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桜の森の満開の下


土曜日は友人と王子駅で待ち合わせをして、飛鳥山公園でお花見をした。王子駅近くのスーパーで缶ビールとつまみを買い込み、小高い丘の上を拠点として、友人が持ってきてくれたレジャーシートを敷いた。頭上ではこれでもかと桜が咲き乱れていた。
今まで何度かお花見をしたことがあるけど、いつも五分咲きとか散り始めている状態のお花見で、どっかりと腰を据えて満開の桜の下でお花見をするのははじめてだった。それと、友人とは長い付き合いになるけど2人でお花見をしたのもはじめてだった。友人とは、ここ最近起こったこと、大学時代のことなど、吹けば飛ぶ砂のような、明日には残らない爽やかで淀みのない透き通った、まるで中身のないお話しをしてめちゃ楽しかった。笑うたびに本麒麟の缶があいていった。君やお前やあいつやあの子は元気だろうかと、長い間会っていない人たちもお話しに登場した。君やお前やあいつはあの子は元気だろうか。
記念にいっしょに写真を撮ろうと、インカメラにして写真を撮ったが、インカメラし慣れてないのと、被写体が中年2人という、バックの美しい桜とはかけ離れたぼくらが浮き彫りになってしまった記念写真が撮れた。

久しぶりに会った友人と馬鹿話をして、めちゃ楽しい時間が軽やかに過ぎていった。お花見のあと、前から気になっていた飲み屋さんへ行き、ここもまた非常にいいお店だった。しかしその数時間後に悲劇が起こるのだが、このお話しはもう少し時間が過ぎてから書くか、このまま書かない方がよいのかもしれない。厳密にいえばまだその悲劇は続いているので、お話しに昇華しきれていない。

4月になった。穏やかに過ごしていきたい。

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