書き出す

「アウトプット大全」 樺沢紫苑先生著

仕事が好き

昨日は仕事でした。私は週に3回介護施設で働いています。統合失調症をオープンにしたオープン就労です。

私はこの仕事が大好きです。介護の仕事では、コミュニケーション能力が必要とされます。そのコミュニケーションが楽しいのです。職員さんも皆さんいい方ばかりで、楽しく働かせていただいています。利用者さんに喜んでいただけるように、職員さんにさらに信頼していただけるように、これからも一生懸命働きたいです。

今でこそ職員さんは、私を信頼して下さっていますが、働き始めた時は、壁というか、距離というかがあって、職員さんは私にうちとけては下さいませんでした。私が統合失調症だからです。

でも、私は一生懸命働きました。そんな私の姿を職員さんは認めて下さり、声をかけてくださるようになりました。それは、とても嬉しいことでした。

統合失調症だからといって、心の病気があるからと言って、門戸を閉ざさないでほしいです。そして、統合失調症や、心の病気の当事者もあきらめないで欲しいです。勇気を出して、一歩踏み出してほしいです。統合失調症でも、心の病気があっても働けるのです。統合失調症だからこそ、心の病があるからこそ、人の痛みが分かり、細やかな心配りができて、働けるのではないでしょうか?


今日も「アウトプット大全」で学びたいです。

脳は、同時に3つの事しか処理できない

「頭の中にある情報をすべて『書き出す』ことを、私は『脳の棚卸し』と呼びます。自分の脳を100%のパフォーマンスで効率的に使うためには、この『脳の棚卸し』が必須です」

「人間の脳は、同時にいくつの事を処理できると思いますか?諸説あるものの『3』前後といわれています」

「つまり、脳の中には3つのトレイがあって、そこに『書類』(情報)が入って来て、それを処理してはまた次の『書類』(情報)を処理していく、というイメージです」

「空のトレイがあると、脳は余裕をもって仕事ができ、効率よく仕事がこなせます。空のトレイがなくなると、脳は余裕がなくなるので、作業効率が著しく低下してしまいます。そうならないための『脳の棚卸し』なのです」

「仕事中に私たちの頭の中には、いろいろな『考え』『アイデア』『ひらめき』が浮かびますが、それらはすべてメモなどに『書き出す』こと。そして、脳のトレイを空にするべきなのです」

「『脳のトレイに書類(情報)が入ってくる』のがインプットであり、『脳のトレイを空にする』ことがアウトプットです」

「ですから『脳のトレイを空にする』ことをどんどん進めることが、インプットとアウトプットのサイクルを回すことにつながります。『脳の棚卸し』によって『空きトレイ』を作ることで、あなたの仕事のスピードはどんどん加速していきます」


ゼロ秒思考のメモ書き

私は、去年の2月から、ほぼ毎朝、ゼロ秒思考のメモ書きをやっています。Clubhouseのシモトリマコトさんのルームに入って、メモ書きをしています。これは、まさに、『脳の棚卸し』の作業です。脳のトレイを空にする作業です。

メモ書きをすると、頭がスッキリします。こんがらがっていたことも、ほぐれて、スッキリします。

メモ書きを始めてから、私は、くよくよと悩まなくなりました。前向きにもなりました。病気のせいで、気分の波も激しかったのですが、それもあまりなくなりました。本当にいいことずくめです。自分自身の体験から、私は、ゼロ秒思考のメモ書きが、統合失調症をはじめとする、心の病気を抱えた人の症状を改善させると確信しています。それを伝える活動をしていきたいと思っています。薬だけでは、心の病気は治らないのです。

ゼロ秒思考のメモ書きは、まさにアウトプットです。脳のワーキングメモリが空になります。スッキリします。これからも私は、ゼロ秒思考のメモ書きを続けていきたいし、広めていきたいと思っています。


今年やりたいこと

ゼロ秒思考のメモ書きを続けることと、それを広めること。それら以外にも私にはやりたいことがあります。それは、何度もブログに書いていますが、本を出版することです。「統合失調症でも心の病気があっても、いや、統合失調症や心の病があるからこそ、働けるし、幸せに生きることができる」「周りに助けを求めて、そして勇気を出して一歩踏み出してほしい」「あきらめないで!」というメッセージを伝える本を、どうしても出版したいのです。

統合失調症や、心の病気に対しては、まだまだ差別や偏見があります。無理解があります。そんな差別や偏見、無理解が、私達統合失調症や心の病気の当事者や家族を苦しめています。

統合失調症であるということを自己開示するのには勇気が必要です。統合失調症は「怖い病気」「悲惨な病気」と思われているからです。そんな風に思われるのは、メディアの報道によるところも多いと思います。そして、統合失調症の当事者や家族が、声をあげないことにも原因があると思います。

分かってもらえないと思うから声をあげない→声をあげないからわかってもらえない。私は、この流れを変えたいと思い、声をあげることにしました。

統合失調症は約100人に1人がかかる病気で、けっして珍しい病気ではないのです。

「私になにができるだろう?」それは、まだわかりません。でも一生懸命働いて、信頼を得て、統合失調症であっても、働けるのだということを理解してもらいたいです。

本を書き、そして自分の経験をシェアすることで、統合失調症の当事者や家族の方に勇気を持ってもらえたら…と思っています。

私にできることは、小さなことかも知れません。でも、行動しようと思います。

真っ暗なトンネルの中にいたのは、かつての私です。闇から抜け出せないとうずくまっていたのは、かつての私自身です。でも、必ず光は差しているのです。勇気を出して一歩、いえ半歩でもいいので、歩き出してほしいのです。きっと暗闇から抜け出せる時は来るのですから。

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。

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