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母こそ”〇〇心”がないと楽しめないかも

ひとり一泊二日旅に出た理由

先日、高校時代からの友人に誘ってもらい、一緒にBruno Marsのコンサートに行って来ました。家族にはお留守番をお願いして、私一人で長距離バスに乗っての移動、そしてそのまま友人宅に宿泊させてもらう、という独身時代を思い出さずにはいられない自由な旅プランで。


実はコロナ前にも同じコンサートに誘ってもらっていたんです。でもその時は自分にはもったいない、子どもを預けてまで行くべきじゃない、自分にお金をかけれない、そんな風に思って断ったんです。

その後、コロナが世界中で流行してしまい、コンサートどころか実家に帰ることも、友人に会うこともできない、という事態になって。

私、ものすごく後悔したんです。Bruno Marsに会える最後のチャンスだったかもしれないのに、友人と楽しい時間を共に過ごせる貴重な機会だったのに、なんて簡単にそれを手放してしまったんだろう、と。

「なんのために私は生きているのか」落ち込んだあまり、大袈裟に聞こえるかもしれないですがそこまで考えました。自分の楽しみを後回しにして、目の前のやらなければいけないことだけを毎日一生懸命やる。それだけで本当にいいのか?

そして、考えた末に決めました。

自分の気持ちが”やりたい”方向に動いたら、それが世間的に良しとされていないことでも、ダメな理由を並べるのをやめて、それを叶えるために、まず何をしたらいいか考えるようにしよう、と。

そんなことがあったので、今回また友人に声をかけてもらった時には即決で「行きます!」と返信。そこから必要な費用、留守番の体制、家族への説明をどうするか…脳みそ珍しくフル回転させて考え、今回の旅に至ったわけなのです。


即断した頃の私にはなかったもの

とはいえ、子ども3人を家族に託して県外で1泊2日の旅路に着くことは私にとって大きな決断でもあったのですが、今回即決できるようになった自分を振り返ると、あるものが今の自分にはあるな、と思ったんです。

それは
”自分にはその価値がある”と思える自分になっていたこと。いわゆる自尊心と言われるものが持てるようになってきたのではないか、と思ったんです。

もちろん自分に旅費を支払える力がついてきたこともあるけど、沢山仕事でもプラベートでも失敗してきて、自分って本当にダメだな…とおもうこともあったけど、そんな自分でもOKを出せることが増えてきて。

うまくいってないこともあるし、家族には負担もかかるかもしれないけど、
自分が行きたいなら、行ってもいいんじゃない?
と自分に素直にGOサインを出せたんですよね。

母親だからこそ楽しむために必要

あの頃の私と、今の私の違いは”自尊心の有無”だったのではないかと。

「自尊心」の意味・読み
自分の人格を大切にする気持ち。また、自分の思想言動などに自信をもち、他からの干渉を排除する態度。プライド。

デジタル大辞泉より

「自分はそんなに稼いでないから」
「自分にはもったい無いから」
「自分だけ楽しむなんて家族に申し訳ないから」

子育てしていると、そんな風に考えがちだし、それが正しいのかもしれない。だけど、そんな思考のままだったら私は今回の旅には行けなかったし、行ったとしても心から楽しめなかったと思う。

じゃあ自尊の気持ちというのはどうやってつくるのか?と問われたら、私はやっぱりこう答えます。
身体を動かして、”自分と向き合うこと”をひたすら続けること。

本を読むことも、内省することももちろん必要だけれど、私が一番意識して積み重ねて来たことはもう、本当にそれしかないから。

帰宅した家族の反応

自宅に戻ってきた思ったことは、心から楽しめたから、私は心からの「ありがとう」を家族に伝えられたし、お土産話も罪悪感を感じずにできた感じがします。
そして、そんな母や妻の姿を見た家族の反応は、というと、決して”自分だけずるいよね”というネガティブなものではなく、楽しかった記憶を共有し「え、それでそれで?!」まるで一緒に行ったかのように楽しくお土産話を聞いてくれました。(家族は家族で”母不在の週末”を楽しんでいたようです笑)そんな家族の姿を見てホッとしたのと同時に、それまでとは違う感謝の気持ちや、家族のためのモチベーションも湧いてくるような気がしました。

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▽この記事を書いた人


松浦ゆうこ
東京生まれの下町っ子。現役パート保育士。自身の「嘘でしょ...😭」な産後体験から母親の心身ケアの必要性を感じ、バランスボールエクササイズインストラクターに。現在は助産院や支援サークルなどでダンスやバランスボールエクササイズの指導、島田市子育て支援ネットワークの代表を務める。ダンスと読書とBTSが大好きな10歳、9歳、4歳児の母。

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