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【双極性障害と今日この頃-2021年9月4日】

奈落は遠く、けれどここはすでに泥沼の中

ここ最近、起きていられない日が増えた。タイミングはまちまちで、日中に力尽きることもあれば夕方になって急に眠気が来て数時間は目が覚めない。

理由がわからなかった。
特別寝不足なわけではない。薬の量は変わっていない。ルーティンが大きく変わったわけでもない。ただ、体がついてこない。しかし、理由がわからなければ対処のしようがない。

数日考えて、すでに不調の沼地に立っているのだと気づいた。奈落の前には無色透明の泥沼があったのだ。落ち着いて考えればわかることだった。自力ではどうしようもないほど落ち込むまでには温い勾配がある。

奈落はまだしばらく先だと思っていた。多分、まだ先だろう。ただ、自覚がないまま、奈落手前の沼地に進んでいただけの話だったのだ。

去年と同様、状態はゆっくりと悪化している。それでも「悪化した」と自覚できるようになった分、確実にマシにはなったのだろう。

奈落が避けられないのなら、せめて沼地に留まる時間を可能なかぎり伸ばそう。そうすれば、奈落の時間を多少なりとも縮められるかもしれない。

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