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積ん読を解消するたった一つの方法を教えます

 こんにちは、はぐれです。

 Kindleでも紙でも、とにかく買うだけで読んでいない本が、いつの間にか山積みになっていませんか。
 恥ずかしがらなくてもいいし、勿体ないとも思わないでください。これは人類にはよくある事なのです。

 しかし、どうしてこうなったと思いますか? 最初はそれを、ちゃんと読むつもりで買いましたよね。いつから我々は、本を積んでしまってもよいと思うようになったのでしょう。

 それはきっと、『積ん読』と言うポップなワードがあるおかげです。この言葉によって我々は、『積んじゃってもいいんだ』と言うマインドを獲得してしまった。しかし、断じてよくありません。業界は潤いますが、あなた個人の経験で言えば、お金と時空間を無駄に消費しただけ。

 当たり前ですが、お金は無駄にしないのが一番。特に、購読や料金プランという、金を食い続けるシステムが常套化された現代。出費はしっかりと把握しておかねば危険です。

 じゃあ、『積ん読』を解決するたった一つの方法とは? 
 ……いや。方法それ自体は、聡明なあなたには分かっているはず。

 そう、読むことです。
 しかし、今ここで『読め』と言っても、きっとあなたは読まない。あるいは、ちょっと読んでからいつものマインドに戻る。

 でも、それは当たり前の話です。考えてみてください。だってあなたは、『読めばいい』のを分かっていて、これまで積ん読してきたのですから。

 あなたはズルく、そして自分に甘い。
 そう、甘いのです。あなたという人間は、本能的な欲求、つまり『寝たい食べたい酒池肉林で裸体を晒し、獣どもに貪られたいfeat.小便を流しながら』という猿畜生にもあるような低次の欲に、それはもう信じられないくらい甘い。言ってみれば、小便タレの甘っタレなんです。

 そんなあなた、いえ、間違えました。そんなテメエみたいな下郎が、埒内の方法で『積ん読』という人類規模の問題を解消できると、本気でそう思っておられます? 

 俺はその答えを知っている。出来ません。絶対に出来ません。10000パーセントできません。何故ならあなたはサルだから。東京五輪は開催できたとしても、あなたは一冊の本も読めません。何故ならあなたがカスだからです。

「いきなり何だ」とか「で、方法は?」みたいな反論が今、胸の中に湧き起こっていますか?

 そこでお願いがあります。ゲボカス級戦艦のフラッグシップ如きがどうか僕に意見をほざかないでください。船員のセーラー服の繊維の隅々にまでゲボの臭気を染み込ませているテメェらと私とでは、そもそも対等では御座いません。

 当然のことを説明すれば、『テメェが下、私が上』です。あ、ご存じでしたか?

 そして今ここでどう言い訳しても、あなたは本という誰かの知性の結晶体を、明らかな安価で買ったにも拘らず、読むくらいの努力もしない豚。その癖こんな所でインターネットの雑草だけはたらふく食って、立派な一本糞をするという信じられない豚野郎です。

 そんな何も生産しない木偶が、他人様、ましてや俺に苛立つなんて事はもう、あってはならぬことですよ。そんな暇があれば本の目次でも読んでみてください。

 あと、『Netflixに契約したけど全然見てないや』とか日頃からほざいてる馬鹿者ども、まったくもって同じだからな。その似合わねえセーラー服に目を通しやがれ。テメエらはもう、十把一絡げでゲボカス船団のクルーなんだよ。
 いいですか、あなた方の人生というのは吐瀉物に満ちた海だ。比喩じゃなく、マジモンのゲロ。荒波も無ければ満ち引きも無い、ただ純然たるシケのゲロが最期まで続く海。その上でなんとなく揺られ、酒に酔ってはゲロを吐き、飯を食ってはゲロを吐き、性欲を満たしてはゲロを吐く、これを繰り返し続けるループ。これこそがテメエらの生涯の全てだと理解しろ。自分で買った本も読めない人間の生なんてそんなもんですよ。

 いいか、もう一度だけ言ってやる。

 本を開けろ。

――ゲボカス船団、船長より

 

 ”海”が、キミを待つ。

(終)

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