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型にはめられた学生生活からの解放

今から振り返ると、高校を卒業するまではずっと檻の中でしか動けないような息苦しい毎日だった気がする。


私から見た学校生活は、毎日決まった時間に授業を聞き、例年通りの何かに向けて部活をしたり学祭などのイベントをする。大学入試を乗り越えることをゴールと設定した型にはめ込まれ、その中で生活するというものである。

私は非常に単純で従順な人間だったので、自分に合わなくて息苦しいその型の中で懸命に過ごした。
教師や周囲の人たちが教えてくれる「この型の中での正解」を、まちがえないように、細心の注意を払ってやっていた。

大学生になってからはどうだろうか。

私が卒業した大学では、ある程度の型は残っているものの、やるべき必須項目は格段に減り、自由に行動し勉強していい幅が広がった。
(教育や国家資格をとるための学部はこれには当てはまらないと思われる)

自由に勉強できるようになると、自分でゴールを決めることができる。そして、決められた方法ではなく、自分が心地よいと思うやり方でゴールに向かっていいことに気づくようになった。

もともと気づいている人には当たり前に感じるかもしれないが、私は今でも、檻の中の生活で染みついた習慣が抜けず、窮屈なやり方で物事に取り組もうとしてしまうことがたくさんある。
その度に、こう自分に声をかける。


「どんなやり方でもいいんだよ。もっと自由に考えてごらん」


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