見出し画像

「強くなきゃいけない」と思っていた私が、フリーのデザイナーになるまでの物語【LIFE DESIGN SCHOOL卒業生ストーリー】

こんにちは、はぐくむぐっちです!

自分の実現したい未来を描き、形にするグループコーチング型スクール"LIFE DESIGN SCHOOL"。2007年から始まり、約15年間 1,000人近い大学生〜社会人へ、「自分の人生の物語を生きる」ためのラーニングコミュニティを運営してきました。

今回はそんなライフデザインスクール オンライン14期生で、現在はフリーランスのデザイナーやイラストレーターとして活躍している東 千尋さん(あづち)にインタビューしました!

ぜひ最後までお読みいただければ幸いです!

東千尋 / Chihiro Aduma

1998年生まれ。LIFE DESIGN SCHOOLオンライン14期卒業。大手住宅メーカー勤務後、コーチング系ベンチャー企業へ転職し、LIFE DESIGN SCHOOLを通じてフリーランスのデザイナー&イラストレーターとして独立。現在はコーチングを学んだ経験を活かし、クライアントの想いを引き出すデザイナー活動に取り組んでいる。イラストでは、ボタニカルアート、ゼンタングルアートが得意。


ライフデザインスクールに参加する前の自分


強くならなきゃいけないと思っていた

——ライフデザインスクールに参加する前の自分は、どんな自分だった?

LIFE DESIGN SCHOOLに参加する前の自分は馬鹿にされたくないという気持ちが強く、価値ある自分でいたいからとにかく自分が強くならなきゃいけない、という思考でした。

そのために、自分が努力することや頑張ることはできたけど、一方で人と仲良くすることや助け合うことについてはできない自分がいました。

そんなことしてる暇あったら勉強したいとか自分を磨きたいと思っていました。一人でいることは苦じゃないし、群れている方が意味を感じない、と今振り返ってみると、ツンツンしていましたね笑


——自分の未来については、どんな未来を描いていた?

いつかは独立したいと思っていました。
そのためにまずは会社で働いて、成果出さなきゃいけないと考えていました。

具体的にどんな事業で独立したいかはあんまりなくて、自分が好きなことやって独立できたらいいなと、漠然と思っていました。


——なんで独立したいと思っていたの?

誰かの指示命令によって自分の行動が決められるのではなくて、自分のやりたいことをやりたいようにやるのが、自分の好ましいスタイルだったからですね。

誰かに縛られずに生きていきたい想いがずっとあったので、それを働くで叶えることを考えた時、独立するのが一番いいという考えでした。


人と一緒にいて幸せだと初めて感じた、コーチングスクールでの出来事

——シンプルでわかりやすい、あづちらしい想いだね。そんなあづちが、LIFE DESIGN SCHOOLに参加する動機は何だったんだろう?

人間関係を大事にできず、人との関わりを浅く捉えている自分を変えたくて参加しました。

そう思ったきっかけは、はぐくむコーチングスクールの合宿(Step up編)での出来事でした。

LIFE DESIGN SCHOOLに参加する前、私ははぐくむコーチングスクールに通っていて、その時の合宿で初めて誰かと何かを一緒にやって、涙が出るほど嬉しい気持ちや誰かと一緒にいてただ幸せだという感覚を味わいました。

それが嬉しくて、すごい幸せなことだと感じた時に今までこういうことを全然大事にしてこなかったから、もう少しこういうことを味わえる自分になりたいなと思って参加しました。

はぐくむコーチングスクール Step up2期の合宿


———他に参加動機はある?

そうですね、自分のことを見つめ直したい気持ちと同時に、その当時付き合ってたパートナーと一緒に参加するのも参加動機の一つでしたね。

付き合ってる人と、そんなに人生のことをかしこまっちゃってできなかった部分あったので、LIFE DESIGN SCHOOLだったら自然とそういう話がテーマになるだろうし、パートナーとそういう話をするのは面白そうだなと思って。


——なるほど、そうするとパートナーとは、そういうこれからの生き方や働き方の話はしてなかったってことなのかな?

