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心の声を聞く(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記Vol71 )


カードリーディング

日曜日は、、Safe Space ほっこりでカードリーディングのイベントをひとまち交流館で開催しました。

ひとまち交流館でイベントを開催するのは初めて。理事のやまさこさんも私も、とても緊張しました。

当日参加表明して下さった方も入れて、12名の方が参加して下さいました。

理事のやまさこさんが、タロットカードの説明をして、一人ひとり1枚ずつカードを引いて、そのカードの意味を説明するという流れ。やまさこさんが資料もバッチリ用意してくれて、私がそれをコピーして、二人で準備しました。

準備しながらも、
「緊張するよな?」
「うん、緊張するわ」
と2人で言って。本当に緊張したのです。

そうこうする内にみなさん続々と来てくださって。バタバタする私とやまさこさんを見て、参加者で私たちの友達のちかこさんという方が受付を手伝って下さいました。

そしてイベントがスタート。まず私が、Safe Space ほっこりの説明をさせていただきました。


Safe Space ほっこりの活動をなぜ始めたのか?

ブログで何度も書いているのですが、私は統合失調症です。34歳の時に発病しました。今私は55歳。だから20年以上この病気と付き合っています。発病したとき、抱えきれないほどの悩み事を私は抱えていました。それに過労と睡眠不足が重なって、私の心は、ポキンと折れてしまいました。

「あの時、誰かに悩み事を聴いてもらえていたら」
「あの時、誰かに相談できていたら」
私はこの病気を発症しなかったかもしれません。

そんな自分自身の経験から、
「心の安全基地をつくりたい」
「私自身が誰かの心の安全基地になりたい」
「そして心の安全基地づくりを日本中いや世界中に広めていきたい」
と、強く思ったのです。そのために、Safe Space ほっこりという会を去年の11月に立ち上げました。みなさんにそんな話をさせていただきました。

「心の安全基地」って、本当に必要だと思うのです。


心の声を聞く

この日のために、いっぱい準備をしてくれたやまさこさん。彼女も家族の悩みを抱えています。悩む中で、カードリーディングにも出合い、自分で自分を癒したのだそう。

フルタイムで介護の仕事をしながら、いつも会の活動をいっぱい頑張ってくれています。この日もたくさん資料を作ってくれて、流れを考えてくれて、みなさんにカードリーディングの楽しさをバッチリ伝えてくれました。素晴らしかったです。私が素晴らしかったというのはおかしいかもしれませんが、本当に素晴らしくて、素敵でした。

いま私が大好きな人も、息子さん連れで参加してくれました。彼女が楽しそうにしているのを見るのも嬉しかったです。その息子さんもカードを引いてくれて、みんなを盛り上げてくれました。

「タロットカードをツールとしては使うけれど、占いとは違います。自分の心に向き合う。自分の心の声を聞いて欲しい」
とやまさこさんはみんなに説明しました。

この「占いとは違う」、「自分の心に向き合う」、「心の声を聞く」って、とても大切だと思います。

私たちって、日々の忙しさに追われて、自分の心と向き合う時間がなかなか取れていないのではないでしょうか?私も意識したいです。


最近食べたおいしいものの話

やまさこさんのカードリーディングが終わってからの残りの時間には、参加者のみなさんに、
「最近食べたおいしいもの」
について、話してもらいました。

これが、すごく盛り上がりました。

一年の半分は京都で、半分は沖縄で暮らしている私の友達は、海の見える素敵なカフェで食べるサンドイッチ(?)の話をしてくれました。

天一のラーメンと言った人もいるし、食べ物じゃないけど、神社の御神水の話をしてくれた人もいました。

美味しい食べ物の話をする時って、不思議と人は笑顔になりますよね。とても楽しい時間になりました。


またやりたい!

会の終わりに、Safe Space ほっこりの公式LINEの登録をお願いしたり、今後のイベントの予定をお伝えしたりしました。

そして、募金箱への募金のお願いをしたりもしました。そう、会の運営資金に、理事のみんなで頭を悩ませているのです。ありがたいことに、たくさんの方が募金をしてくださいました。感謝です!

みんなで写真を撮るのを忘れてしまったという痛恨のミスはありましたが、今回のイベントは大成功だったと言えるのではないでしょうか?みなさんたくさん笑って下さったし、楽しんで下さったし。

あんなに緊張していたやまさこさんも私も、すごくイベントを楽しむことができました。

「第2弾やりたいね」とやまさこさん。
「やろう、やろう!」と私。
なんか二人でノリノリになってしまいました。

家に帰って、グループラインに今日のイベントのことを投稿したり、参加者の方にお礼のメッセージを送ったりしてから、シャワーを浴びようと、パンツ一丁になっていたら、私の大好きな友達から、「お疲れ様!」とビデオ通話が。ほぼ全裸の私。焦りました(笑)。でもそんな風に私たちのことを応援してくれる人がいるということが嬉しかったです。


傷を負ったからこそ

参加者の方の中には、今、深い悲しみを抱えている人もいます。傷を負った人もいます。私も病気になって、辛い別れを経験して、傷を負いました。

生きていたら、色々ありますよね。
「傷ついたことなんてない」
という人もいるのかもしれないけれど、みんななんらかの傷を負い、悲しみを抱えて生きていると思います。

でも、私はいま、傷ついた過去があって良かったと思っているのです。そのおかげで私は優しくなれたし、人の痛みに心を寄せられるようになりました。やまさこさんもそうです。

傷ついた過去があるから今があると心から思えるようになりました。そして、独りで頑張っていた過去の自分を愛おしく思えるようになりました。

デコボコだらけの私です。でもそんな私を慕ってくれて、助けてくれる素敵な仲間や友達がいます。大好きな人にも出逢いました。たぶん彼女も私を好きでいてくれます。本当に今幸せです。

この幸せは、傷つき悲しんだ過去があるから得られたものだと思うのです。

これからも理事のみんなと知恵を出し合いながら、「心の安全基地づくり」を頑張っていきます。

もう私はブレません。
「心の安全基地」はやっぱり必要!

次は、10月12日(土)に一乗寺の珈琲焙煎処桃栗さんにて、世界5大陸で歌って来られた、阿部ひろ江さんのライブのイベントをします。8月に歌いに行かれたインドの旅のお話もしてくださいます。お近くの方、ぜひいらしてください。

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。

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