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子どもと味噌仕込み。発酵で元気をつくろう

今年はおうちでゆっくり過ごす連休となりそうですね。
そんなおうち時間にお味噌仕込み。「時期が違うから」と思いがちですが、寒仕込みにこだわらず、いつでも気軽に作れるものです。子どもと一緒にわいわいとチャレンジしてみてはいかがでしょう。

子どもと味噌仕込み。

毎年恒例の自家用味噌仕込み、2年生の娘にはだいぶお任せできるようになって、いい戦力になってくれています。
「おいしくなーれ」と唱えながら慈しむように糀を混ぜる子供の動作になんだかどっきり。

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今年の年始に観たドキュメンタリー映画『地球交響曲ガイアシンフォニー』での佐藤初女さんの「生活が祈り」という言葉がふと降りてきました。

いろいろ日々考えさせられる現状だけど、この機会に目の前の暮らしのことをいつもより少し丁寧にできたらな、と思います。現実はなかなか慌ただしいものですが、出来ることから👍


《我が家の手前味噌レシピ》

(材料)出来上がり約2キロ分
乾燥大豆 500g
生糀 750g
塩  250g
我が家のお味噌配合はこんな感じです。気負わずトライできる分量から◎

※写真は黒豆ですが、いつもの大豆で大丈夫です。少し贅沢な黒豆味噌も美味しいですよ。
※酵素力の高い生糀がおすすめですが、手に入りやすい乾燥麹でも。乾燥麹の場合はよくほぐして大豆の煮汁で固さを調整してみてくださいね
※塩は海水に含まれるマグネシウムやカルシウムといったミネラル分が残る海水100%の天日海塩がおすすめです

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材料は、大豆、麹、塩の3つだけ。このシンプルな材料が、微生物たちの働きによってうまみ溢れる美味しいお味噌に変化する発酵の神秘に、作るたびに魅せられます♡

(柿右衛門農園さんの黒豆と、いかりみそさんが醸した糀の「黒豆味噌仕込みキット」をうちのお店で販売中です。黒豆で仕込むお味噌も味わい深くて美味しいですよ〜。ご興味ある方はお問い合わせくださいね)


(つくりかた手順)
※大豆はひと晩(18〜24時間くらい)浸水させておきます

大豆を柔らかく潰せる程度に茹でる。親指と小指でつまんで、軽い力で潰せるくらいが目安。お鍋で4〜5時間ほど。圧力鍋があれば圧をかけて15分ほどで簡単です。

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②大きめのボウルや寿司桶があればその中で大豆を潰す。マッシャーも便利です!ボウルなどなければ厚めのビニール袋に入れて空き瓶や手で押しつぶす。←子供の出番です😆
大豆が温かいうちのほうが潰しやすいですが、茹でたては熱いので気をつけて!手で潰す場合は粗熱がとれてから。

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糀と塩を混ぜておいたものと、潰した大豆をよく混ぜる
手で握りながらよく混ぜ合わせる。      
粘土遊びさながらの作業は子供も楽しそうです。

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④よく混ぜ合わさったら、こぶしの大きさくらいの味噌玉を作っていく。ハンバーグのように、空気を抜きながら両手で味噌玉にしていく。
この時に味噌玉がまとまりにくい場合は大豆の茹で汁で硬さを調整。

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⑤焼酎などで拭き消毒した容器に味噌玉を投げ入れていく。一段分入れたら手でギュギュッと押し詰めて空気がなるべく入らないように全部の味噌玉を詰めていく。

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表面をきれいに平らにならし、最後の仕上げ。容器のふちに付いた味噌は焼酎や消毒用アルコールを染み込ませたキッチンペーパーやフキンで拭き取っておく。
カビを防ぐため、ラップを表面にぴったり敷いたあと、重し用の塩(出来上がり味噌重量の3割ほど。2キロのお味噌に対して600gほど。)を端まで敷き詰める。

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重しに使ったお塩は、お味噌が出来上がったらラップごと取り除きます。私は、取り除いた塩は重石用として保存しておいて繰り返し使ってます。ほんのりお味噌色に色付いてますが、お料理にも使えますよ〜。塩で重石をする以外にも、酒粕で蓋をしたり、ラップのうえにチューブのカラシを絞ったり、いろんなやり方があるので、お好みの方法で。
あとは、なるべく温度変化の少ない場所に保管して食べ頃まで熟成させます!

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仕込んだタイミングや配合によって異なりますが、春頃仕込むとだいたい半年くらいで食べられるようになります。今仕込めば、秋ぐらいには愛しい愛しい手前味噌ができますよ〜

一緒に作ったお味噌でお味噌汁。子どもも嬉しそうに飲みます。
どうぞ、おためしください。


<noriko>


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