つながることで、何かが生まれる(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記Vol53)
アメリカ人の友だち達との楽しい時間
今週の金曜日も、土曜日もとても楽しく充実した時間を過ごしました。
金曜日は、日本語学校に通う友達のアメリカ人の女性の友達Lizyさんと、彼女のクラスメートのアメリカ人の男性Johnさんと、そして私の中・高時代の同級生と一緒に、私の家で、お好み焼きパーティーをしました。
「お好み焼きを食べてから、大文字の送り火を見に行こう!」
という企画でした。私のマンションからすぐの場所で、送り火の1つが見られるのです。
別の同級生からのランチのお誘いを断って、掃除やら料理をして、準備しました。キャベツを刻んだり、ひよこ豆のサラダや切り干し大根のサラダを作ったりしました。
Lizyさんとも、Johnさんとも日本語で話しました。彼女たちの話によると、日本語学校の授業では、実際に日本語の会話をする機会があまりないのだそうです。
「覚えなければいけないことがいっぱい。漢字も難しい。上級クラスにいる人は、漢字になじみのある中国人や台湾人ばかり」
と。なので、日本語で会話できることをとても喜んでくれました。
桃栗さんのおかげで再びつながったご縁
中・高時代の同級生とは、私が代表を務める会のSafe Space ほっこりが、いつも活動させている桃栗さんのご縁で、約40年ぶりくらいに先日再会しました。彼女が通っていたバーを桃栗さんのオーナーの千恵さんが、昔されていたのです。
私のFacebookの投稿を見て、
「桃栗って名前懐かしいな」
と思って、桃栗さんに足を運んだそう。それを千恵さんが私に教えて下さって、私が彼女に桃栗さんでのFacebookでイベントの案内を送ったら、参加してくれて。そんな風にして、またつながることができました。桃栗さんに感謝です。
やっていてよかったな~、Safe Space ほっこりの活動!
学生時代に一緒に遊びに行った記憶はないのだけど、彼女は私のことをよく覚えていてくれて、それも嬉しかったです。
私のことを
「すごく活発だった」
と言ってくれるのだけど、それはたぶんADHDの特性の多動からだったのではないかと思います(笑)
ともかく、そんな風につながった彼女も、Lizyさん とJohnさんも、お好み焼きなどの料理をすごく喜んで食べてくれました。心を込めて作った甲斐がありました。みんなの笑顔で、私も、エネルギーチャージができました。
倉又史郎のデザイン展
土曜日は、友達と、国立近代美術館でやっている「倉又史郎のデザイン 記憶の中の小宇宙」展に行ってきました。
私は障害者手帳を持っているので、美術館・博物館に無料で入れるのです。介添え人も無料です。だから、美術館・博物館に行くときは、誰かを誘って行くようにしています。感動がシェアできるからです。
今回は私からではなく、友達から「この展覧会に行こう!」と誘ってくれて行ってきました。
実は、あまり興味なかったのです、倉又史郎さんのデザイン展。倉又史郎さんって方がおられたことも知りませんでした。でも、行ってみたら、すごく良かった!面白かった!本当に良かったです!
倉又史郎さん(1934-1991)は、イッセイミヤケさんの店舗デザインも手掛けておられた方。高度成長期(インテリアデザイナーという言葉がまだなかった時代)からバブル期という、日本がめちゃめちゃ元気な時代に活躍された方です。変化し続ける都市を舞台に、革新的で独創的なデザインで、人々を魅了されました。
私が面白いと思ったのは、倉又さんが、寝てる間に見る「夢」からデザインのインスピレーションを得ておられたということ。ベッドの横にスケッチブックとペンを置いて、目が覚めたら夢から得たイメージを書き留めて、デザインにつなげておられたのです。無意識をとても重視して、大切にされておられたのです。
無意識を重視して、大切にすることは、最近読んだ、さとうみつろうさんの本の「0 rei 上」にもリンクするところがあって、とても興味深かったです。
語り合う時間
展覧会を見た後は、岡崎のスタバで友達とコーヒータイム。大好きなコーヒーフラペチーノを飲みながら、スタバの3階のソファに座って、さっき見てきた展覧会のことについて話しました。この感想を言い合う時間がいいですよね、誰かと一緒に展覧会を見ると。
それ以外にもお互いの近況などについても話しました。
友達は、お母様の介護をされています。介護のことについてなども、いろいろ語り合いました。
実は彼女に、Safe Space ほっこりのある役をお願いしているのです。なので、Safe Space ほっこりのことについてもいろいろ話しました。私が今の会の現状についてなどを話して、彼女がいろいろと質問してくれました。
「自分に役が務まるか、ちょっと不安になってきたの」
と、彼女。その不安をアクティブリスニングしました。私の会への思いについても話しました。アクティブリスニングしていたら、少しずつ彼女の不安がほぐれてきて、最後には、
「わかった。お役に立てるかどうかわからないけど、やらせてもらうわ」
と、彼女は言ってくれました。ホッとしました、そしてすごく嬉しかったです。
LINEやメールや電話でコミュニケーションをとることに慣れてきている私たちだけど、
「こんな風に実際に会って、語り合う時間がとても大切だな~」
と、改めて思いました。
つながることで、何かが生まれる
その友達が、私に、
「葉月さんは、今まで会った人の誰とも違うタイプ。葉月さんみたいな人に会ったことがないわ」
と。
それを聞いて私は、
「最高の誉め言葉やわ。そんな風に言ってくれてありがとう!」
と、答えました。その言葉が本気で、嬉しかったのです。
統合失調症で。
バツイチで。
オーバードラッグによる自殺未遂をして。
診断は受けていないけどたぶんADHDで。
向精神薬の副作用で増えてしまった体重を落とすために必死のパッチ(古っ)でダイエットしていて。
これまた必死のパッチ(またまた古っ)で禁煙していて(たまに吸っちゃうけど)。
オープン就労で介護施設で、短時間だけどやりがいを感じながら働いていて。
修行僧の次男と、バツイチになってから30代で修行僧になろうとしている長男がいて。
文章を書くのが大好きだからブログを書き続けていたら、たくさんの方にフォローしていただいて。
生きづらさを抱えて人のための「心の安全基地づくり」をしていて。
何を思ったか、その会をNPO法人化しようとしていて。
その私の言葉に共感してくれた素適な仲間たちがいて。
そんな人、たしかに他にいないかもしれないです(笑)。かなりオモロイ人間かもしれないです、私(笑)
私がそんなオモロイ人間になれたのは、「つながる」ということのおかげです。
人とつながり、
音楽やアートや映画とつながり、
素敵な本とつながり。
美味しい食べ物とつながり。
自然とつながりetc
そのつながりを私の中で咀嚼して、何かを生みだそうと今、私はしています。「生み出していける」となんだか根拠のない自信があります。
つながることで、何かが生まれる!
そう信じて、学び、行動していきます。
つながる過程で、悲しい思いやしんどい思いをするかもしれない。でも、やっぱり私は、つながりを求めていきたいのです。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?