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Happy New Yellを見た感想 シンデレラガールズが全てを破壊する

はい、もちろん見ました。久しぶりにシンデレラガールズ単体のライブ、ということでめっちゃわくわくしながら期待していたんですが、相変わらずの大盤振る舞い感というか、「久しぶり!いろいろ思い出せた?じゃあ、さよなら」みたいなセットリストで、本当に容赦が無くて終わった後灰になっていました。ありがとうございました。

セットリストなどは以下から見られるので是非ご覧下さい。

いつも通り、個人的に印象的だったポイントをピックアップしていきます。

声が出せないことを意識しつつ意識していないライブ

今回のライブは(もともとは)無発声ライブかつ配信ライブと言うことで、配信でも十分楽しめるような演出・工夫がちりばめられていました。一番の目玉はやはり配信側のコメント・ペンライトがライブ会場のLEDビジョン反映。配信側ではコメントはもちろん、謎の技術で画面下に色切り替えができるペンライトが実装されていて、コメントの内容やペンライトの色の内容がライブ会場のLEDビジョンに反映されるというなかなかとち狂ったものが実装されていました。ライブでしか体感できない相互の緩いつながり・応援をなんとしても再現するんだという強い執念が感じられてましたね。

また、24Magicでも評判が良かったAR演出は今回ライブ中でこれでもかと言うぐらい出てきて素晴らしかったです(ちょっと多過ぎ&写しすぎ感はありますが)。場の雰囲気って照明でも十分変わると思っていましたけど、やっぱARで出てくるとレベルが違いますね。その場にいてもいなくても楽しめるように関係各所の皆様が頑張ってくれたんだなぁ、と思うと、本当に感謝しかありません。

これがAR演出に関しての言及だってのがおかしいよな、こうなっちゃうのがシンデレラガールズってコンテンツで、やっぱりたのしいなぁと思います。

と、ここまで演出周りをべた褒めしていたわけですが、一方である種殺意を感じる部分がセットリストには存在していました。具体的にはこの辺。

25. 初日はOTAHEN アンセム、2日目はオタク is LOVE!(Long Intro Ver.)
26. 絶対特権主張しますっ!(Long Intro Ver.)
27. 情熱ファンファンファーレ
28. GOIN'!!!(Long Intro Ver.)
29. Wish you Happiness!!(Long Intro Ver.)

いわゆるコール曲といいますか、ライブで声を出すことを前提で作曲されたであろうノリノリバリバリのオタクが大喜びする曲が後半にアホかと言いたくなるぐらい大量に存在していて、これが現地で聞けていたら悶絶していたのではないかというぐらいの内容でもありました。

心情としては以下動画の有名な指名手配シーン。

マジでJUNGOが容赦無かった。こいつ捕まえた方がいいよ。逮捕だ逮捕。絶対特権からの流れが完全に歌詞通り宣戦布告。超えたらダメな一線を越えろというのかこいつは。客側のレギュレーション違反を狙った退場RTAか?お前ら、声が出せなくてもやれるよな?とでも言いたげな内容には本当にアホかと思いました。実際Twitterでは「家でよかった」という声がちらほら上がっていて笑いました。

ソロ曲初披露

各アイドルのソロ曲のエモさが爆発しまくるライブでした。大体こういう曲って、アイドルやアイドルが好きな人たちがいて、その人たちが報われているんだよなぁってエモくなりながらペンライトを振って慈愛みたいな顔で見ているのが自分の中の鑑賞スタイルだったんです。が、今回は無理。泣いた。耐えられなかった。自分が周年ライブ初出演から見ていたアイドル・演者さんがソロ曲を一人でステージ上で歌っているという事実だけで、いろんなものがフラッシュバックしてきちゃって。「こんなに立派になって」という親心に近いきもちと、純粋にアイドルが歌ってくれているという気持ちと、なんかそういうのがぐるぐるして感情が終わりました。

あと、演出がどれもにくい。やっぱりJUNGOは指名手配犯なだけある。あいつ捕まえないと日本中に情緒不安定なオタクが量産される。喜多見柚にソロ曲を一人で歌わせるな、息が止まって窒息したぞ。ぼくは、上条春菜さんと長島光那さんが好きです。ありがとう、本当にありがとう。そして喜多日菜子、軽率に世界を滅亡させるな、最高でした。その後藤原肇は世界を再生させるな。

シンデレラガールズが全てを破壊する

以下、ポエムです。この記事のタイトルにも「破壊」という言葉を選びました。本当に今回のライブはいろんなものをぶっ壊してくれたと思います。それは人によっては違うんでしょうけど、個人的には以下

・ご時世柄生じる鬱屈とした雰囲気
・こんなご時世でもこんなに楽しいライブはできないという固定観念
・配信でも現地のライブに影響を与えることはできないという固定観念
・世界(世界滅亡 or KISS)
・なんだか年が明けた気がしない感

たくさんのものをぶっ壊してくれたと思います。

ずっとライブがなくて、そりゃどうしようもないよなこんな時勢じゃって思ってたし、そんななかでイベントの告知があってむちゃくちゃ喜んで、現地のチケットも取って毎日楽しみにしていたんだけど、配信だけになっちゃって。正直、だったら最初から発表しないでほしかったなぁとか、ネガティブなことたくさん考えちゃって落ち込んで、なんならやけ酒とかしていたんですよ。でも、もうそういうの全部忘れちゃうぐらいに楽しかったです。個性豊かなアイドルたちがステージで大暴れするのを見ていると、やっぱりこれは形が変わろうが間違いなくシンデレラガールズのライブなんだって実感できました。

配信だけとはいえ、開催自体には当然リスクがあったと思うんですが、それでもやってくれたこと、そしてその結果としていろんなものをぶっ壊してくれたことに本当に感謝したいです。これがなかったら私の2021年は始まっていなかった気がします。本当に幸せな時間でした。ありがとうございました。

また、こうはいいつつも、やっぱり現地でのライブ参加がしたいと思うようになってしまいました。やっぱり、俺はオタクと一緒に声出したいし、曲のイントロで変な声出しちゃいたいし、演者さんが生で作った音や声を聞きたいなって思いました。そうなるのはいつか分からないですけど、それまで生き延びて、またみんなでライブ行きたいなって思います。これ読んでるオタクもご自愛ください。命を大事に。まだ時間はあるぞ。

次回開催が、配信なのか現地なのか、そもそもやるのかも分かりませんが、でも言えるのは、楽しみです。どんな形でもきっとシンデレラガールズならやってくれるんだって、改めて信じることができるライブでした。ひょっとしたら2022年かも2023年かもしれないですが、それまで生きて楽しみに待っていたいと思います。



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