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奥底の自分くん(抽象化のススメ)

6年前書いていた記事見返してる、奥底の自分くんシリーズ第7だん。数字わからなくなってきましたが、2部作の抽象化のススメと具体化のススメ。今回は抽象化のススメから。

先日10年以上ぶりに、新卒で入った会社の同期に会いました。なんかそこに戻る自分にウケました。何事も行ったり来たりで、両方が大切たなーと思う今日この頃。U理論とか振り子のようなもんだ!とか。色々言いますね。

仏教でもお彼岸は、あの世、精神世界。こちら側の世の中、現実の事を此岸(しがん)と言うそうです。悟りの世界が彼岸なわけです。でも悟った菩薩や如来のようなお坊さんはカオスで欲にまみれてる此岸を良くする為にやっぱり戻ってくるわけですね。で、また修行しに彼岸の世界も行ったりして。この行ったり来たりが大事なんですよね!

そういう意味でもやはり、色々両方が必要だと思うわけで。

では、抽象化のススメです。

抽象化のススメ

心の時代と言われるようになってきた今でも、具体化神話は根強いです。

色んな人や世間の感じや、空気が具体化を迫ってきます。

君は何がやりたいんだ?何に向いている?業種は、職種は?君は何ができる?夢は何なの?でっかい夢を持とう!いつまでにやるの?逆算してやらなきゃ!目標に日付を入れるんだ!

などなど具体化の嵐。それがわからなくて辛い人いないですか?
ぼくは、これがほとんどわからなくてけっこう辛かったです。そして今もほとんどわかってません。。

でもなんとなく、それでいいと思っていて、そしてなんとか、無理やり作ったりせずに今まで生きてこれました笑

なんかどう考えてもこういう具体化の感じは違和感があるから、
おれのやりたいことはこれだ!とか夢はこれだ!とか思い込むことができなかったんですね。。

で、これは人事をやってたときに学生さんなんかにも伝えていたことやけど、それでいいんです!ということ。むしろ具体的な事の中には答えはなくて、抽象的な事の中にしか答えはないということ。

もちろん時には負荷をかけて目標達成の為に死ぬ気でやりきる勢いとエネルギーと頑張りは絶対必要です。それをやるなって事ではないです。

まず具体化の1番違和感ある部分は、例えば今思ってる夢なんてたかが知れてるってことです。今知ってる職種と業種って何個あんの?ってこと。起業するのが夢とか言うけどどんなけ社長の仕事知ってるの?みたいな部分。

将来自分でカフェをやりたいです。そんな学生さんも多かったなー。カフェでバイトしたことあるだけ?もしくは、よく行くスタバの店員が良かった。とかそんだけ?

要するに自分が見えてる部分からの想像からしかできなくて、その中で思い込むのって、ちょっと早くないかい?って思っちゃう。本当に君の器で一個カフェやるだけでいいの?って。

いやもちろん、その中でコレと決めてやり続けて突っ走って努力してる人の事は羨ましくてかっこいいし凄いと思うんですよ。

でもそれが出来ない人がほとんどで。自分探しの旅に出ちゃう。でもそんなん奥底の自分くんでしかないから結局迷走する。

自分探ししたり、逆算したりするより、目の前の事を一生懸命心を込めてやる。少し工夫する。自分の色を少し付ける。そしてとにかく全力を出す。

それが実は遠いようで1番近道の王道を歩いてると思います。
(でも近道行きたくなるんですよねー。。中身のない近道探ししちゃう。すぐそっちに目がいってしまう。。ぼくもそうだしよくわかる。)

それと、具体化はチャンスを逃す可能性もあります。具体的なとこにこだわってると、本来やりたいことをシャットアウトしてしまうこともあるからです。

例えばバスケをやりたいと思ってて、でもバスケ部は弱小でメンバーもやる気なくて、先生もテキトーだったとして、そこにこだわってバスケ部入ってつまらない三年間を過ごすかもしれない。バスケが嫌いにさえなるかもしれない。

ぼくなら隣の頑張ってて全国目指してるバレー部に入ると思います。すんごい勇気いるけど、そんなとこでバスケするより楽しいと思える気がするから。

だって本当は、いい仲間と切磋琢磨して、成長して、大変でも楽しくて熱い時間を過ごしたいってのがやりたいことだったりするから。

そう本当のことは、抽象化した先にある。おれなんでバスケやりたいんやっけ?ってところ。(それが自分の力を試したい、弱小バスケ部を自分の力で強くしたい!なら文句なくバスケ部ですけどね)

これは実は、高校までずーっと野球をやってきたぼくが、1番チャラそうでやりたくなかったテニスを大学で始めて、やたら熱くのめり込んだ事に理由があるかもしれません。

種目はどうでもいいなっ!て事です。

仕事もおんなじで、種目はなんでもいいんです。どんな業種だって職種だって部活と一緒で最初は、走り込みとか筋トレみたいな単純作業を頑張らなあかんし、技術を上げるにも反復練習をせなあかん。

それをやった人が色々できるわけで、いきなりダンクシュートもできないし、いきなりホームランも打てないし、いきなり150キロ投げて三振取れるわけないんです。

だから、どんな仲間とどんなふうに、どんな事を思いながら、どんな事を目指して、どんな感じで生きていきたいか。なぜそう思か。

そんな抽象的で一見わけわからんことを考えまくることをオススメします。
抽象化すること、これは本質を見極めるということであり、人生をシンプルに捉えていくことであり、まさしく奥底の自分くんと対話することです。

もうあとはそっからは縁。へぇーおれがバレー部かって面白がって飛び込んでみればいいかと。行けばわかるさです!

これは10代20代の人達のベースであるべき考え方だと思ってるんですよね。面接の練習する前に遥かに大切なことだと思っていますっ!

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