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【徒然】写真の上手くなり方。

写真のテクニックは、磨けばそれなりにしっかりと伸びていくと思う。それは、ちょっとした水平に気をつけることや、適切な光と陰の選択をすることや、有名な写真家の切り取り方を真似することで、わかりやすく上に近づけた気になる。と思う。

ただ、やっぱりそれだけでは足りないものがすごくあって、その場の情景をどれだけありありと鑑賞者に浮かばせるのか、被写体との一瞬の恋をしてもらえるのか、自然と涙を誘えるのか、と言ったことは、ただただ言語化された構図だけでは、いまいち説明がつかないわけだ。

そのために自分になにができるか、それは非常に先ほどとは打って変わって自分の中での戦いになる。自分の表現のどれを選択し、どうした形で世界と向き合い、それを相手に伝えるのか。

写真を介するコミュニケーションのやり方は十人十色で、そこに正解はない。機械や被写体に撮らされていても意味はないし、気持ちだけが先走っても、イメージがついてくるとは限らない。

主体性をもって、今までの自分を疑って、それでもまた前に進んで。真面目に進むなら、道ははるかに困難なものとなるはずだ。

いい写真って、なんだったかなぁ。

サポートして頂けた分は、写真に対する活動全てに充てさせて頂きます。缶コーヒー1本分からの善意への期待を、ここにこっそり記します。