見出し画像

電動車椅子YMAHAとWHILLを乗り比べてみた【歩行困難】

YAMAHAの電動車椅子、JWアクティブ PLUS+と、WHILL Model Cを業者さんに持ってきてもらい、自宅周辺で乗り比べてみました。前回、YAMAHAの旧モデルを試乗したときの感想はこちらをどうぞ。

YAMAHA JWアクティブPLUS+

画像2

WHILL Model C

画像1

段差

YAMAHA :通常歩いていて段差と認識するレベルの段差走行は無理。
WHILL : 5㎝まで段差走行できるので、割と越えられる。

うちのマンションのエントランスに、5センチくらいの段差があるのですが、YAMAHAはだと無理、WHILLだと可能でした。ただ、今歩道の端とかはかなりスロープ状に作ってあることがほとんどだと思うので、そういう1㎝2㎝くらいの、「歩いていたら段差とは認識していない」くらいの段差はどちらも問題なかったです。

↓こういう段差はどっちでも大丈夫

画像5

マンションのスロープはどちらも問題なし。うちの近辺平坦すぎて、ほかに試す場所がありませんでした…。

舗装路の走行

どちらも問題はありませんが、WHILLの方が安定感は格段にあって快適でした。座面のクッションが厚いことと、そもそも土台の部分が硬質なので、普通の椅子に座っているのとまったく変わりない座り心地です。YAMAHAはやっぱり車椅子感(不安定感)がある。

スピードはYAMAHAが4.5km/hまで、WHILLが6km/hまで。最初は慣れなかったので6kmは怖いと思いましたが、しばらく乗っていると、空いている道で走行するのは断然6kmが気持ちがいいです。子どもたちが小走りになるくらいのスピード。他人がたくさん歩いているような街中で6km/hは危険だと思いますが、自宅回りの空いている道や子供たちと公園で遊ぶにはこの速度は魅力的です。

小回り

車椅子自体のサイズも、最小回転半径も、WHILLの方が小さいそうです。完全にその場で回転ができます。スーパーの売り場みたいな狭いところではメリットがありそうです。

折りたたみ・分解・車載

YAMAHAは手動の車椅子と同様の折り畳み式、WHILLはかなりギミックな分解式。

①夫(健常者・30代男性)がやるなら

●YAMAHAの折り畳み、後部座席足元への積み込みは問題なし。
●YAMAHAのラゲッジスペースへの積み込みはかなり力とコツを掴めば、そして車体への傷を気にしなければなんとか可能。
●WHILLの分解、ラゲッジスペースへの積み込みは問題なし。

→前回、ラゲッジスペースに上げるのは無理だーーー💧ってなってたのですが、頑張って前輪を最大限にウィリーさせれば、うちの車のラゲッジスペースにはなんとか届くことが判明。ラゲッジスペースの床面も比較的低いタイプの車なことが幸いした印象です。車体には確実に傷がつきますwうちは15年過ぎた車なので気にしてないですが。

画像3

②私(使用者本人・30代女性)がやるなら

●YAMAHAの折り畳みはけっこう大変。畳み終わった車椅子を後部座席足元への積み込むのは比較的可能な感じ。
●WHILLの分解、積み込みはけっこう大変。

→まぁ結局体調次第、というところになるのでなんともですが…。完全に一人でやるなら、総合してYAMAHAの方が労力は少なく済む気がしました。私一人で積み込む場合というのは、私一人で出かける場合なので、積み込み先は後部座席足元想定です。積めれば運転席以外どこでも良いので。当面は一人での積み込みはやらないかな、と思います。ゆくゆくもっと体調が良くなれば考えようかなというところですね。

YAMAHAの車椅子の後部座席足元への積み込みは、前輪をてこの原理で持ち上げてズルズルっと押し込むだけなので、コツを掴めば&体調が悪くなければできそうです。これも床が低い車ゆえですが。畳む方が大変そう。

WHILLの分解は、難しくはないけれど、超お手軽とも言えない感じ。この作業のために腰を下ろして、レバー解除したりして大きく3パーツ+カゴ、電池の計5パーツに分解して、それぞれを車に積み込む。一番重いパーツが20キロです。

