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アニメへの挑戦2年目~完成まで

前回(2020.05)アニメ作品に挑戦して1年を振り返っていましたが、作品完成させたので一区切りとしてまとめます。

 一年かけて学習して世界観や設定の大事さに気づき、いったん原点に立ち返ってまとめていましたが、やっぱり目標がないと完成しないな。。と思っていたところ、7月に12月締め切りの映像芸術祭の募集があるのを見つけ、おお、これは期間も6か月あるし目標を決めて完成を目指そうと思い、メンバーに伝え動き出しました。

8月 3Dモデル、シナリオ作成
9月 音楽と動画作成(演技付け)を並行して
10月 背景と合成
11月 撮影と後処理
12月 応募コメントを考える
という感じの大まかな予定を立てます。

8月
シナリオは脚本担当に依頼しつつ3Dモデルを完成さ...せるために取り急ぎ途中まで作っていた3Dモデルの仕上げを知人に依頼して完成させつつ並行して舞台を作成していきました。
そんな感じでおおよそ8月中に3Dモデル、舞台となる部屋が出来上がりました。

9月
音楽づくりということで、シナリオに合いそうな曲をラフのイメージだけですが16曲ほどひたすら作っていきました。

10月
いよいよ舞台に配置しながらキャラに演技をつけていきます。

 ここまで何とか順調…と言いたいところですが、通常映像をつくるにあたっては脚本、絵コンテ、原画、動画、撮影という工程を経るのですがこの時点ではまだ大まかな脚本しかなく、メンバーが思い思いにイメージを語っているだけで詳細なシーンや内容は決まっていませんでした。
 私もメンバーも映像作品作りは未経験で絵コンテなど作れるわけもなく、今回は今までで作ってきたストーリー(文字)をタイムラインに配置し、背景や演技付けが終わっているシーンをとりあえずつなげていくことにしました。
 その結果、映像祭の長さ制限に収まらないことが分かり、全体をスリムにする必要があることが分かりました。そして削っていくと説明が足りないため途中の話の整合や終わり方も合わせる必要があり、全体を練り直しになりました。10月中旬までオンラインで調整しながら調整し、最終の取りまとめとして会議室を借り、初めてのオフラインミーティングを開催しました。そこで物語全体の整合性から起承転結を一気に決めてしまいました。

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11月
ラストスパートということで修正後のシナリオに合わせて残りのシーン、オープニングとエンディングの作画、音楽の選曲、アレンジ、ミックスなどを黙々とすすめ、1か月かけてまとめていきました。細かな調整や足りなかった説明は結局文字のまま残しましたが、なんとか12月初旬までに完成させることができました。

12月
 最後にミニ打ち上げという名のもと応募書類の作品紹介をみんなで考えました。

 今回の作品は私の思いつきとそれに気軽に乗っかってくれた仲間たちのおかげで完成しました。このネットの時代にリアルの友人たちでグループを作り作品作りに取り組めたことはほとんど奇跡ではないかと思います。共通の属性はアナログ造形好きだけで、それぞれ得意なジャンルが異なるメンバー。その組み合わさることにより新たに1つの作品としてできあがっていく過程はとても楽しく苦しいものでした。自分ひとりではなく仲間が作り出した世界をなんとか形にして作品として見てもらいたいという気持ちで1年半頑張ることができました。

そして...応募した映像祭の結果発表はいよいよ2月です!

続き


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