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25年以上の応援者

【トランタン物語の湯 Vol.2】

「あ!ここに俺載ってるよ」。
水谷さんはポスターを見つけるなり、指差しながら壁に駆け寄りました。

ワーホプレイスとらんたんの壁

「前の会社名かもしれない」。
「え!?これ、いつ!?」。
・・・「そうそう、協賛したんだよ」。

これは、お母さん業界新聞社が30年続けているイベントのポスター。
毎年7月30日、夜7時30分に、『がんばっている自分に、夢に乾杯!』と、
日本全国のお母さんたちが一斉に乾杯する企画です。
日頃、子どものために、家族のためにがんばっているお母さん。
この日くらいは、自分のために乾杯しませんか?と問いかけ、
離れていても、心一つにつながることができるイベントです。

このポスターには開催年が書いていないけれど、「5周年」とあるから、25年前のものでしょう。

水谷さんが「いつ!?」と驚くのも仕方ありません。

水谷さんは、お母さん業界新聞社のインターネット関係をほとんど管理してくれている方。サーバーのトラブルや、ちょっとした相談など、なんでもサポートしてくれる心強い方。
今回、お母さん業界新聞社の移転とともに、大変なサーバーのお引越し、パソコン関係のあれこれを手伝ってもらいました。
感謝!
水谷さんがいなければ、全国のお母さんたちともつながることはできないと言っても過言ではありません。(なんせ、編集長はもちろん、みんなITはチンプンカンプン。男性スタッフの矢吹さんは頼りになりますが、それでは追いつかないほど)

水谷さんからは何人ものお母さんの名前が出てきます。
このポスターを見ていると、当時、お母さん業界新聞に携わっていた方たちの顔と名前が浮かぶそうです。
そうやって、たくさんのお母さんたちが、新聞制作を通じて、子育てを共にしてきたのだなと感じます。

子どもたちの成長と共に、生活スタイルが変わったり、自分自身の仕事をはじめたり、新聞制作から離れていくお母さんたち。

うれしい旅立ちもあったことでしょう。反面、残念なサヨナラも山ほど積み上げて、今のお母さん業界新聞社があるのでしょう。
でも、この新聞が今もずっと続いていることは事実で、たくさんのお母さんたちのおかげさまで、今、読んでいるお母さんたちがいるのです。

「お母さん業界新聞さんと長く続けるコツはね、深入りしないことだよ」。

あっさり笑う水谷さん。
深入りしなくても、強い信頼を築いて25年。
たくさんの出会いと別れを、一番近くで見守ってくれている人なのかもしれません。

あなたのサポートは、お母さんを笑顔にします。 どうか、やさしいお湯を提供くださいませ。