感謝する。そしてアウトプットする。

野口しあわせ研究所所長 野口雄志さん

「鋼の自己肯定感」 宮崎直子さん著


感謝する喜び

昨日は仕事でした。私は、週に3回介護施設で働いています。障害をオープンにしたオープン就労です。自転車通勤の道中は寒かったけれど、利用者さんに「ありがとう」と言っていただける仕事は、とても楽しくやりがいがあります。

帰ってから家事をして、夕食を食べてからは、少しパワーナップをとって、夜8時から、私のカウンセラーの上倉妙さんがやっておられる、Zoomに入らせていただきました。

昨日は、グリットコンサルティング 代表で、野口しあわせ研究所の所長で、流通経済大学客員講師の野口雄志さんが、ゲストスピーカーでZoom でお話してくださいました。「感謝」についてお話してくださいました。野口さんのお話をまとめたいと思います。

日本人が(50代以上だったかな?)一日にありがとうと言う回数は、統計によると7回だそうです。言われる回数は、4.9回。少ないと思いませんか?

どうして、ありがとうと言えないのか?それは、そうしてもらうのが当たり前だと思っているからです。夫に、妻に、子供に、会社では、上司に、部下に、同僚に、もっとありがとうという言葉をかけてみませんか?

「ありがとう」と相手に感謝するときには、相手をリスペクトする気持ちが必要です。笑顔で、「ありがとう」と言う。その行動と言葉が、家庭を変えて、会社を変えて、社会を変えていくのです。

相手の存在そのものに感謝するのです。そして、感謝する対象は、例えば空だったり、自然だったり、人以外のものも含まれます。

小さな成功体験を積み重ねていくことがとても大切です。どんどん行動しましょう。どんどんいい行動をしていきましょう。

と、いったことを、すごく素敵な笑顔で、野口さんは優しく語りかけてくださいました。充実した時間でした。「感謝」って、本当に大切なことだと思います。出来ているようで、なかなか出来ていないですよね。周りの人に、さらに感謝できるようになりたいです。野口雄志さん、素敵なお話をありがとうございました。

今日も「鋼の自己肯定感」で学びました。まとめてみます。


自分を発信する

「シリコンバレーでは、鋼の自己肯定感作りが、保育園から始まることや、学校でも正しさよりもアウトプットが求められること、家族との会話が自己肯定感を高めるという話をした。大人になったあなたはもう学校に行かないかもしれないし、なんらかの理由で家族と疎遠になっていることもあるだろう」

「でも、安心してほしい。自分を発信する相手は家族である必要はない。友達でも、会社の人でも、近所の人でも、あなたが好きな人、話していて楽しい人ならだれでも構わない」

「自分が感じていること、ワクワクしていること、嬉しかったこと、将来の夢などを、あなたが安心して話せる人と話すことで、あなたは『ありのままの自分で大丈夫』ということを実感できるはずだ」

「好きな人と話す時に大事なことは、お互いにジャッジしないこと。正しいか正しくないかという観点で相手の話を聴かないことだ」

「様々な条件を全て取り払って、ありのままの自分を受け入れ愛すること。それが鋼の自己肯定感だ。自分に対してそのような気持ちを持てるようになったら、他人にたいしても同じように、無条件に受け入れ愛するということを実践してほしい」

「ソーシャルメディアで自分を発信したりしていくことも勧めたい。
ソーシャルメディアで発信するメリットは、
・自分が今いる場所に関係なく、世界中の志を同じくする人と繋がることができる
・自分が伝えたい想いがより多くの人に届く
・ありのままの自分で大丈夫ということをより実感できる」

「万が一心無い中傷をする人がいたら、徹底的に無視あるいはブロックすること。あなたの大切な時間と心のエネルギーは、あなたに共感しサポートしてくれる人のためだけに使うのだ」


「感謝」するということを学んで

昨日の野口さんから学んだ「感謝」、そして宮崎さんの「鋼の自己肯定感」に書かれている「自分を発信する」ということは、今、私がとても関心のあることです。

私が読んだ色々な本に「感謝」の大切さが書かれています。誰かを大切に思い、笑顔で「ありがとう」と伝えること。それによって「社会も変えていける」と野口さんは教えてくださいました。

今日、職場で、できるだけ「ありがとうございます」という言葉を口にしました。言葉だけでなく、心も込めて言いました。私の「感謝」が利用者さんや、職員さんに伝わっていれば嬉しいです。その「感謝」が利用者さんや職員さんの心を温められていたら嬉しいです。

そして、今日も「3行ポジティブ日記」をつけて、今日という日に感謝したいです。


怖いけど、大変だけど発信し続けたい

「自分を発信すること」。私はこれに取り組んでいます。そしてこうしてブログを発信し続けています。

私は統合失調症です。「統合失調症だし、病気だし、どうせ無理」と、人生に投げやりになっていた時期もありました。オーバードラッグにより自殺未遂もしましたし、朝からパチンコのことばかり考えていた、ギャンブル依存症になったこともありました。煙草に逃げていたこともありました。

自分があるいは、家族が統合失調症と診断されて、絶望的な気持ちになっている方がたくさんいると思います。

統合失調症だけではなく、鬱などの心の病を抱えたり、診断まではされていないけれど、生きづらさを抱えている人はたくさんいると思います。

朝日新聞記者の永田豊隆さんは、「妻はサバイバー」の本の中でこう書かれています。
「身体障害者にとっての障壁が例えば段差だとすると、精神障害者にとっての障壁とは何だろう。
 それは社会の偏見であり、差別感情だと私は思う。段差と違って目に見えないが、強固だ」

この言葉は、胸に響きます。私のような精神障害の当事者や家族の方で、偏見や、差別を怖がっている人はたくさんいると思います。
「そんな方たちに何か伝えられないかな?周りの人たちに正しい理解を持ってもらえないかな?」
という思いで、これからも私は、発信を続けていきたいと思います。少し怖いし、少し大変。でも発信していきます。

ブログの発信と併せて、私の背中を押してくれるピアサポート団体のピアサンクス。本当に素敵な仲間と出逢うことができました。ホームページ、ぜひご覧ください。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。


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