「あんまり誰かを崇拝したら、本当の自由は、得られないんだぜ。本当さ。僕、知ってんだ。」ースナフキンの名言集ー
部屋が汚くていつも洋服やゴミが床に落ちているのが当たり前だった。 外は明るいのに遮光カーテンをしていて隙間から太陽の光が細く差し込んでいる。 私の髪や着ている服には、すっかりタバコの匂いが染みついていて、嫌なはずなのに平常心を保っている自分がいる。 床に敷かれた冷たい煎餅布団に寝そべりながら、手に届く範囲の床に落ちている紙切れをしばらく見つめ、人差し指でその紙を床に押し付けながら自分の近くにスライドさせてみた。見てみるとコンビニのレシートだった。 隣で寝ている彼はまだ
今月で退職される先輩が、社内で何人かと話している。 「遠藤さん、この仕事辞めたら次は何されるんですか？」 「アタシねぇ、1年間凍ることにしたんだ。」 ん、なんだそれ。聞いたことないぞ。 「すみません、どういうことですかそれ？」 後輩の馬場は食いつくようにして訪ねた。 「だから、1年間凍ることにした。しらないの？そいうプログラムがあるんだよ。もうこんな毎日毎日働くのはうんざりなんだ。だから1年間だけ、寒くて辛くて苦しい思いをして耐えるの。そうしたらアタシの人生この先
友人が私のために誕生日会を開いてくれた。 オシャレな料理を囲み、お酒を飲んで、気づくといつものように楽しい飲み会になっていた。 貸切のレストランでは東京タワーの夜景が綺麗に見えている。 12時を過ぎ、私は26歳の誕生日を迎えた。 もう夜も遅くなり、最後、私は店を出る前にトイレに入った。 お酒に酔ったせいか、急に視界がぼやけ、そこから出られなくなりしばらくうずくまっていた。 30分くらい経ったのだろうか。 だいぶ待たせてしまったが、先に帰っていいとLINEでなおきに
土のなか 夢見し空も 足るを知る
美の価値は相対評価でもあるので、イケメンや美女は、そうじゃない人のおかげでチヤホヤされているんだ。