私はしようとしてたんですけど、パートナーはそういう話あまりするタイプ ではなかったんですよね。

自分の気持ち言語化することも恥ずかしさがあったのか、私が踏み込んで聴いても微妙な反応しか返ってこなくて。

だから当時のパートナーと参加したら、そういった話も自然とできる関係になるかなと思って参加しました。


ライフデザインスクールを通じて得た学び、変化


弱いところを見せてもいい、と思えた2つの経験

——パートナーと未来の話とかしたいけどなかなかできないカップルはきっと多いよね。では、一番大きかった学びや気づきは何だろう?

そうですね、誰かに頼ることなくずっと一人でツンツンしていた私ですが、誰かにもっと頼ってもいいし弱いところを見せてもいい、という価値観に変化したのが大きかったです。

弱いところ見せたり誰かに頼っても迷惑じゃない、大前提自分には価値がないわけではないんだ、と思えたんですよね。

今までは「生きていくためには、自分が強くならなきゃいけない」と、本気で感じていました。

自分に価値を出すためには強くなければならない、という想いが全てのモチベーションの源になっていました。

だから人に頼ったりする時も、「こんなこともできない自分は価値がない」という気持ちが強く、迷惑かけてるという想いで自分を責めていました。

でも今は人に頼ることは恥ずかしいことではないし、むしろ自分ができないことを積極的に頼った方が物事の進みが早いと思えるようになりました。

オンライン14期の仲間と


——それはすごく大きなことだね。その気づきは、どんな経験から得られたの?

2つありますね。

1つは、はぐくむ湖畔でライブバーを企画し歌うことになって、出演者のキャスティングや広報・集客を、その時のLIFE DESIGN SCHOOLの仲間たちに手伝ってもらったんです。

自分からみんなにお願いしてみたら積極的にみんなが助けてくれたのが、とても嬉しくて。

頼ってもいいんだな、とか頼ってもこんなに手伝ってもらえるんだとおもえた経験でした。

同じクラスの仲間に手伝ってもらって開催できたLIVE BAR


もう一つは、LIFE DESIGN SCHOOLに参加している期間中に休職を決断した時です。

クラスの冒頭に毎週どんな1週間だったかみんなで共有するチェックインで休職したことと、その時に感じていたしんどい気持ちを吐露しました。私としては自分の弱いところ、ダサいところを出した機会でした。

でも、その時にみんなの反応は「まずその決断ができたのがすごいね」とか「どんなあづちでも大丈夫だよ」と色々励ましてくれた。

その時に、こんなに自分が弱くてもいいって言ってくれる人たちがいるんだ、と知りました。

私は、自分が強くあることにすごく執着して生きてきたけど、そういう自分じゃなくてもいいって言ってくる人がこんなにもいるんだな、と。

その二つの経験が私の価値観を変えた出来事ですね。

オンライン14期合宿


自分の弱さもオープンにできるようになった

——その経験から得られた学びは、今にどうつながってたりする?

そうですね、わかりやすく生きることが楽になれました。

例えば前の自分だったら、仕事で失敗したり自分が成果を出せていない状況になったら、「こんなこともできないなんて、自分が恥ずかしい」とできない自分がダメだという思考から誰にも相談したくなくて、どんどん一人で苦しい状況になっていました。

でも今は、しんどい気持ちになったらすぐ誰かに相談できるようになれましたし、自分の弱い部分やできないところを見せても恥ずかしい気持ちではなく、むしろ一つの自己開示だと捉えてオープンになれています。

些細なことであっても、それ苦手なんですよね、とか、それ無理です、とかも言えるようになって変に強がらないようになったのは、小さいかもしれませんが、生きやすくなった確かな変化だと思います。


お金への不安と、捉え方の変化

——ありがとう、すごい変化だね。さっき休職を決断したと言ってたけど、未来への不安はなかった?

