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コロナ禍での感謝の表現法

先週まで会社の方が定年退職をされることとなり、準備を進めていました。この状況下のため、送別会は基本NG、原則テレワークであることで事務所に集まることすら可能か分からず、調整も難航しました。

【送別会定番の催し物】


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従来のやり方が難しい場合に新しい視点が見つかるもので、「web」「寄せ書き」と調べると下記のサイトが見つかりました。

レイアウトを決めてweb上でメッセージを書くと、色紙に印刷もしくはデータで購入ができるサービスです。

早速、同僚と相談して、寄せ書きの賛同者と記念品のカンパの募集を開始しました。(カンパって、すごいアナログなクラウドファンディングです笑)


言葉を伝えたい人、知るタイミング

こうなると距離の制約がなくなるので、退職される方にメッセージを送りたい人を広く募りたいと思いました。

今回は、特に親しい間柄の方を起点に「寄せ書きをやるので、この人に声掛けをしたら喜ぶよって人を紹介してください」と友達の輪形式で進めたところ、寄せ書きとしては異例の90人以上に賛同してもらいました。(寄せ書きがなんと2枚!調子に乗って幹事の無計画性が出ました笑)

皆さんの協力に感謝しながら、ふと考えたことがあります。

「別れを惜しむことをいつ、どうやって伝えるのか」

当然ながら、退職すると連絡手段が限られるため、在職中に言葉を交わす機会が作れれば望ましい。けれど、退職者ご自身が辞めることをかなり前から伝えることも何か違和感がある。結果、辞める数時間前にメール等で知ることになる。

今回のwebで寄せ書きの依頼は、そのタイムラグを第三者が作ることができる新しい機会でした。(もちろん大前提として、当事者の方がそういう事を喜ばれる方でないといけませんが…。)

一連のコロナ禍で人の接点が少なる中、離れていることを契機にテクノロジーを駆使して繋がりを作る。

最近言われているアフターコロナやニューノーマルは全く新しいものと言うより、旧来のものの良さを生かして、今に合わせてバージョンアップすることかなと思っています。


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