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人生は未舗装路

上記の福地誠さんの記事を読んで興味を持ち、チャンネル登録した駆け出しの若いYouTuber、うみつかさん@umitsuka_3にフォローされた。

春になったら退職し、夏から3ヶ月半ほど麻雀の旅打ちをするのだという。

俺も大学卒業後に入隊した陸上自衛隊で、昇任が決まっていたものの依願退職、友達の部屋に転がり込み、雀荘メンバーをしながら音楽活動をしていた時期があるので、こういったチャレンジ精神のある人は好きだ。

結局俺は20代後半で結婚、それを機に音楽は諦めたが、北方謙三先生の『水滸伝』にインスパイアされ30歳で小説を書き始めた。
32歳くらいで離婚、その後は付き合いのある漫画家とともにネーム制作、いくつかの出版社へ持ち込みをしたが玉砕、といった感じで結果は出ないものの何かしら創作活動を続けていた。
ちなみに漫画家の先生から「諦めろ」と言われた俺はその後特に目標もなくギャンブルにのめりこみ、40歳の頃、競馬で1000万円負けて自己破産した。

漫画に関しては2,3年前にまた先生から声をかけられてネームを何本か作った。
某誌の編集長が直接見てくれたんだけどね、やっぱダメだった。
再び巡ってきたチャンスをものにできず、ほんとうに悔しい。

Xでうみつかさんに俺の若い頃の経験を話したら、こんなリプを貰った。
「やりたい事に進んで動いた経験」なんて書かれるとポジティヴに思えるが、実のところ俺はそこまで前向きではなかった。
確かに創作好きでプロを目指しはしたが、なにがなんでも、とまでは思ってなかった気がする。

単純にね、俺は労働が嫌いなの。
アラフィフの大人が言うことじゃないかもしれないけど、社会の中で役割みたいなのを果たすのはめんどいし、しんどい。
できれば毎日漫画や小説読んだり、映画やアニメ観たり、麻雀やったりして過ごしたい。
ただの中年モラトリアムだな。

そんなこどおじ――子供部屋おじさんの俺と違い、うみつかさんは計画をきちんと立てているので、自分が納得いくまでやって、どこかで折り合いをつけるのだろう。
まあ仕事しながらでも趣味の範囲で色々できるしね。
むしろ仕事はちゃんとしてた方がいい。

でもあれだ、外野がなにを言ってもね、それが人に迷惑をかけるとか、犯罪とかじゃない限り、自分の好きにすればいいと思う。
バッターボックスに立って、フルスイングする。
ダメだったら、また違うことをすればいいだけ。
打席に立ちもしないでグダグダ言うより、失敗してもいろんなことをやってみる人間の方が俺は好きだな。
まあ俺は三振続きの人生だけどさ(^^;)

ともあれ、うみつかさんの旅打ち動画、楽しみだな。
どうせなら麻雀で旅費を稼ぐつもりでやって欲しい。
金が尽きたら野営とかでもいいじゃん。
短期バイトで金を得て、また雀荘に乗り込むとか。
旅先で出会った女のところへ転がり込むとか。

まあそんなわけで、微力ながらうみつかさんを応援したいと思う。
チャンネル登録者数、増えるといいな。
あ、俺とも麻雀打って欲しいな(笑)

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