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「話を聞くのが苦手…」判断の保留をしたことで見ることができた人の光【イベントレポート前編】

こんにちは。株式会社はぐくむメディアチームのみさきです。

今回は、コーチングスクール Basic8期に通ってくれた、田中未桜(みお)さん、小金沢蒼士(そーし)さんの対談イベント「コーチングを学んだことで”変態”し続けられた理由とは?」のレポート前編をお届けしたいと思います!

変態とは、内側の意識と行動が変化していく”サナギがチョウに変わるような状態”のこと。(引用:https://mushashugyo.jp/about/)

本記事では、コーチングを学んだことによる彼らの変態を紹介していきます。

前編では、「話を聞くのが苦手…」と感じていたみおの体験談を聴いていきたいなと思います。同じように悩んでいる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

話を聞くのが苦手と感じている方や、コーチングが気になっている大学生・社会人の皆さん必見です。

みおのプロフィール

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田中未桜(みお)さん
元(株)旅武者人事。実地を踏むことを大切にしながら、インドやパキスタンを学ぶ東京の大学4年生。大学2年次に海外ビジネス武者修行プログラムに参加。その後、(株)旅武者にて営業インターンを開始。地域統括、企画営業、人事などを体験し、人に対して誠実で在ることや勇気をもって決断することに向き合う。
家族の在り方や、幸せな最期が今一番大切にしたいテーマ。絶賛模索中。


人の話を聞くのが苦手だった

みお#1


――さっそく、よろしくおねがいします!
コーチングスクールに入るというきっかけから聞いてみたいなと思ってますが…。

みお:きっかけは、普通に人の話を聞くのが苦手だったからです。(笑)

――そうなんですね!

みお:特に自分がリーダーをする時に、なかなか人の意見を取り入れたり、聴いてあげることができませんでした。自分が自分本位で突っ走ったり、思い込みで進めるみたいなところがあると自分のことを振り返って思っていて、そこをどうにかしたかったというのが1番大きな理由です。コーチング学んだらもっと人の言ってることを聴けるようになるんじゃないかな…みたいな。そういう軽い気持ちだったかな。

あとは、コーチングをやってもらったこともたくさんあって、コーチングのような人とのコミュニケーションの取り方ができるようになったら、もっと人と深く繋がれる感覚を味わえるんじゃないか、と期待していました。人間関係を良くしたいというのも1つの理由だったかなと思います。

――なるほど。以前の人の関わり方はどんな感じだったんでしょう?

みお:そうだな…。弱いところが見せられないとか、「こうあらねば認められない」みたいなのが強くありました。人からよく言われたのは、「踏み込めないところがある」のような。一定までは見せるんだけど、そこから先を見せてくれない。これをすごく寂しく思ってると言われることもあって。

――なるほど。踏み込ませられない自分の中での「弱み」とか、自分の中で悩んでいることを開示できなかったのはどうしてだったんですか?

みお:うーん。何かすごい背負う癖があるので、別に誰もそんなこと私に期待してはいないと思うんですけど。自分が役職もらったんだったら、こういう振る舞いをした方がいいとか。大きな船を任されたみたいに自分で自分のことを追いこんでたので、やらなかったら船が沈没しちゃうんじゃないか。そういう気持ちをずっと抱えていて。

大丈夫だよって思わせたいし、心配されたくなかった。そういう傾向はすごいあったと思います。

――みおの中で、不安定なことを開示すると船が沈んじゃう感覚があったんだね。

みお:めちゃめちゃありますね。極端な話、生きていかれないぐらいの気持ちでもある。そこに居場所がない感じを私は抱いてしまう。求められていることをちゃんとできてる自分でいたいし。できてないことを言いたくもないし。思い込みなんですけど、ありましたね。

判断を保留してわかったこと

――ありがとう。みおは「人の話を聞くのが苦手だった」っていうところがあると思うんだけど。コーチングスクールに通う中で、どうやったらもっと人の話を聞けるようになるのかなあっていう気づきはあった?

