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一番心に残っている出来事

父が帰ってきた。
「○○ちゃん、今日はなにして遊んでたの?」
いつも聞いてくれる。
そしたら毎日、なにかしら、答えている。

「やきいもをたべたよ」
「DVDみたよ」
「公園行ったよ」
などだ。

今日は
「ブランコどおぞ、したからママがぎゅーってしてくれた。ぎゅーってして抱っこしてくるくるーってしてくれた。」
とこたえた。

びっくりした。
公園に行ったことでも、そのあとに買い物に行って好きなカートに乗れたことでも、キッチンカーのクレープを食べたことでもなかった。

*****

今日公園に行ってブランコに乗った。すると娘と同級生くらいの女の子と、そのお姉ちゃんの姉妹がパパと一緒に遊びにきた。2つのブランコを娘と私が乗っていたのだが、私は降りて娘のブランコを押した。すると、待っていたとばかりに女の子が駆け寄ってきた。娘は「どうぞ」ができない。ゆずることができない。さほど楽しくもないし、興味がなくなったものでも、人が欲しがろうとすればもうゆずれない。ちょっと曲がった性格なのです。
妹のほうに、「何歳ですか?」と聞くと「3歳です。」とこたえる。姉妹は1つのブランコを交互に「どうぞ」とゆずり使っていた。同じ3歳だと知った娘は次の瞬間、

「どうぞ!」

と言った。(貸してとは言われていないが、笑)

「ちゃんとどうぞできたねー!えらかったねー!よしよしよしよし!」と大袈裟に褒めてみせた。どうかお友達と仲良く譲りあって遊べますように、と。

「○○ちゃん、どうぞできたよ。3歳だもん。」と得意げに笑ってみせた。

同い年の女の子が嫌がらずにゆずる姿をみて、わたしもこのままじゃいけないと悟ったのかもしれない。

ただ、今日の娘の1番の嬉しかった出来事は「ブランコを譲れたこと」ではなかった。そのあと、「母にだっこしてもらって褒めてもらえたこと」だった。まだまだ3歳、単純でとてもかわいい。もっともっと褒めてあげよう。もっともっと嬉しい顔をしてにこにこして過ごしていかなければなーと感じた出来事でした。

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