一人じゃない
「言葉にすれば『悩み』は消える 言語化の魔力」樺沢紫苑先生著
オキシトシン出まくりの一日
昨日はとてもいい一日でした。Clubhouseのゼロ秒思考のメモ書きのルームで友達になった、さやかさんが仙台から京都に用事があって来られたのです。お友だちとの待ち合わせの時間まで私と過ごして下さるということで、一緒に楽しい時間を過ごしました。
御所の無料のガイドツアー→護王神社→菅原道真公が産湯を使った井戸のある神社→Knuclesでランチと、充実のプランの時間を過ごしました。
Knucklesは京都府庁前にある、サンドイッチが美味しいお店で、私の同級生がやっています。町屋を改装したとても素敵なお店です。サンドイッチも美味しい!さやかさんも喜んでくれました。
さやかさんと別れてから、家で少し休憩してから、西院のLAUNDRY CAFEへ。毎週日曜日にされている英語のイベントに参加するためです。ずっと忙しかったのでお休みさせていただいたのですが、昨日は久しぶりに参加して、英語で外国の方や日本の方とのお話を楽しみました。
帰って来てからは、私も会員になっているピアサポート団体のピアサンクスのタウンミーティングに参加しました。新しく会員になった方も参加して、和気あいあいとした、とても楽しいミーティングでした。
ピアサンクスは、アウトプット型のピアサポート団体です。「おたがいさまを当たり前に」「心の傷がスキルになる」というコンセプトで運営されている一般社団法人の団体です。私は統合失調症なのですが、昨日入られた会員の方も統合失調症で、なんだか「仲間ができた!」と思えて、嬉しかったです。
そんな感じで昨日は、愛とつながりのホルモン、オキシトシンが出まくった、とてもいい一日でした。
自分だけで悩まない
私が統合失調症を発症したときは、悩みごとを一人で抱え込んでいました。誰にも相談することができませんでした。
樺沢先生は、「言語化の魔力」の中で、自分ひとりで悩まないための3つの視座転換について、書いておられます。まとめてみます。
1 他人の視座で見る
自分の視座 ― つまり自分の経験、体験、アイデアだけで答えようとすると、どうしても「答え」や「選択肢」の範囲が狭まってしまいます。
でも、他人の視座 ― つまり他人の経験や知識を借用すると、何か月も悩んでいたことが、一瞬で解決することもままあります。
他人の視座を借りるとは、言い換えるならば「相談しよう」「検索しよう」ということです。
自分一人で頑張ることは、「美徳」ではなく、「時間の無駄」なのです。
2 他人になりきる
脚本家の三谷幸喜さんは、どうしても筆が進まない時は、「ワイルダなり切りならどうする?」と自問自答するそうです。
空想や妄想でいいのです。自分がリスペクトしている大好きな他人になりきってください。
他人の視座になりきるためには、
①○○さんならどうする?
②なぜ○○さんは、××したのか?
③もし自分がその立場なら、どうした?
という質問を自分にするといいそうです。
3 未来の視座を持つ
①今できなくていい
例えば、海外勤務を打診されたのに英語に自信がないので断ろうと思ったとします。その転勤は6か月後です。それならば、その半年間、英語を猛勉強して、自分のスキルをアップさせればいいのです。「今の自分には無理」でいいのです。半年後に可能になっていれば十分なのです。
未来の自分を信じて、最後にクリアできるようになっていればいいのです。未来の自分を信じ、最後に勝てばいいのです。
②時間を味方につける
「鬱病を発症し、治療を受けている。でもちっともよくならない」「失恋して落ち込んでいる。心の傷が癒えそうにない」。
そんな時は、心の傷が癒されるまで、静かに待つ。何もしないで、経過観察をすればいいのです。「時間」の経過を活用することは、悩みの対処法として、非常に有効です。
病院の診療では、医者の言葉を信じること。
ビジネスなどでは、自分の未来予測を信じること。
自分の未来の成長を信じ、未来の自分や仲間を信じ、「時間」を信じ、そして待つということが、大切な対処方なのです。
③未来の仲間を信じる
大きなプロジェクトのリーダーを打診されたが、自分には無理だと思う。
未来の視座を持つということは、「未来の自分の成長を信じる」だけではなく、「未来の仲間の成長を信じる」ことでもあります。
自分一人では無理でも、仲間と力を合わせれば何とかなるのです。
未来の視座を得るためのたった1つの質問
(期間)後に、(目的)を達成するために、今すべきことは何か?
例
1年後に米国留学するために、今すべきことは?
1年後に、新規プロジェクトを成功させるために、今すべきことは?
1週間後定期テストで、合格点をとるために今すべきことは?
たった1つの質問を自分に投げかけることで、今やらなければならないことが、たくさん思い浮かぶはずです。
一人で悩みを抱え込んでいた私
この、1他人の視座で見て、2他人になりきって、3未来の視座を持つ。
そうやって自分の悩みを解消していくというのは、とても参考になりました。
19年前に私は、統合失調症を発病しました。その当時の私は、こなしきれないほどのたくさんのタスクと、自分の心では抱えきれない悩み事を抱えていました。
そして、ある日、頭の中がまるで炭酸水が噴き出すようにシュワッとなって、真っ白になって、何も考えられなくなりました。心が壊れた瞬間でした。今なら思います。
なぜ、一人で抱え込んだの?
なぜ、誰にも相談せずに悩み続けたの?
なぜ、助けを求めなかったの?
そう、一人で頑張らなくてもいいのです。「辛いんだ」「しんどいんだ」「助けて欲しい」と、誰かに相談して、知恵を借りて、助けを求めてもいいのです。
そして、「今は無理」と思っても、未来のなりたい自分、ありたい自分に向かって努力していけばいいのです。
一人じゃない。
一人で頑張らなくていい。
そんなことを伝えたいです。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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