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シンプルな幸福感を感じられなくなった私は傲慢でワガママ?


こちらの写真はちょうど1年くらい前。結婚・出産を経て、母親になってから初めてのステージで(おそらく15年ぶりくらいだとおもう)踊った時の写真。
この時ってもう”踊る”以前に、我が子から離れて自分の身支度に集中したり、振り付けや、立ち位置を全力で覚えることに集中できる、というそれまでの日常には全くないことばかりできる環境、機会でもあったのでそれだけで正直、浮かれていました。

ステージに立てることだけで「嬉しい、楽しい、幸せだ〜!」って。


あれから1年ほど経ち。先日、静岡のグランシップの大きいホール、あの時と同じステージに立って踊って来ました。

この1年間のなかでステージに立つ機会が数回あったこともあり、ステージに立つことへの緊張感は少なくなったんです。それはまぁ想定できることだったのです。が!!ある気持ちも少なくなっていることに最近気が付いたんです。それは
ステージに立てただけで感じられた喜び!

1年前は確かに感じられた”ステージに立てるだけで感じられる幸福感”を私は感じられなくなっていることに気が付いてしまいました。しかもそれに加えて新しく湧いてきた感情がありまして…。それは”悔しさ”だったんです。


ワガママで傲慢になってしまった?

1年前はシンプルにステージに立てるだけで感じられたはずの”喜び”がなぜか”悔しい”、というネガティブな感情になってしまった。そのことに気が付いてから私はそんな自分をどこかで”幸せな環境に慣れてしまったが故に、自分は傲慢でワガママになってしまったのだ”と批判していました。ステージに立てるだけで喜びを感じられていた純粋な自分にはもう戻れないのだろうか…と。

でもね、そんな自分の感情にしっかり向き合ってみると”喜びを感じない”わけじゃない。ただ”上手に踊れなかった。それが悔しい”のだということに気が付いたんです。

”もっと自分は上手に踊れたはず”という期待を自分にしていて、それが実現できなかったことが悔しかったんですよね。

過去には自分にしていなかった期待を現在の私はするようになっていた。このことに気が付いたらすっごくホッとしたんです。あー幸せな環境に慣れて当たり前になって幸福感が感じられない超ワガママ女になったわけじゃなかったのかもー!って(笑)

”悔しさ”は”伸びしろ”の可能性をもっている

この一件から自分が悔しい、と感じることには”もっと良くなりたい、よくなれるはず”という希望を少なからず持っていることがわかってきました。ある意味それらは全て”自分の伸びしろ”を見ていることだ、と。

でも子育てしていると”悔しさ”って疎遠になりませんか?

「仕事で自分の伝えたいことがうまく伝わらなくてもどかしい〜!」

「家族が全然こっちの思ったように動いてくれなくて腹立たしい〜!」

そういう感情は起こりやすいけれど、時間が経ってからじわじわ悔しさを感じることって少ないように思うんです。いや、これは私だけかもしれない。

私は日頃そんな感情ばかりポンポン出てくるので、日常生活で全然悔しさを感じる機会がない。つまり私は自分の子育てに関しては全く!伸びしろがないんだなぁって思っています(笑)

だからせめて大好きなダンスだけは悔しさを感じたら「自分の伸びしろ感じてるわ〜私」って受け止めていたいな、と思ったのでした。

こういう経験や体験ができるのも、仲間がいるから。産後に「もう二度とステージになんて立てないのだ」と絶望した時もあったけど、こんな仲間に出会えたのは、やっぱり自分の軸をぶらさないで生活していたからだなぁ、といま振り返ると思います。これからも一緒に切磋琢磨できる関係でいられたらいいなぁ。みんないつもありがとう!


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▽この記事を書いた人

松浦ゆうこ
東京生まれの下町っ子。現役パート保育士。自身の「嘘でしょ...😭」な産後体験から母親の心身ケアの必要性を感じ、バランスボールエクササイズインストラクターに。現在は助産院や支援サークルなどでダンスやバランスボールエクササイズの指導、島田市子育て支援ネットワークの代表を務める。ダンスと読書とBTSが大好きな10歳、9歳、4歳児の母。

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