子供・夫にイライラ！ ハハはどうしたらご機嫌に過ごせるか考えた。（２）夫編

１子供編に続き、こちらは、夫へのイライラについて。私たち妻はどうしたら少しでもご機嫌になれるのか……。  

毎日積み上がっていく「なぜ？」と「オイ」。改めて、ご飯の好みも違うし、心地よさの感覚も違う。一緒に動画観ようにも、フェチズムが違いすぎる（うちなんて夫がNBAのゴールシーン集で、妻が立川談志や神田伯山って……お互い何が面白いのか１ミリも分からない）。

子どもみたいに何かアクションすれば素直な結果が返ってくるわけじゃなく、夫婦はもう、「こじらせちゃってる」に近いかも。。。

夫婦関係をアップデートせよ。

「不在がちな夫が、在宅がちになった」。こんな日々が来るなんて。
価値観、働き方、暮らし方のガラガラポンが起こってるいま、夫婦関係にも変革という名のビッグウェーブが来ている。いまこそ、「アップデート」するときなのかもしれない。

とは言えど。リアルには、日々のイライラはもちろん、これまで積み重ねたすれ違いの会話、胸の奥に残っている許せない言動、恨みツラミ…。一旦冷めてしまったものはチンしたって簡単にはアツアツにはならない。。

でも。この人生は一度きり。できれば愉快に生きていきたい。そうだろう？
時を戻そう、ってのは無理だけど、夫婦関係を新しく更新して「なかなかいい形」に持っていくことならできるかもしれない。いやきっとできる…！と信じて、以下、愛と魂ををぶっ込んで書きます。

（夫婦の話だと無限に語れるのでちょっと長くなりますが許して！）

今さら？ 今こそ。 男と女の脳を学ぶ。

夫へのイライラは、ほんの小さな言動から生まれて増幅していく。

なんでそんな言い方するわけ？ この私の状況、見えてて「メシは」って聞いてる？ なんで便座を下げない？！ やることなすこと妻の心を逆なでしてくる。

しかし、夫だって腹の底で妻に対して「なんで？」「なんだそれ」の連続だったりする。実はこれ、どの家庭も同じようなことやってる。しかも全世界で。なぜなら、男と女の「脳の違い」のせいだから。らしいです。

まだ読んでなければ、絶対絶対おすすめしたいこの２冊。
A『話を聞かない男、地図が読めない女』（Kindle版無料！）
B『女の機嫌の直し方』
Aはご存知、往年の大ベストセラー。でも実際読んだ人ってそんな多くないんじゃないでしょうか。BはAI研究者が解き明かした脳科学からの指南書。

うちの夫はこれらを読み「なんでうちの夫婦の会話がそのまま書いてあるんだ？」と驚き、私も、冷蔵庫で目の前にあるものを見つけられないのがうちの夫だけじゃないと知った。
っていうか、こんな大事なこと教わらないでみんな夫婦やってるのか？！無理だろ！って思った。

ABの順で、夫婦二人とも読んでほしいです。どっちか１冊ならBだけど、Aで脳の構造とか学んでおくとBがスッと読める。
Bはタイトルからして、妻から勧められると夫は嫌がりそうですが、いやいや、こう見えて中身は世の夫たちへの理解と同情満載です。妻からすると「ああ！もっとキツく言ってやって！」と歯痒さがあるほど。

どちらも論理的で公正さを持って書かれおり、ビジネス書的な語り口だから断然夫は面白く読める本。妻は眠くなる本。それも、脳のせい。「途中で挫折したら解説してね♡」とお願いしましょう。

なんだよ、脳だったのかよ！

脳の違いのせいだって分かったら、小さなイライラのほとんどは「ハイ出た脳〜」ってなるはずです。

男の脳って基本１つのことしか考えられないし、できないらしい（歯磨きしながら片付けるとかできないらしいよ）。何も考えずぼーっとする時間が大事らしい（女には無理）。想像する力が弱くて、共感が苦手で、謝るのも嫌いなんだって（オイオイ……）。

私はこの本を読む前、夫とちゃんと話したいときには＜男のための前置き＞を入れてから話し始めるって技を編み出しました。

例：「これは自分でもまとまってない話で、話しながら整理したいから、ソリューション提案は最後にお願いね」。
「多少愚痴っぽくなるけど、ただ共感してくれたら元気になるから、叱らないで聞いてね、解決策は考えないでいいから」。など。

数知れないバトルの末に分かったのは
・夫はダラダラ結論のない話が嫌
・すぐ解決ソリューションを差し込んでくる
・私は最後まで聞いて共感してほしい
だったからであります。（今、こういう前置きをすると夫は「苦労かけたね…」と苦笑します。）

しかーし！痛みの末に生み出した秘技だったのに、すでに本にぜんぶ書いてあった。なんだったんだ！あたしの歯ぎしり返せ！って思いました。

脳の違いを学び、すぐ実践できることは？

・男は図が好き。箇条書きが好き。ホワイトボードが好き。
そう、多くの男性が好きなのは、可視化です。（なにそれ）
問題点やお願いごとも、口で言うと面倒くさそうに聞いてるのに、箇条書きにして見せると前のめりぎみに理解を示してくれたりします。（意味不明）
さらにMECE（ミーシーと読むらしい）という妙義まで会得したらばビジネスマンな夫は小躍りして喜ぶでしょう。（女にとってミーシーは何の価値も持たない）

なので、毎日の仕事と子守の分担も、表や図にする。
目的は完全な平等ではなく、可視化です。図になってると謎に男は安心するっぽい。（どんな安心だよ）
あなたが５時間、私は３時間。だけど応援してるからね！という感じが伝われば、お疲れ・ありがとうが自然と出てくることでしょう。

