高齢化時代の膝の痛みに対して効果的、なおかつ自分でできる運動療法
どうもこんにちは
今回は膝の運動についてうんちくを垂れようと思います
今回は運動でけがをした場合は除きます
あくまで60代や70代の方のための運動です
当院ではよく膝の痛みの施術もしますが、膝の中身がおかしくなっていない場合や変形が軽度な場合は運動療法も行っております
とくに膝が曲がらない、伸びない場合のケースは時間を要しますが、それなりに動くようになるケースが多いです
やはり筋力が落ちていった際に、関節自体に負担をかけ変形が起きてくるといったケースが多いですね
しかもかかりつけの整形外科医から「年齢が~」といわれて、妙に納得してしまっている方がとても多く見受けられます
「年齢が~」っていうのは、言いやすいですしね
「年齢が~」といわれると、聞く方も膝をあきらめる理由になるようなのです
僕は「年齢が~」といわれても、あきらめる理由にはならないと思うんです
というより、自分の体ですしあきらめたくないとは思いませんか?
なので、あきらめないための対抗手段として「運動療法」を推します
これまでの施術の結果で、変形性膝関節症の方はある動きをするときの筋力がかなり落ちていることがわかってきました
これは僕の経験の話で、地域差があるかもしれません
参考までにしてください
では、発表します!
高齢で変形性関節症になった方の最適な筋力アップの方法とは‥‥
この動き!ジャジャン
この足を上げる動きです(イラストACさんより)
こんなの知ってるよ!むしろやってるよ!という方がそれなりにいると思います
しかし、伸ばしきっている方はどれだけいるのでしょうか
どこの筋力が落ちているのか、実際膝の痛い患者さんに協力してもらって調べたことがあるんです
その結果
伸ばしきるラスト5度の力が極端に弱くなり、伸ばしきれなくなっていることが多いようだとわかりました
ほんの100件ちょっとの検査結果の話なので参考までにどうぞ
1000~5000件くらいあればもっと確実な情報なんですけどね
そしてこの動きが弱くなることで、歩行時の着地に影響が出ているようです
膝ってよく見ていると、足が着地するときにブレるんですよね
その結果をもとに、膝の痛みを抱える患者さんにこの部分の筋トレを実際やっていただいたんです
100件ぐらいやっているとは思いますが、この弱くなった膝の部分の筋トレを2週間してもらうと、かなりの確率で痛みが取れてくることがわかりました
簡単なのに結構効果出るの早いです
ただしっかり伸ばすだけです
この膝を伸ばす運動をしている方、または指導されている方は
しっかりと膝を伸ばしているか確認してくださいね!
簡単なので、チェックの仕方とともにやり方も載せておきます
2週間はこの筋トレをしっかりとくださいね!
チェックの仕方
まず膝を90度くらいに曲げます
手で押さえながら、膝を伸ばしてもらいます
伸ばしきる直前に力が入らなくなればアウト!
抑えてても伸ばし切れれば問題なし!
(ひざの関節がもともと伸びきらない人の場合はあまり参考になりません)
筋トレの仕方は
しっかりと足を延ばしきる、という形が大事です
一日両足一緒に20回×3セットくらいでいいと思います
当たり前だと思ったそこのあなた!
それは人の動きをよく見てない証拠ですよ
はっきり言ってほとんどの人が完全に伸ばしきってません!(2度目)
この伸ばしきる筋トレを、はぐるま堂では「ラスト5度の筋トレ」と呼んでいますw
状況的に膝の痛みがどの程度かわからないのでアドバイスしずらいですが、あまり曲げ伸ばしに痛みが出る場合はやめた方がいいです
軽度の痛みで、歩行痛のみでしたらこれだけでも改善する可能性高いですから、ぜひお試しください
ご相談等なども受け付けています!
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