走神経が使われた状態になると、他人にも与える事ができるようになるという。

今回は自分の求めていたカウンセリング体験ができた。癒され穏やかに気持ちがいい。カウンセリング後も余韻にひたっていた。一歩前進したようで希望を感じる。嬉しい。ここまでずっと苦しかった。

次のカウンセリングは2週間後。また報告します。

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