見出し画像

TOEFL iBT (100) & IELTS (7.0) 目指して猛特訓! 活用サイトまとめ

Hello! 
とある事情で英語の語学力試験を受けなければならなくなり,TOEFL iBTでスコア100を目指して,3.5ヶ月ほど猛特訓しました。結果的にスコア96あたりで頭打ちになってしまって (MyBestは99),途中からIELTSに路線変更。その結果,最終的にoverall 7.0を達成しました!

この記事では,TOEFL iBTとIELTSについて,個人的に参考になったなぁと思うサイトやブログ記事を紹介していきます。あまりきれいにはまとめきれませんでしたが,その点はご容赦を。ただ,こういう情報ってあんまり1か所にまとまっていなくて点在しているので,何らかの事情で語学試験を受ける羽目になった人の役に立てば嬉しいです。

ちなみに執筆者は研究者 (の卵) です。余談ですが,大学院生の方などで私と同じように英語に苦手意識をもっている方がいたら,Natureの「やっぱり高い英語の壁」を読むと少し励まされるかもしれません。


【参考】執筆者のスコア

TOEFL iBT
ちなみに,執筆者のスコアは以下のような感じです。
まずはTOEFL iBTから。一番良かったスコアはこちら↓↓

画像1

んで,MyBestがこちら↓↓

画像2

対策を始めて2ヶ月目に公式テストを初受検したのですが,そのときはスコア84でした。そこから2ヶ月くらいで12点アップしたと思えば,よく頑張ったなぁと思います。結局スコア100は達成できなかったけど…

IELTS (Academic)
次に,IELTSです。一番良かったスコアがこちら↓↓

画像3

Speakingで7.0もらったときは結構びっくりしました。全然うまくできた気がしなかったから。絵に描いたような英国紳士 (スーツをバシッときめて,すんごくブリティッシュアクセント) が試験官で,試験中ビビりっぱなしだったんですけどね…何が良かったんだろう。謎です。


TOEFL iBT・IELTSの受験に関する注意事項

TOEFL iBT
申込は,こちらのサイトを参考にしてください。なお,TOEFL iBTについては,2019年8月からテストの構成が変更されています。「2019年8月からの新TOEFL iBT変更点まとめと今後の戦略」にわかりやすくまとめてあったので引用しておきます。

私は関西在住なのですが,関西で評判が良い試験会場は中津テストセンターです。京都の四条烏丸でも受検したことがありますが,中津の方が断然良かったです。

なお,耳栓は必須だと思います。私は,試験中はずっと耳栓をつけたうえでヘッドフォンをつけて,音量MAXにして受検していました。

IELTS
申込サイトはいくつかありますが,私はいつもこちらからやっていました。日本でIELTSを受検する場合,たいていはペーパーベースでの受検となります。が,東京・高田馬場だけコンピューターベースでの受検ができます。個人的には断然こちらがオススメです! レビュー記事「紙よりいい?パソコンで受験できるIELTSを受けた感想【Computer-delivererd IELTS in 東京】」の情報がよくまとまっていて参考になりました。また,実際の雰囲気はこちらのページの「サンプル問題」で体験することができます。

私の受検スタイルは,朝ちょっと早起きしてリスニング問題を1セクションだけやってから移動⇒受検 (Speaking以外) ⇒Speakingまで時間があるので,カラオケボックスでオンライン英会話を1セッションやってから移動⇒Speaking受検 (14:40~でちょうど良い時間間隔でした) という感じでした。


お金かけてでも効率よく学びたい! という場合

塾・語学学校
執筆者の場合,しのごの言っていられない! 必要な投資だと思ってとにかく短時間にしっかり対策しなければ! という状況だったので,国内の語学試験対策専門の語学学校に数ヶ月通いました。「イングリッシュ・イノベーションズ」というところです。

個人的には,ここはとても良い「駆け込み寺」だったと思います。ネイティブの講師による完全英語での授業や,頻繁に受けられる模試,希望したら参加できる無料の補講,冬期講習でのみっちり対策,あたりが特に良かったですね。それなりに費用はかかりますが,通って損はなかったなと思います。ブログ記事「最短でTOEIC®L&R TEST900取るためにEnglish Innnovationsで体験授業を受けた」に実際の様子が詳しく書いてあるので,参照してください。

オンライン英会話
語学学校に比べれば,かなりお財布に優しいのがオンライン英会話。いくつか体験して,最終的に「ネイティブ・キャンプ」に登録しました。

基本的にはフィリピンの講師が多いです。講師の当たりはずれ,講師との相性などの問題はありますが,全体的に使いやすく,効率的に学習できたと思います。ネイティブ・キャンプには,TOEFL iBTやIELTSに特化した教材やコースは残念ながらありませんが,それでも役に立つ教材はかなりありました。特に有効だった教材には,例えば以下のものがあります。

トピックトーク:ある一つのトピックについて,自分の意見を伝えたり,即興で会話文を作ったりする。
デイリーニュース 科学/テクノロジー:最新のニュース記事を読んで質問に答えたり,講師と議論したりする。

