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「苦しみを受け入れ、願い続ける」コーチングスクール体験談 Vol.1 ちーちゃん

小山千紘
はぐくむコーチングスクールBasic 4期、Step up1期参加。
趣味は絵本を読むことと、お化粧やファッションで人の美しさを引き出すこと。

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こんにちは!はぐくむインターンのくるみです。今回から、はぐくむコーチングスクールに通う人を取り上げ、コーチングを学ぶことが彼らにとってどんな意味を持つのかなどを伺う中で、はぐくむコーチングに興味を持ってくれる人が増えたらいいなと思っています。

記念すべき第一弾のちーちゃんは、はぐくむコーチングとの出会いで、これまで向き合えなかったさまざまな過去や受け入れられなかった自分と向き合い、数度にも渡り大きく変容した一人。その葛藤を経て彼女から語られた言葉達は、「本物」という輝きをまとい、どれも深く心の芯に突き刺さってくるようでした。そんな彼女の言葉だからこそ、多くの人にこの記事が届くことを願っています。それでは、どうぞ味わってお食べください。

「過去を受け入れられる人を増やしたい。」

コーチングを学ぼうと思ったきっかけは?

LIFE DESIGN SCHOOL(以下、LDS)を通して、「自分の中で受け入れられていない過去があるから、周囲に見せないようにしている本当の自分がいる」ことに気付けたのが大きいかな。大学生の頃は、バイト先のバーのお客さんから約3年間、金銭的な援助を受けて生活していたことをまわりの友達に言えずにいた。みんなが好きなのはお金があるわたしだと思っていたから、お金がない本当のわたしを知ったら友達は離れていくんだろうなと思って本当のことは言えずに友達と関わってた。LDSで過去の自分を許せていないことに気付き、「そのままの自分で生きていたい。もう嘘はつきたくない。」という心の声に気付いて、SNSでこれまでの自分の過去をカミングアウトした。本当の自分の姿を見せたらどうせ離れていくって思っていたけど、「どんなちーちゃんも好きだよ」と言って一緒にいてくれる人がいるって知った。「自分の過去を受け入れられる人が増えてほしい」という願いのもとで、LDSの運営をすることを決意し、コーチングを学び始めたんだよね。

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ーー自分の過去を受け入れられる人が増えたら、との願いでコーチングを学び始めたんだね。

「‟願う”ことを諦めないでほしい。」

最初はそうだった。コーチングスクールのBasic編とStep Up編の約1年間を通してあらためて自分自身とたくさん向き合って気付けた今の願いは、「願うことを諦めないでほしい」。それが願いになったきっかけは、コーチングで家族との思い出したくない過去について向き合う中で、自分の痛みに気づいたこと。はぐくむと関わる前は、家族は思い出したくもない存在だった。高校2年の時にがんで亡くなった母に対して、当時「楽しい思い出を作ってしまったら後から悲しくなるから、楽しい思い出は作らないでおこう」と決めて冷たく接してしまった経験を自分の中で消化し切れてなかった。その記憶がフラッシュバックするといつも過呼吸になり泣き崩れる症状が起きていたんだけど、どうしたらその症状が無くなるのかわからなかった。

コーチングスクールに通う中で、頭の片隅にあった記憶を鮮明に思い出したことがきっかけとなって、思い出したくなかった過去を受け入れることができた。それは、躁うつ病の母が普段とは違って元気な時に、うれしくてつい「もっと一緒にいたい」「もっとここに行きたい」と、素直に自分がしたいことを伝えた後に母の病状が悪化し緊急入院したという経験。父から「お前がわがまま言ったせいでママは入院することになったんだ。言っていいことと悪い事を考えろ」と言われた。「自分の願いを素直に伝えたらいけないんだ。もう伝えないでおこう。」と決めたことが自分の痛みになっていることを自覚した

その経験を思い出し、自分が自分の願いを叶えようとすらしていなかったことに気づいて、今まで見向きもしなかった自分に対して申し訳なさを感じた。「今まで独りぼっちにしてごめん。もう放っておかないから、これからは一緒にいよう」ーーそう自分に対して言えるようになってからすごく心があったかくなって、わたしはもうわたしと一緒に生きていこうって決めることができた。そして、自分の願いを叶えていくアクションを取った。「もっと一緒にいたい」と普段なら言えないことを伝えてみたり、友達に対して「絵本読んで」とお願いして、それが叶う経験を積み重ねることで昔の自分のOSを書き変えていった。「素直に伝えてはだめだ」から「素直に伝えたら叶えてくれる人はいる」「素直に言っていいんだ」ってことに気づけた。

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そうやって変化したことで、自分がどんな選択をとっても大丈夫だって思えて、いろんな決断ができるようになった。2年半付き合っていた彼氏と別れるかずっと悩んでいたけど、「わたしはこの人がいなくても幸せになれる。もう大丈夫。」と思えたことで別れることができた。どんどん自分のことを大切にする選択をとれるようになってきた。自分が自分として生きてきてよかったなあって。だからこそ今は、コーチングを通して関わっていく人に対して「願うことを諦めないでほしい」って思ってる。1年間を通して願いはそんな風に変わりました。はぐくむのコーチングスクールに通って変わったことだよね。

『苦しまなくて、いいんだよ』

ーー自分自身との向き合い方に何段階もの変化があって、それによってまわりの人に向き合える強さも変化していったんだなって伝わってくる。それだけ力強いブレイクスルーはどうやって起こったんだろう

たけさんに、「家族のことを思い出すと動揺して身体症状が出て向き合えない」と相談した時に紹介された『苦しまなくて、いいんだよ』って本がきっかけ。その中の「『苦しみ』はただ見きわめ、知り尽くす対象であり、苦しむ義務はない」という一文を読み、「わたしは苦しみ続けないといけないんだと思ってたんだ」って気付けた。その言葉に出会えた時から、自分自身が苦しみに対しての捉え方を変えることができたのが大きい。ただ苦しみに浸って「自分かわいそうだな」って思うんじゃなくて、その苦しみをまずは捉えてあげることをし始めてからどんどん前に進んでいった。

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「もう一人にならなくていいんじゃない?」

ーー最後に、これから関わっていく未来のクライアントへのメッセージをお願いします!

あなたが今抱えてる「向き合いたいけど向き合えないでいるもの」は、あなたの中ですごく大切なものだからこそ、他の人からむやみな共感をされたり「つらかったね」って言われるのが嫌で話せなかったり向き合う機会を設けずにいるんじゃないかな。それだけの大きいことがあったら、共感されても「どうせわかんないのに」って思っちゃうのはうちもわかるから、わたしは共感はしない。だけど寄り添い続けたいと思ってるもう一人にならなくていいんじゃない?少しずつ向き合いたくないものと向き合って進んでいく中で、いろんな感情や新しい自分を一緒に見つけていきたいし、小さな願いも大きな願いも叶えていきたいって思ってます。

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