みお:コーチングスクール通ってから気づいたことなんですけど、私、人のことを判断しちゃう人間なんですよ。って、ここで開示するのあれなんですけど…本当に人のこと判断しちゃうんですよね。この人は凄いと思ったらもうすごいとしか思えないし、この人が言ってる事は正しいと思ったら正しいとしか思えないし。逆にこの人が話してるから、その話は嘘っぽいなって思っちゃったりとか。

物事を進めるとなった時も、例えば自分が正しいと思っていたら、それでやっちゃったら良いって結論思ってしまう。そこに上手く焦点が合うように話をもってっちゃったりとか、そういう癖がすごいついてたなっていうのをコーチングスクール入ってから自覚するようになりました。1番変わったのはそこの部分だと思います。

――みお中でジャッジする癖があって、そこから相手の話が聞けなくなってくるのかなと伝わってきた。気づきを経て、相手の話を聞くためにどういう風にしていけたらいいなって思うようになった?

みお:コーチングスクールの初めての授業で「判断を保留する」ということを教わったんですけど、その時に、「うわぁ、自分すごいゲスい人間だな」ってまず自覚した。(笑) 
今まで話を聞いてこれない理由はここにあったんだなってすごい腑に落ちた
んですよね。

そこからコーチングの練習をする時は、一旦その場だけは判断しないで聴こうということをやってきたんですが、そうすると話が聞けて、人のことを素直に「素敵だな」って思えました。本当に人の話を聴くのが面白いなと思った。判断を保留して聞くのってすごく素敵なことだなって、とても実感しました。

――うん。いいね。ゲスいっていう表現があったんですけど(笑) 個人的にはナチュラルなことで
もあるんじゃないかなと。
判断する思考の癖を自覚して、改めて手放すことで相手の良さに気づけたり、素敵だなと思えるようになった体験だったのかなと聞いてて思いました。

コーチングで知った人の光

みお#2


たじ:実際にコーチングスクールに通って変化したことがあれば、ぜひ話してもらえたらいいなと思っています。

みお:はい。変化はさっき言った私が人のことを判断してるみたいなことを自覚したっていうところが大きいです。その他には、人の光に目を向けるという話はすごい印象的で、それを今は意識的にやるようになりました。それは、自分の中の変化として持っている部分ですね。

――うんうん。なるほどね。どうして人の光に、もっと目を向けていこうと思ったのかな?

みお:自分は人のなんか良くないこととか、闇暗い部分に目が向く人間だなって思っていたのですが、「意外とできる時もあるな」って思ったからです。やってみたら、心の底から人に対して「すごい!」とか「素敵だな」って思える瞬間が自分の中にあるということを知れました。

特に本当にコーチングをやるようになってから、「この人、生きてるだけでめっちゃ輝いてる」と思えたりとか。それが、私の中で大きな変化だなと思います。

――うんうん。みおは、人の闇の部分が目に向く人間だったと言っていたけれど、そこから光に目を向けられるようになったのは、どうしてなんだろう。

みお:最初は意識してやってたからかなと思いますね。判断したり、悪い点を見つけようとしちゃうところを「脇に置こう」って意識してやってたことが最初です。徐々にそれが普通に意識しなくてもできるタイミングが出てくる。トレーニングだったなと思います。練習したっていう感じかな。

――うん。じゃあもうトレーニングで磨かれていったなあっていうふうな感覚なんだね。

みお:そうですね。めっちゃ練習しました(笑)

――いいね。

判断してしまったときは「プラスマイナスを考える」

みお#3

ゲストさん:心の中で人を判断してしまった時はどうしていましたか?持ち直す方法を知りたいです。

みお:私がトレーニングしていたみたいな話をしたのですが、どういうトレーニングしてたかって言うと「プラスマイナスを考える」みたいなことを、密かにやってました。プラスを見つけようとするとマイナスも見えてくるからしんどいです。でも、マイナスも見えてくるからプラスがある。起こったことには全てプラスのこともあるし、マイナスのことも起こるはずという考え方をして向き合っていました。

そう考えると何があってもニュートラルな気持ちでいられる変化が起こったなあって思う。
マイナスのものが見えてきた時こそプラスを探してみたり、特にプラスしか見えない時はマイナスを探してみる。こうやって調整していくみたいなものをやっていました。 

たじさん:いいですね。ありがとう。


まとめ


コーチングを通して、試行錯誤し自分で考え方を変化させ、実際に人を「素敵だな」と思えるようになったみおの姿はとてもかっこいいですね!

【みおの変化のまとめ】
▼人の話を聞くことが苦手だった。
▼相手の光に目を向ける。
▼そのためにこれまでやってきた判断を保留する。
▼心から素敵だと思えたり、その人の存在自体が素敵なことだなと思えるようになった。

ご精読ありがとうございました!

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[執筆] 菅原 実咲
[監修] 田島 聡士

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