ただ,語学学校に比べると,やはり怠けてサボってしまいがちです。自分に甘いという方の場合は,語学学校の方が自分にプレッシャーをかけられて学習が持続するかもしれません。


試験対策で役に立ったサイトまとめ

TOEFL iBT頻出問題の予備知識
TOEFL iBTでは,難解な科学英語が頻出します。その際,予備知識があると分からない部分があっても推測して補うことができます。日本語でも良いので,知識の土台を作っておくと有効です。ブログ記事「【頻出】知っているだけで差がつくTOEFLに何度も出るトピックまとめとその対策」では,TOEFL iBTによく出るトピックに関して,Wikipediaページのリンクをまとめてくれています。

試験対策まとめブログ
Atsueigo」のブログには,TOEFL iBTやIELTSの試験対策に関する記事がたくさんまとめられています。もちろんかなり努力されたんだとは思いますが,本人の英語力が非常に高いので,このやり方を鵜呑みにするのはちょっと危険かもな…と思いました。でも,記事自体はとても読みやすくて役に立ちました。

IELTSセクション別対策ブログ
PlusOnePoint」のブログには,セクションごとに対策に関するブログ記事がたくさん掲載されています。一通り眺めてみて,自分に必要そうなページを見てみると良いかもしれません。

学校で教えない文法7選 (Reading, Writing)
TOEFL/IELTS高得点で必須の文法講座|学校で教えない文法7選」のブログ記事は,ReadingやWritingの対策としてとても役に立ちました。最近では少なくなってきたと聞きますが,TOEFL iBTのReadingでいうReference問題 (指示語の意味を当てる問題) の対策としては特に有効でした。

TOEFL iBT Reading対策 (Reading)
上と同じサイトの記事です。「TOEFLリーディング完全対策|正答率を上げる9つのコツと勉強法」のブログ記事には,TOEFL iBTのReadingについて,傾向と対策が的確にまとめています。基本的に,このサイトの記事は有益なことが多いと思いました。

ニック式英会話 (Listening)
ニック式英会話」には本当に助けられました。「ひとこと英会話」での慣用句は,(特にIELTSの) SpeakingやWritingにも役立ったと感じます。そして,彼のYouTubeチャンネルにある「この英語,聞こえますか?」シリーズは本当に素晴らしかったです。こんなに良い教材が無料なのか! と驚きました。TOEFL iBTのListening対策として非常に有益だと思います。

アカデミックな文脈で使える動詞集 (Writing, Speaking)
WritingやSpeakingでは,アカデミックな言い回しができることがかなり重要になります。ブログ記事「IELTSライティング・タスク2で絶対覚えておきたい必須単語リスト30選」は,TOEFL iBT,IELTSの別を問わず,よく使う動詞とその用法を簡単にまとめてくれていました。また「TOEFLライティングIntegrated Taskの必勝法【iBT100点突破勉強法】」のブログ記事にも,類似の動詞のまとめがあるので,両方のページを見ておくと良いでしょう。

タイピング練習 (Writing)
TOEFL iBTのWritingでは (IELTSもコンピューターベースで受けるなら),速くタイピングできるとかなり有利になります。その分見直しとか推敲ができますし。「英語タイピング練習サイトとフリーソフトまとめ」では,ブラウザ上で実行できるタイピングソフトがレベル別に多数紹介されています。私は,なかでも「Key Hero」と「10FastFingers」で練習を重ねました。

エッセイサンプル (Writing)
IELTS-Blog」には,IELTSのエッセイサンプルがバンドスコアごとにたくさん紹介されています。エッセイのまとめ方や構成を学べるのはもちろん,どこが減点対象なのかを丁寧に紹介してくれているので,自分でエッセイを添削するときのポイントも学ぶことができます。TOEFL iBTのWritingにも役立つと思います。

IELTS Listeningのスペリング対策 (Listening)
IELTSのListeningでは,聞こえた単語を正しいスペルで書き取ることが要求されます。ブログ記事「IELTSリスニングのスペリング対策【完全保存版】」には,過去にスペリング問題で登場した単語が頻出順にまとめられています。


試験対策で役に立ったアプリまとめ

単語帳アプリ
Excelで自分で単語帳を作れる「単語帳メーカー」はかなり重宝しました。自動読み上げ機能があるので,視覚+聴覚の両方で単語学習ができるのがとても良かったです。残念ながらiPhoneにしか対応していませんが,もしiPhoneユーザーだったら入手することを勧めます。

Thesaurus類義語辞典
TOEFL iBTもIELTSも,類義語や対義語がある程度頭に入っていることは非常に重要です。この辞典はスマホアプリもあるので,分からない単語があったときには日本語での意味を調べるだけでなく,類義語・対義語も調べるクセをつけておくことを強く薦めます。

Listano
再生速度を変えたり,数秒巻き戻したりしてくれる音楽再生アプリを探していて,行きついたのがこのアプリでした。使い勝手も良く,結構重宝しました。

UD Talk
Google翻訳っぽい感じのアプリです。Speakingの練習に使っていました。英語で話した内容が適切に英文化されるかどうか (発音チェック),日本語に訳されたときに意味が通っているかどうか (文章チェック) を即座に確認するのにはもってこいのアプリだったと思います。もちろん,Speakingは可能ならネイティブのチェックを受けるのが好ましいのですが,自習用に何か使えるアプリがないかを探しているときには,このアプリが良いかと思います。


