頑張っている長男と次男

長男と次男

昨日の夜は二つZoomがありました。一つ目のzoomの最後で寝落ちしてしまいました。そのZoomの後で、びっくりドンキーに行きました。次男に会うためです。久しぶりに次男とデートでした。

私は二人息子がいます。博多に住む長男と、京都に住む次男です。長男は運送会社で働く会社員で、次男は修行僧です。京都のお寺で修行しています。元夫が僧侶で、お寺を継ぐために修行しています。長男が音楽の道に進みたいと言ったために次男が継ぐことになったのです。だから京都のお寺で修行しています。次男は今修行生活4年目です。

長男は、昨年末結婚しました。音楽で食べていくという夢は断念して、今は運送会社の内勤の仕事をしています。フォークリフトの免許を取って、毎日頑張って働いているそうです。愛する人のために一生懸命働いているそうです。

「夢をあきらめた」というのは、なんだか残念な気もしますが、長男にとって大切なものが、音楽から奥さんにシフトしたのではないかなと私は捉えています。奥さんのために、大好きだったお酒も長男はやめました。体に気をつけて、頑張って欲しいです。

大学卒業後、遊学の旅に出た次男

今、京都のお寺で修行している次男は、京都の大学を卒業しました。在学中にアルバイトでためたお金で、インドを中心にアジアヨーロッパそしてアフリカと10か月間の遊学の旅に次男は出ました。その旅でたくさんの素敵な人と出逢ったそうです。

旅から帰ってきた次男は、スケッチと写真の個展をしました。私も個展に行かせてもらいました。親の私が言うのも変かもしれませんが、次男の感性は素晴らしいと思いました。旅を通じて大きく成長した次男です。

京都のお寺での仕事も、本当によく頑張っています。会う度に深く成長していく次男。彼に会うのが私はいつもとても楽しみです。


生まれてきてくれてありがとう

長男も次男も、ことあるごとに私に、「産んでくれてありがとう」と言ってくれます。私は、「生まれてきてくれてありがとう」という言葉を返しています。本当に長男と次男の母になれて幸せだなといつも思います。

京都市内から、中国地方の山の中のお寺に嫁いで、辛いこともたくさんありました。特にお姑さんとの関係には悩みました。まだ若かった当時の私。気軽に話せる友達もいなくて、淋しく不安な思いをしました。長男と次男を連れて、実家に帰ろうかと何度も思いました。実家に戻っていたら、病気にもならずにまた違う人生が待っていたかもしれません。


相田みつをの詩

20代から30代の初めまで、フル回転でひたすら生きていた私は、過労と睡眠不足、そして実家の悩み事から、統合失調症を発症してしまいました。幻聴や幻覚があり、とても怖かったです。私が発病した時、長男は10歳、次男は8歳でした。まだまだ母親が恋しい年頃です。

壊れていく私に、8歳だった次男は、一生懸命に相田みつをさんの詩を読み聞かせてくれました。彼なりになんとかしようと思って必死だったのでしょう。当時の次男の事を思い出すと今でも胸が痛くなります。


離れて暮らすからこそ感じた長男と次男との絆

結局その後、私は、元夫と離婚しました。長男が15歳、次男が13歳の時です。息子たちは元夫が引き取りました。私はいったん、実家の家族のいる東京で暮らし、その後伯母を頼って京都に戻ってきました。

今は生活保護を頂きながら、介護補助の仕事を週に3回して、一人暮らしをしています。

病気になる前のお寺での暮らしを振り返ってみたら、私は本当に幸せでした。愛する人に守られて、可愛い息子たちがいて、本当に幸せでした。でも私はその幸せに気づかず、「もっと、もっと」と何かを求めていました。外側に自分の幸せはあるのだと追い求めていました。幸せはすぐ足元にあったのにです。

息子達と一緒に暮らす日々を失って初めて、私は息子たちの存在の大切さに気付きました。「愛するって、こういうことなのだな」と気づきました。

私の発病、5回にわたる入退院、そして離婚。息子たちの心には、大きな傷を負わせました。申し訳ない気持ちでいっぱいです。過去に戻れるのなら、やり直したいです。

でも時は巻き戻せません。悔いて、悲嘆にくれていても息子たちは喜んでくれないと思います。

傷を負いながらも明るくたくましく生きてくれている二人の息子たちのためにも、私は私らしく、頂いたご縁に感謝しながら、精いっぱい生きていくしかないと思います。仕事で信頼される人になり、今主宰している「違いを認め合う会」Crossroadsや会員になっているピアサンクスの活動で、誰かのためになり、自分自身も成長していく。そして、こうしてブログで発信していく。やろうと決めたことを地道に続けていくことで、息子たちに「おかんも頑張っているやろ?」と言えるのではないかと思うのです。

頑張れ、私!

最後まで読んで下さりありがとうございました。

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