子供との時間も、相当慣れてる夫ならいいですが、「遊んでて」だけだと結局スマホ見てるじゃん！な夫にはザ・箇条書き。「マスト」と「できたら」の優先順位づけも男の大好物。（どんだけ！！）
そしたら「ここまでできたよ」「わーありがとう〜！」ってなることうけあい！単純！

ずっと一緒。が嬉しくなるには、スパイスがひつようだ

一緒に居て嫌じゃなくなるには、要は「もう一度仲良く」なればいい。

いま、ウッてなりました？ 無理ーって思いました？
妻の中に阻むものがあるとしたら、（蓄積された怨念と、※これは後述）「今さらどの面下げて素直になれようか」という抵抗感。わかる…。本当は嫌いなんじゃなくて、もうリームーなのだ。恥ずかしいのだ。拷問にでもかけられない限り「大好き」なんて言えやしない。

でも待って。落ち着いて。男性は過去は忘れて今日を生きています。（子供と一緒だね）だから妻も図々しくいくしかない。

・夫への言葉は精一杯！可愛く！
お願いごとや会話の語尾に♡をつけて言ってみる。「嬉しい♡」「ありがと♡」「すてき♡」。もうコントだと思うしかない。
妻がるんるんしてると男の脳は「俺のおかげだ」と満足するらしいので（嘘だろ？）。

・夫婦で笑える何か。ゲーム対戦とか
お笑いを観るのもいいし、ゲーム対戦で負けた方が皿洗いとか燃えそう。オセロ、マリオカート、ナンジャモンジャ。興奮して不覚にも笑っちゃったとき、凝固してた何かがちょっと溶解しているはず。てゆうか二人でゲームやってる時点でかなりもう仲良し感満点じゃん♡（もうやけっぱちでOK）

・「ムーディ晩酌」で夢を語る青い時間を
お酒やツマミ、音楽や灯りをはじめ、恥ずかしさをむしろ面白がってムード作りができたら最高（ミラーボールとか？）。これを定期的にやることで、ちょっと仲良くなる＆不満が翌月に繰りこされない。 

注意点は、シリアスな話題は一旦封印して、楽しい話、夢の話を。（次の旅はどこへ／最近の感動／会いたい人／もし１億円あったら？などテーマトークもいい）。夫はシリアスな話になると急に寝ます。そういう生き物です。

願わくば、宴もたけなわな頃から、「これからの暮らし方、働き方、理想の子育てとは？」なんて話に自然になったら最高。これぞアップデート。困難な時期、不透明な時代をどう乗り越え幸せになってくか、パートナーとしてのリアルトークだ！マジで惚れ直しちゃうかもYO！

・買い物で生まれる会話もある
家事炊事ができる夫なら、キッチンの大改造や掃除洗濯の効率化改善策って実は女性より考えるのが得意。腕まくりして燃えることでしょう（全却下はやめよう）。壁や床を変えたり、テラスの改造、家具家電の買い替えもいいね。

そうじゃなくても夫婦で盛り上がるお買い物って、きっとあって。ただし男性は妄想が苦手なので、尋ねても出てこないことでしょう。そしたら女の得意な溢れる想像力を使います（苦手なので予算は無視）。

「この中で、もし買ったらアガるものある？」
＜車、自転車、BBQコンロ、薫製マシーン、ミミズコンポスト、ウッドデッキ、ハンモック、ウォーターサーバー、VR、、、＞
夫が興味持ちそうで自分も楽しいもの…届いたら二人で開けて、あーだこーだ言いながら一緒に使えるもの…。無限の想像力。妻の真骨頂はここに。

・触れるための条約
さて脳の話でいうと（しつこい）、女は「共感」と「触れ合い」が無いと生きていけないらしい。すなわち枯れるらしい。（そんな！）

はてさて、夫に、触れてます、か？
（別にそう捉えてもいいが夜の意味ではない）
はい、きっと多くの妻がギクリとしましたね。夫とのソーシャルディスタンス、どんだけ徹底してんねんって話で。そこは密でいっとけって話で。

自分から提案するのもすごく恥ずいですが、断られたりしたらもっと恥ずいですが、おはようの握手、おやすみのハグ……何か決まり事や罰ゲームでもいいんで、夫にフィジカルに触れる機会を持ちましょう。

（いつかTwitterで「コーヒーを淹れてほしいときは優しくハグすることに決めたらQOLめっちゃ上がった」と書いてた旦那さんがいました。そゆことです）。
これ、夫婦のための前に、女に必要で足りてないからって理由で、やったほうが幸せになるっぽい。
そう。ぜんぶ、脳の、せいだ。

ち、な、み、に。
産後から蓄積された怨念が笑顔になる邪魔をしているという妻の皆さんに、鎮魂の方法を書こうかと思ったがマジすぎる話になっちゃうからやめるね（たくさんコメントもらったら書くかも…笑）。
とりあえず、そんなあなたを一回抱きしめさせてくれ。ぎゅうううううううううう。辛かったね。苦しかったね。よく頑張ってきたね。偉いよ！
（夫からもらいたいのは↑なんだよねー。。）

はい、以上ーーー！

ハァ、ハァ、私からの愛、、届きましたか？！
え？またも１つも参考にならなかった？！え？ただ長かった？！
嘘だろベイベ。
これからも研究を続けます精進します。

妻よ、ハハよ、毎日毎日ほんとにお疲れ様！！！
明けない夜はない。溶けない氷はない。
あらゆる手をつかって、自分を鼓舞したり甘やかしたりよしよししながら、乗り越えていこうぜ！
そしていろいろ明けたとき、めちゃくちゃ美味い酒を飲もう！
YOU GO GIRL！

（MIWA）