- 運営しているクリエイター
#物語の食べ物・飲み物
A Place to Hang the Moon 与え合い救い合う優しさが導く最高の場所
Kate Albus著、刊行日:2021年2月15日、ジャンル:児童書/歴史フィクション、ページ数:320、対象年齢:小学校中学年から
あらすじ
1940年、ロンドン。ウィリアム、エドマンド、アナの3人は12歳、11歳、9歳の兄弟姉妹。幼くして両親を亡くした3人を(書面上は)保護者として預かっていた祖母が子供達の今後についてなんの手配も残さず亡くなり、3人は財産がありながら大人になるまで一銭も
ホビットたちと一緒に食べて飲んで旅するゲーム、「There and snack again」に挑戦
作家、ジャーナリストなどのお仕事をなさっているネイト・クローリーさんという方が考案したゲーム、「There and snack」をご存知でしょうか。映画にもなっているホビットの冒険の原題『the hobbit there and back again』から名前がつけられたこのゲームは、映画ロードオブザリング三部作を一気に見ながら出てくるものをいっしょに片っ端から食べて飲んでいくというもの。冒頭か
もっとみるAnd then there are none 非常食もごちそうに変わる…かも?
アガサ・クリスティーのAnd then there are none(そして誰もいなくなった)、実は英語の最初のタイトルは人種差別の言葉を含むものであるため、のちに変えられています。義母が持つ古い本はこの改題前のもので、その本をきっかけに『そして誰もいなくなった』の内容であれこれ話していたら、このお話には「牛タンの缶詰」なるものが出てくるではありませんか。
「牛タン?しかも缶詰?」
義母の話も
タムナスさんのお茶会
ナルニア国物語シリーズのひとつ、『ライオンと魔女』に登場するナルニアの森の目印になっているランプポスト。このモデルとなるヴィクトリア時代のガス灯が今も立つ田舎町に、私は住んでいます。C.S. ルイスはこの街の雪の降る夜と109本のガスランプに物語のインスピレーションを得たと言われていて、ルイスの学び舎だった学校、文学仲間と集ったパブもあります。
この街に引っ越してきてから、英語版のこの本を引
食べ物語・飲み物語 「ちょっといい何か」を味わうあそびの法則
あそびの始まり
物語に出てくる食べ物・飲み物がなんだか魅力的に見える人は多いと思います。私もその一人です。物語の食べ物を再現、と言うほどのこともない、ちょっとした「あそび」なんです。主人公がレモネードが特別好きなら、なんだか自分も飲みたくなるし、あの主人公がすきな味…と考えながら飲むと、市販のふつうのレモネードがなんだか特別なものに変化して、楽しくなってくるのです。ずっと前に「お菓子の箱に書い