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【棚番号1】 未来につなぐ、アナログの世界

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萩原珈琲ってどんな会社? 歴史や伝統をはじめ、紡いできた技術。 アナログの世界だから生むことができる新しい取り組みや、ひととの関わり。私たちがなぜ存在するのか?未来につなぐ、ア…
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#神戸市

味わい深い「いも掘り」を通じて思うこと

萩原珈琲の「ほるもん(捨てるもの)から掘るもんへ」プロジェクト。そのキックオフは、初夏6月に始まった。 焙煎過程で出る、廃棄焙煎豆(食品残さ)を一部堆肥に混ぜ込み、その土からさつまいも芋を作るプロジェクト。観光の「芋掘り」とは全く違う工程で、 いわゆる「芋掘り体験」は、実は農家さんの作業「4. 収穫」のほんの一部だけを体験していて、本来の掘るまでの過程をすでにやって頂いているんだなぁと、あらためて実感した。 当たり前のように「買う・食べる」から、社員のみんなと「植える~

「小さい」の繰り返しの結果

// 岡山県井原市から中学生♪ 近年の修学旅行では、環境や生産の仕組みについて学ぶ時間があるようです。萩原珈琲って、SDGsについての仕組みをどのように取り組んでいるの?そんなテーマで、神戸訪問の際に私たちを選んで頂きました。 当然、コーヒー焙煎をしているのですが、最も分かりやすいことは、焙煎のエネルギーが「100%国産の炭」ってところです。 この8年間取り組んできたことが、ゆ~っくり認知されはじめ、県内外の「中高生・大学生」にお越しいただくことも増えてきました。生徒や

「摩耶ブレンド」とアイデンティティ

私たちは、昭和3年(1928年)に、和田市場(現:JR灘駅・北側)で創業した。 当初は、「萩原商店」として、市場の一角で缶詰や穀物などと共に、コーヒー豆を販売していた。(萩原珈琲の歴史 http://www.hagihara-coffee.com/ ) 店構えは、市場の一商店。小さいながらに、ずっと「上」を向いていた。 1961年に現所在地(神戸市灘区城内通)へ移動し、萩原珈琲株式会社を設立。やはりこの時から現在までも、90年間ずっと私たちは「上」を向いている。 和田市場

萩原珈琲の文庫室。始まります。

訪れた喫茶店で感じたこと。豆の種類毎の特徴や、萩原珈琲での使われ方。淹れ方を色々と変えてみたり。焙煎から出荷までの話。その他、色々。 日頃、自分達が思っている「こだわり」や「取組み」って、誰が知っているのか?このサイトを訪問した人だけが「知ることができる」それでよいのか?そんなことを漠然と考えながら、日々を過ごしてきた。 個人経営の喫茶店の減少、大手チェーン店の台頭。そして、人口減少。 喫茶文化がどんどん平均化され、お店独得の「空間や時間、会話」を楽しめる機会がますます減