SOSをキャッチしてくれる人を増やそう!

SOSをキャッチしてくれる人を増やそう!

以前のブログで、SOSを発信することの大切さについて書きました。
怖さを乗り越えて、SOSを発信しよう!|暮島葉月 (note.com)
発信しないと困っていること、助けが欲しいことに、自分が困った状況に置かれていることに、誰も気づいてくれないからです。

でも、そのSOSは、それをキャッチする人がいて、初めて意味を成します。このブログを読んでくれる人がいることはとても大切です。

で下さる方がいるから、ブログが意味を成すように、発信したSOSをキャッちしてくれる人が必要です。

でも、誰かれなしにSOSを発信することは、危険だと思います。心から自分を心配してくれる人、自分に心を寄せてくれる人に発信しなけれすればいいのではないでしょうか?

そう、SOSをキャッチしてくれる人を見つけるのは、なかな難しいことです。では、どういう人にSOSを発信すればいいのでしょう?

私のケースを書きます。


電話魔だった私


私の場合は、まず統合失調症の息子さんがおられる前田さんという方が、私のSOSをキャッチしてくださいました。。伯母の過干渉に悩む私に、一人暮らしを勧めて下さって、生活支援センターの「らしく」を紹介してくださったのも前田さんです。

一人暮らしに必要な電化製品を買いに行くのにもついて来てくださったりと、本当にお世話になりました。。前田さんがいなかったら、一人暮らしをスタートすることができませんでした。電話依存だった私は、毎日毎日前田さんに電話をかけていました。とにかく不安で、誰かの声が聴きたくて仕方なかったのです。

前田さんは根気強く私の電話を受けてくださいました。前田さんはご自身が統合失調症の息子さんを抱えていて、病気に対する理解が、普通の人よりもあったというのも大きいです。

そして、毎日電話で不安を訴える私を心配した前田さんは、彼女のカウンセラーの上倉妙さんを紹介してくださいました。

 

カウンセラーの妙さん、月曜日のZoomの仲間との出逢い

上倉さんはカウンセラーですから、SOSをキャッチするプロです。カウンセリングを受けるたびに私のSOSをキャッチしてくださいました。病気というフィルターを通してではなく、「ありのままの私」を受けとめて下さり、認めてくださいました。

この「ありのままの私」を受けとめて、認めてくださったことによって、私は大きな安心感を得ました。
「そこにいても、存在してもいいのだ」
という安心感です。それまでの私は、
「このままの私ではダメだ」
「もっと、もっと」
と、漫の心に支配されて、もがいていました。

妙さんのカウンセリングを受けることによって、私は自己開示ができるようになりました。そう、SOSを素直に発信できるようになったのです。妙さんとの出逢いがなかったら、いまの私はなかったと思います。

妙さんが、毎週月曜日に開いておられるZoomに参加しておられる人たちに、私は、統合失調症であることをオープンにすることができました。みなさん、ごく自然に受け留めてくれたのです。

困ったことなどがあれば、妙さんや月曜日のZoomの人たちに相談できるようになりました。みんな私の大切な仲間です。


Clubhouseの仲間との出逢い

シモトリマコトさんがやられているClubhouseのゼロ秒思考のメモ書きのルームでも、シモトリさんをはじめ、たくさんの人が私のSOSをキャッチして下さいました。。このルームと出逢ったのはとても大きいです。

私は昨年の2月から、ほぼ毎日このルームに入っています。それによって、大きく変わることができました。
「出逢っていなかったら、どうなっていたのだろう?」
と、思うほどです。

このルームを通じて、大河原光子さんののルームや、岩田恭子さんのアクティブリスニングのルームや、Sasaさんのルームに出逢いました。そして、ゼロ秒思考のメモ書きとアクティブリスニングの提唱者の赤羽雄二さんとも繋がることができました。

みなさん、私の話を受けとめてくれて、ポジティブフィードバックを下さいます。赤羽雄二さんは、私の発信するSOS をアクティブリスニングで受けとめて下さって、いつも的確なアドバイスを下さいます。それによって、ずいぶんと心が軽くなりました。


親友さくらの存在



そして、親友さくらにもずいぶんとSOSを発信して、助けてもらいました。さくらは、時に厳しいことも私に言ってくれます。

私は、気分の波が普通の人よりも激しいのですが、テンションが上がった時は、
「あんた、上がってんで」
と、注意してくれます。

病気がひどかった時に彼女にはいっぱい迷惑をかけました。さくらにSOSを出しまくっていたからです。そんな私のSOSを一生懸命受けとめて、彼女なりのアドバイスをくれたのに、それに背いたことが幾度もありました。

そんな私を見放さずに、今も変わらずつきあってくれています。本当にありがたいです。お互いに忙しくて、なかなか会えないけれど、さくらの応援が、心の支えでもあります。

ここに名前をあげなかった人たちの中にも、私のSOSをキャッチしてくれた人はたくさんいます。本当に感謝しかありません。

SOSをキャッチしてくれる人。それは、私に心を寄せてくれる人です。見返りを求めずに私の事を思ってくれる人です。「愛」。そう私を愛してくれる人です。「愛」なんて陳腐な言葉をと思うかもしれません。でも、私は、私のSOSをキャッチしてくれた人たちの大きな愛を感じています。それを感じられただけでも、SOSを発信してよかったと思っています。


相談する勇気を持とう

SOSを発信することは、勇気がいることです。私のように心の病を抱えていたとしたら、病気のことをオープンにするのも怖いし、自分の弱さをさらけ出すのも怖いことです。でも、勇気を出して発信してみてほしいです。自己開示してみてほしいです。それをキャッチしてくれる人はきっといるはずだからです。

樺沢紫苑先生は、言語化の魔力の中で、こう書かれています。

「心理学で『自己開示の返報性』というのがあります。相手が自己開示をしてくれた時に、自分の相応の自己開示をしたくなる心理のことです」

「『受け入れられるか』、『受け入れられないか』の二者択一ではなく、自己開示するからこそ、相手の心の扉が開いて、あなたへの親密度がアップし、受け入れられるようになります」

「深刻な相談をしてくれた相手に対しては、『そんなことも打ち明けてくれるほど、私を大切な友達と思ってくれていたんだ』と感じるはずです」

SOSを発信する勇気を持ちましょう。
相談する勇気を持ちましょう。
自己開示する勇気を持ちましょう。

SOSをキャッチしてくれる人を見つけましょう。
SOSをキャッチしてくれる人を増やしましょう

そして…

誰かのSOS  をキャッチしましょう。  

いま抱えている生きづらさが、きっと軽くなるはずです。

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。


 

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