画像4

荷物の積載

これ、試乗時には全く考えてもいなかったのですが、WHILLを借りることにして、その後スーパーに行って思いました。カゴがあるってかなり素敵です。WHILLは、座面の下にカゴが取り付けてあって、買い物袋一袋分くらいの物は入ります。牛乳なんかの重いものも問題ありません。まぁ、足元になるので、座ったままだと出し入れしにくいです。なので、立てない方だとそんなにメリットにはならないかもしれませんが。WHILLには介助者用のハンドルがないので、ハンドルに荷物をかける方法は取れません。軽くて嵩張るものの持ち運びが多い方にはYAMAHAのオーソドックスな形が良いかもしれませんね。

主婦感出過ぎてすみません…

画像6

保管場所

我が家はエレベーターのないマンション2階の部屋に住んでいるため、自宅への持ち帰りは不可能です。そのため、管理会社に相談して、屋根のある共有スペース部分に置かせてもらう許可を大家さんからもらいました。入居者からのクレームがあれば撤去する旨の同意書を書いた上での許可ですが。クレーム、ないといいなぁ。。。

屋根ありとはいえ屋外なので、どれくらい汚れるのか、いたずらなどされないか気にはなっています。業者さんにカバーのことを聞くと、電動カート(セニアカー)用のカバーをサービスしてくれました。ただ、これだと大きすぎて風でなびいて邪魔になっている様子です。WHILLの純正カバーを購入するか、はたまた座面と背もたれ部分のみカバーできるような簡単なものを探すか、、、ちょっと考え中です。

メンテナンス

これは、どこの業者でもっていうわけでもないようですが、私のお借りした業者さんは、毎月メンテナンスサービスがあるようです。ちょっとびっくりしました。(それも込みでのレンタル価格ということですね)

業者さんいわく、圧倒的にお年寄りの方が多いので、安全に使えているか(認知症の進行など)のチェックが裏目的だとのこと。

あと、保険も付帯しているそうで、その場で保険加入書類を書きました。対人、対物保障。車椅子自体の破損の際の補償は、1万円までが免責(壊したら1万円は払わなきゃいけないけど、それ以上は保険で支払われる)ということでした。費用はレンタル価格に込みです。

私の結論

ひとまず、WHILLをレンタルすることに決めました。一番の理由は、走行時の安定感です。振動でも疲れてしまうので、舗装路を走っている限りはほぼ椅子という感覚はとてもありがたいです。

お値段は実はまだちゃんと聞いていないのですが、たぶん2万円/月です。(今回試乗車持ってきてくださったのが、私のお願いしている福祉機器業者と提携している福祉カート業者で、実際の契約自体は福祉機器業者さんの方としてくださいということになっているので)

気になっていること

総合して現時点ではWHILLがいいなと思ってはいるのですが、ゆくゆく気になりそうだなと思っているのが、5㎝を超える段差の乗り越えです。たとえば、電車の乗り降りとか。

私自身は、長時間歩行はできませんが、短時間の歩行はできます。なので、YAMAHAで乗り越えられない段差があれば、一旦下りて自分で車椅子を押して段差を乗り越えるということが可能です。もし電車を使うとしたら、乗り降りの時だけそうすると思います。WHILLだとその手が使えないので、駅員さんにスロープを出してもらう必要があります。それをどこまで煩わしいと感じるか ですね。

あと、どうしても経路に階段しかなかったとき。もちろん私一人ではYAMAHAにせよWHILLにせよお手上げです。ただ、YAMAHAの方なら、二人お手伝いをお願いすれば、私は自分で歩き、30キロの車椅子を二人で持ち上げていただくことは不可能ではないかな…と思います。WHILLだと50キロですし、持ち上げに適した形状でもないので、分解して…って話になってきてしまいます。うーん。

そういう場面がどれほどあるのかちょっとわかりませんが、ベビーカーを押して歩いていた5年ほど前まで、「あぁもうどこにエレベーターあるのかわかんない!担いだ方が早いわ」ってやってた時もそこそこあったので。

電動車椅子にしてみての感想

WHILLが、というわけではなく電動車椅子にしてみての感想ですが、圧倒的に実用性が増しました。手動車いすとは完全に別次元です。月2万円は全然安くはないですが、歩いて&手動車いすでしんどい思いをして、クラッシュ(体調悪化)することを思うと、必要経費な気がしています。

とりあえず、当面はレンタルのつもりなので、今月はWHILL、来月はYAMAHAと乗り比べてみるのもありかな~と思っています。

もし電動車椅子迷っている方がいたら、一度試乗してみるといいと思います。試乗だけならお金もかからないので。


サポートありがとうございます♡ 病気と付き合いながら過ごす毎日を快適に過ごす道具の購入に使わせていただきます。