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雑感 教育におけるAIの可能性(関西教育ICT展に行って気づいたこと)

7/25・7/26の両日に開かれる関西教育ICT展へ参加をしてきました。

たくさんの展示を満喫してきました

正直、今の私は職場で教育ソフトウェアなどの導入に口出しできる立場にはいませんが、gigaスクール構想、AI発達に伴うSociety 5.0への変遷の先端を見てみたいという興味から参加をしてみた次第です。

特に、最近の私のトレンドがAI
25日に行われたCanva Japanの坂本良晶さんによる「AIが教育界に与えるインパクト」というセミナーに参加をしてみました。

まず私の中で印象に残ったのが、「AI VS 人間」ではなく「AIを使う人 VS AIを使わない人」が正しいということ。すなわち、AIを使わないという選択肢はもはや問題外であり、これからの時代はAIとともに生きていかなければならないのだから使うことが当たり前だという意味だと捉えました。

実際本当にその通りだと思います。
AIは文句を言わずに仕事の手助けをしてくれるかわいこちゃん的な感じで、今年から仕事の中でもAIを用いてみようとあれこれやっているのですが、別に新しいやり方でもなんでもなく、もはやこの考えが当たり前になっていくのでしょう。

教員に関するニュースって本当に暗い話題ばっかりです。
ただ、AIはそんな中でも希望の光だと考えます。
AIによって業務を引き算することで労働の生産性は向上していきます。

ブラックな仕事なのは否めないが、減らせるところは減らしていきたい!


そして、生徒がAIをどのように使っていくかについても言及されていました。

「学習」と「作業」は別物です。
学習をすることは、これまで通り変えてはいけない反面、作業化されているものはどんどんAIに任せてもいいのではないかと提言されていました。

百ます計算は、小学生にとっては学習ですが、中学生以上にとっては作業ですよね


さらに、学習の中でAIを用いることは創造性の拡張にもつながると、坂本先生は訴えます。

AIは答えをどんどん出してくれるので、考える力が育ちにくくなるのではという意見を私の周りで耳にしたこともありますが、むしろ逆なんだな、と。

AIが提言する思いもよらない、意外性のある解答は、生徒たちの好奇心をくすぐるだけでなく、アイデアの幅をさらに広げてより興味深い考察にまで到達する可能性を持っています。

結局、人間の出せるアイデアは、その人が知る知識の範囲内でしか思いつくことができないので。こういった手助けをしてくれるAIを、そりゃあ使わない手はないでしょう。

また、これは教員にとっても同じ事。授業のアイデアなんかがまさにそう。労働だけでなく教育の生産性も、きっと向上するための武器になると思います。


今の私は、AIを使いこなせているかと言われればそこまでです。
画像の生成や、簡単な文章の作成、エクセルの式入力、大体はこの3つだったのですが、より可能性を広げるべくいろいろ勉強する必要がありそうです。

講演を通してAIを駆使した業務の軽減、生徒たちへの質の高いサービスの提供、どちらも両立できるような教員を目指していきたいところです。というか、目指すのではなくこれからはそうしないと生き残れないのだとも思います。遅れないように、頑張ってついていくぞ!


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