ありましたね、特にお金についての不安がありました。理想としてた生き方としての独立ができる機会だけどすぐ稼げるわけじゃないし、どうしようって。

それに加えて、もっと成果を出さない、出して自分に自信をつけないとなれないんじゃないか、と考える癖はまだあったのでなかなか行動できない状態でした。

でもライフデザインスクールでも、それ以外の人にも色んな方に応援してもらって、背中を押してもらったことで独立して頑張ることに決意できました。

全然実績もないし、スキルもないし、人脈もないけど、やりたい方向にすぐ進みたい気持ちもあって決められました。


——今お金の話が出てきたけど、最後の発表会であるFORUMであづちは、「本当の貧困とは、お金のないことではなくて、人とのつながりの欠如」という学びをシェアしてくれたよね。

そうですね、お金に対する見方は変わりました。

以前は、お金を稼ぐためには人とのつながりが大事、という考え方は全くなかったです。

自分がとにかくいいものを提供したら買ってもらってお金が入ってくる、という無機質な循環だと思っていました。

でも、ライフデザインスクールでお金の考え方について聴いてからは、まずいお金を稼ぎたいなら、人とどんどんつながって貢献していけばいいんだ、と考えられるようになりました。

人とのつながりを大切にすることが大事だという考え方に変わったし、仮に直接的に稼げなかったとしても、人とのつながりがあれば、お金に困った時でも助けてもらえるかもしれないし、人とのつながりが豊かさを生むことを理解しました。


試行錯誤する中で見えてきた、自分の道

——独立した時には、何をやるか決めてなかったと思うんだけど、デザインからやっていこうと思ったのはどうして?

そもそも自分の好きなことを仕事にしたい想いがありました。そうじゃないと続かないタイプなので。

その時、私が好きだと認識してたのが絵を描くことと、歌うことでした。そこで最初はアーティストとして生きていこうかな、と思っていたんですが、絵を描いたり、歌を歌ったり、チャレンジする中で私は絵を描く方が適正があると感じ、イラストをやっていこうと決めました。

ただ、イラストも美大を卒業しているわけではないし、絵が特別に上手なわけではない。

好きなことでも稼げずに続けていくことは自分には難しいと思った時に、「イラスト×なにか」でできたら私にもニーズがあるのではないかと考えました。

そうした時にイラストも描けて、デザインもできるのなら、仕事があるのではないかと考えデザインの勉強を始めました。

挑戦したイラストサービス


——絵を描くというLOVEと、その中で価値を生んでいくことを考えた時に、デザインを選んで掛け合わせたんだね。

そうですね、クリエイティブなことは好きだったので他の分野を一から学ぶよりは上達が早いと思い、デザインを選びました。


——歌よりイラストの方が上達が早いと言っていたけど、それはどんな試行錯誤から感じたんだろう?

イラストの方は、イラスト講座を受けて練習しました。歌の方は、作曲の仕方やボイトレなども通い、同時並行でインプットしていました。

その時に、音楽の方がわからないことが多かったんです。

でもイラストやデザインの方はできそうな感覚があり、こっちの方が得意なんだろうと感じました。


ライフデザインスクール卒業後の変化


「これやりたいです」を言える大切さ

——それも実際に挑戦してみたからこそ得られた実感だね。では、LIFE DESGIN SCOOL卒業後直後に、描いてた実現したい未来はなんだった?

卒業直後はアーティストとしてやっていきたいと話していました。


——そこから今までどんなチャレンジをしてきた?

イラストも歌も、色々インプットしたり自分で実際にやってみることをして、先ほども話したようにイラストやデザインの方にシフトして、デザイン関係の勉強をしました。

同時に、デザイナーやりたいことをできるだけ周りの人に発信したら仕事をもらえて、そこからはデザインの仕事をやりつつ、勉強するのを続けています。

今まで手がけてきた仕事の一部をご紹介
チラシ作成
ロゴや名刺デザインも手がける


——そのチャレンジによって、得られた学びや気づきは何だろう?

