見出し画像

全然成績が伸びない……日本史の得点停滞からの克服!

夏休みが終わって、受験生は過去問演習や苦手分野の克服など、より受験に向けた生活リズムを送っていることだと思います。

そんな中、この時期の悩みの種になりがちなのが・・・・・・

「あんなに勉強してきたはずなのに、模試の得点がなかなか上がらない」

といったもの。

こんな時、受験生はよく「スランプ」なんて言葉を使ったりします。
でも、受験におけるスランプって本当にあるのでしょうか?
あるとしたら、そのスランプはどうすれば克服できるのでしょうか?


受験に「スランプ」はあるのか

まず、私は受験にスランプはないと思います。
ただ、スランプと言いたくなる気持ちはよくわかります。本当に勉強しているのに点数にその過程が出ないことはありますからね。

スランプの正体は、成績アップへの発展途上というところにあるのではないかと考えています。

たとえば、日本史ではどうしても暗記しなければならないことがたくさんあります。

まずてんで得点できないときは、暗記も理解もままならない、いわば更地の状態です。

それが、学習を通して少しずつ知識をつけて、ものにしてきつつあるわけです。この夏頑張った証拠です。

しかし、覚えた=テストで点を取れるわけではありません
理解が足りなかったり、問題慣れしていなかったり、確実に力はついていても、それが必ずしも目に見える形であらわれてこないんですよね。

しかも、中途半端に語句を覚えてしまうと、その語句がいつの時代のもので、何を意味するものでがあいまいな状態である割合が増えてしまいます。そして、中途半端な知識で得点できるほど、入試って甘いものじゃないんですよね。

私が思うスランプはここにあると思います。
覚えたことや学んだことを使いこなせていない、これにつきます。
でも、これは何度も言いますが、スランプではありません。
あともう少しで点が伸びる手前まできているという段階だと考えています。いわば革命前夜。

以下では、革命前夜の状態から、一気に努力が開花するために必要なポイントを、2つにしぼってまとめてみました。


得点停滞からの脱却

模試でいつも決まったところを間違えてしまう
こういうパターンは、暗記ばっかりに意識を傾けすぎて、内容まで深く理解できていないことが多いです。
日本史は、対になって尋ねられるパターンの問題が一定数あります。

例えば、勘解由使・検非違使

これを語句だけなんとなく覚えていると、テストでものにはできません。
それぞれ何の仕事をしているのか、だれ天皇が設けたのか、ここまでしっかり理解しないといけません。

暗記と理解は表裏一体。理解が進めば暗記はスムーズにできますし、暗記が進めば理解も簡単にできますよ。


史資料問題で得点ができない
史資料問題で必要となってくるのが、情報処理能力
与えられた資料から、何が書かれているのか、何を読み取ればよいのか、などをくみ取っていく必要があります。そのような類推力を練習しておく必要があります。

そして、特に史料問題でよく聞くのが「あれはただの古文」だというコメント。そんなことないですよ。
無意識なだけで、史料問題はしっかり日本史の知識も駆使しないと解けない問題が結構あります。

知識、類推力、この2つの武器を巧みに使う、この意識を持っておくようにしましょう。


まぁ大体よくありがちなのがこの2パターン。理解をすること、知識と類推力を最大限に駆使することを意識しましょう。
すぐには身につかないかもしれません。でも、このような意識をもってやるかやらないかでこれからの成長曲線は大きく変わります。

結果が出始めたらモチベーションも上がって、ますますやる気も出てきます。

いいサイクルがやってくるように、意識改革です!!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?