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Criminal Minds視聴中は飲食不可と理解。

ポップコーンや焼き菓子は噛んだ瞬間の音が邪魔で画面に集中できなかったので、今度は噛んでも音がしにくいドーナツや饅頭を試してみたのだけれど、ヘッドホンをしている都合上、どれだけ小さい音でも聞こえてしまうので、視聴中は素直に画面を凝視しておくのが吉という結論に達した。飲み物もコップが邪魔にならないようストローに切り替えてみたが、こちらもやはり音が気になってあきらめた。

第17話「灼熱の街」/In Heat
敬虔であることは賞賛に値するだろう。信仰心が厚いことも。けれど、それは無条件に、ではない。純度の高い信仰心は時に他者にとっての狂気となり、暴力となりうる。

敬虔で信仰心の厚い父親は看守だった。
囚人に規律を教えるように、彼は同じ術を以て息子を
“それ”から引き離した。不潔だから。そうして「問題」から息子を守った。
自分とは考え方が違う一人の人間であったことを父親は考慮せず、彼は”それ”を考慮されず「正しさ」は遂行され、結果、種はまかれた。
「正しさ」が種をまいた土壌は、彼自身への憎悪と他者への嫉妬と怒りによって耕されたものだった。

始まりに悪意はなかった。あったのは善意であり使命感だった。忘れ去られていたのは尊重だけだ。

第18話「忍び寄るストーカー」/The Crossing
何かが起こられなければ動けないのは海を越えた先でも同じらしい。それにしても、2年間もストーキングされながら弁護士としての仕事を果たせているのだから、ケリーはよほど強靱な精神をしているんだろう。事実、終盤ではそれが功を奏するのだから。

……今回のケースに出ていたストーカーもそうだけれど、あの超曲解力と妄想力のミックスって人為的に矯正できるものなのだろうか? 可能性があるなら、物理的・精神的な殺傷に直結する実行力と衝動だけでも削ぎたい。むしろそれを最優先で削ぎたい。

第19話「記憶を失くした殺人犯」/Tabula Rasa
明らかだと信じていた自分のルーツを見失う。
両親は「誰」なのか、自分は「誰」の血を引いて”ここ”にいるのか。
自分のルーツを当たり前のこととして知っている人間にその恐怖はわかるだろうか。想像してみたが、明確な恐怖には結びつかなかった。煙のようにゆらいだまま、具象化される寸前で溶けてしまう。解けるのではなく、溶ける。音もなく気配もなく跡形もなく一瞬で。ぞわりと音を立てながら。

何もない穴底に身ひとつで投げ出されるというのは、ああいうことをいうのかもしれない。

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