「これやりたいです」とか、「これができます」と言うのは、大事ということ。

実際できるかできないかももちろん大切ですが、自信がないから言わないのではなく、自分から「やりたいんです」「やらせてください」「ここはできます」と言ってみると、「それならちょっと頼んでみようかな」って思ってもらえるんです。

ある意味で言ったら勝ちなので、そう思ってもらえるように発信することが大事なんだと学びました。

以前は自分が強くないといけないから、とにかく実績を出すことが大事だったんですが、今は愛嬌が大事だと思っています。

今、新潟で様々な関わりが増えてくる中で、年上の方と関わることが多くなっているんです。そうした時に私のような若い人を応援してくれて、色んな仕事をいただけたんです。

きっと以前の私のようにツンツンしてたら仕事ももらえなかったと思うんですが、心からありがとうございます、と言っていたら、好印象に思っていただけて仕事につながりました。

なので恥ずかしながら新卒1年目の自分を思い出すと、本当にプライドだけ高かったと痛感しています笑

それなりに大きい会社に入ることができたので、自分はそれなりにできるだろうという自信がありました。だから全然上司とうまく関係を築いていこう、とか考えてなくて。

とにかく成果を出せばいい、行動量を見せて数字で結果出していれば文句言われないんだろう、と笑

だから、逆に上司に気に入られようとかあの人に気に入られておけば仕事もスムーズにいくとか、そういう考え方や行動が嫌いでした。

あの時はそんな感じだったんですが、今は絶対に相手との関係をより良く築いた方がいいと思いますし、そうした方が助けてもらえることもあると、今になってようやく思えるようになりました。


新潟の良さを発信できるデザイナーに

——それ、以前のあづちを知っている身からすると、めちゃくちゃ面白い話だね笑 じゃあそんなあづちが今、描いてる実現したい未来は?

そうですね、今やっている仕事は満足しているので法人化して、チームにできたらいいなと思っています。

一人でやり続けるよりチームでやる方が楽しそうだし、収入の面でも一人だと上限があるので。

どんどんやれることを大きくして、誰かと一緒にやっていきたいですね。

そして、地元の新潟に戻ってきて改めて新潟の良いところを再発見しているので、新潟の良さをリブランディングしたり、発信できるようなデザイナーになっていきたいですね。


ライフデザインスクールを検討している人へ


弱さを見せることは強さ

——素敵な未来だね!それでは、ライフデザインスクールなど、はぐくむのプログラムをこれから検討しようと思ってる人に伝えたいことは?

自分一人で考えて、グルグルしちゃう人はぜひやった方がいいと思います。

自分でグルグル考えて何も行動できない人や、何ヶ月も同じ悩みで考えているなぁって思う人。

ライフデザインスクールでは、一人でグルグル考えている時に色んな人からフィードバックもらえる機会がいっぱいあるし、周りの仲間がチャレンジしている姿を見て嫌でも自分も行動しなきゃ、という気持ちになります。

あとは、厳しいけど伝えたいのが参加するなら本気でやれって言いたいです笑

予備校入って大学受かるわけじゃないじゃないですか。それと同じだと思っていて、ライフデザインスクールに参加しただけでやりたいこと見つかるとか、自分の今の悩みが消えるとかじゃないから。

そこは自分で責任を持って進めていくことが大事だと思います。そこを踏まえて参加してチャレンジしたら、自分のやりたいことが見つかったり悩みも解消されると思います。


——参加するなら本気でやれ、ってあづちらしくていいね笑 では、参加する前の、一人でツンツンしてたあの頃の自分にアドバイスするとしたら?

愛嬌大事だよ、ですかね笑 弱い自分を出すことは、ダサいことじゃない。むしろ弱さを出せることは強さだよ、と言ってあげたいですね。


——ありがとう、それでは最後にこのストーリーを読んでくれた人に何か伝えたいことはあるかな?

やってみたいけどやれないことって、やってみたら意外と簡単にできることって多いと思います。

だから色々挑戦してみてほしいなと思います。

あとイラストとデザインができるので読んでくれた方で、自身のサービスや会社で、イラスト・デザインの需要があれば、ぜひお声掛けください。

SNSをフォローいただき、DM送っていただけたら幸いです。


——わかりました!あづち、素敵なお話をありがとうございました!

東 千尋へのお問い合わせはこちらから

instagram


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?