試験対策で役に立った書籍まとめ

基本的には,上述の「イングリッシュ・イノベーションズ」という語学学校に通って試験対策をしていたので,私はそこで購入した教科書を中心に勉強を進めていました。したがって,あまり一般書で勉強はしませんでした。とはいえ,いくらか購入して実際に対策として役に立ったと感じる本はあるので,いくつか紹介したいと思います。

新セルフスタディ IELTS 完全攻略
IELTS対策本ですが,TOEFL iBTでも役に立つ要素がたくさんあった本です。特に,Writingのサンプルエッセイの書き方が勉強になりました。IELTSに関しては,基本的にはこの本と,公式のCambridge本があれば一通り十分だと思います。

TOEFLテスト英単語3800
いわずと知れたTOEFL iBT対策の単語本です。日本人でTOEFL iBT対策をしている人のほとんどが持っている本だと思います(笑)。ただ,個人的にはこの本での単語学習はあまり定着しませんでした (語彙増強については,語学学校「イングリッシュ・イノベーションズ」で購入した単語テスト用の本が個人的にはとても良かったのですが,残念ながら市販されていないとのことでした)。それでもこの本を紹介するのは,付録でついているトピックごとの予備知識+関連単語集が役に立ったからです。「考古学」「天文学」「植物学」などのトピックごとに,基本的な知識と英単語がまとめられているので,効率よく学習を進めることができました。

The Official Guide to the Toefl Test
Official TOEFL iBT Tests
TOEFL iBTの公式参考書・問題集です。複数回分の模試がついているので,少なくともどちらかは購入した方が良いと思います (抜け道がないわけではありませんが…)。


試験対策で役に立ったポッドキャストまとめ

基本的には,こちらのブログ記事「よく聞いている科学ポッドキャストのまとめ」がとても参考になります。執筆者がListening対策として聴いていたポッドキャストには,以下のようなものがあります。

A Moment of Science (時間:短,難易度:中)
科学に関する最新のトピックを,1~2分で紹介してくれるポッドキャストです。基本的には,インディアナ大学の研究成果の紹介になります。語彙はやや難しめですが,スクリプトが公開されているのでReadingと併せて良い練習になりました。内容も面白いものが多かったです。

60-Second Science (時間:短,難易度:高)
こちらも科学に関する最新のトピックを数分で紹介してくれるポッドキャストです。制限はあるもののスクリプトも閲覧できます。このポッドキャストは,とにかく語彙が難しくて,スクリプトを見てもパッとは理解できないことが多かったですが,難しい英語に慣れるのにはとても良い教材だと思います。

Hidden Brain (時間:長,難易度:中)
心理学や脳科学に関するトピックを扱うポッドキャストです。1回あたり30~60分くらいの長さがあり,私は電車での移動中や寝る前によく聴いていました。トピックが自分の専門に近かったので,興味深く聴いていました。

The Science Hour (時間:長,難易度:高)
IELTSの対策を始めたころ,ブリティッシュアクセントの英語にも慣れておこうと思って聞き始めたポッドキャストです。BBCの科学ラジオ番組で,執筆当時はコロナウイルスのトピックがほとんどでした。ゆえに医学用語がたくさん出てきて難解な印象でしたが,「あ~イギリスではこういう発音になるんだ」といったことを学ぶのには良かったと思います。


試験対策で役に立ったYouTubeまとめ

ニック式英会話「この英語,聞こえますか?」
上述した「ニック式英会話」のYouTubeチャンネルです。このチャンネルは,日本人にとって聞き取りにくい英語を明快に説明してくれます。また,同じチャンネルの「仮定法の説明」や「過去形と完了形の説明」などもとてもわかりやすかったです。

TST Prep
あまり詳しくはわからないのですが,アメリカにある語学学校のYouTubeチャンネルのようです。TOEFL iBT対策に関する動画や,1回分の模試に挑戦することができます。セクション別に対策動画がいくつか公開されていて,英語も聞き取りやすいので,さらっと閲覧しておくと良いと思います。


さいごに

以上,執筆者が実際に役に立ったと思うTOEFL iBTとIELTSの対策サイトまとめでした。私は何とか目標スコアに到達したので,晴れて試験対策地獄からは解放されたわけですが,対策を始めたころは本当に右も左もわかりませんでした。このページが,これから頑張る皆さんの背中をちょっとでも押してくれるようなガイドになったら嬉しく思います。

最後に,いろんなことに手を出し過ぎて「まだまだあかん…もっと頑張らないと…」と自分を追い込んでいたときに,語学学校の先生がかけてくれた言葉を記して終わります。

It's challenging enough!

そっか,俺は十分頑張ってるんやな,とちょっと気持ちが軽くなった言葉です。無理はほどほどに,健康第一で目標達成に向けて頑張ってくださいね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?