見出し画像

新型コロナはどこへ行ったのか?

2021年11月の日本の現状

マスクは着用すれど、新型コロナウイルスはそこには存在しない。そんな日々が始まってきている。まあ、現在、この日本でのみ、起こっていることではあるが……。海外では、まだまだ一日の感染者が万の単位であったりする国もあるという。

この不可思議な現象について、今回は述べていきたいと思う。

上記の記事に記載されている文章の中の、ワタシ的に重要だと思えるものを、ここに抜粋してみる。

病気が流行するかどうかは、四つの要因によって決まる。「致死率の高さ」「感染力の強さ」「封じ込めのしにくさ」そして「ワクチンの効きにくさ」だ。・・・・・・成功するウイルスとは、あまり感染者を死なせずに、広く循環できるウイルスだ。だからこそ、インフルエンザは年間を通してあれほどの脅威になる。典型的なインフルエンザは、症状が出る約1日前から回復後1週間ほど患者に感染性を持たせるので、あらゆる患者を媒介者にしてしまう。1918年のスペイン風邪の大流行で、全世界の死亡者数が数千万人に達した――いくつかの推定では1億人ともいわれる――のは、特に死亡率が高かったせいではなく、持続性があり、きわめて感染しやすかったせいだ。

新型コロナは、上記「病気が流行する4つの要因」の全てに当てはまる。そして、風邪よりも感染がしやすかったということが、今回のパンデミックにつながったと、私は解釈している。

今後の世界のコロナ情勢について

それで、現状、まだイギリスなど多くの国で、新型コロナは暴れまわっている。しかし、台湾やオーストラリア、ニュージーランドなどよりも、いろいろな意味でガードが甘いはず(苦笑)の、ここ日本で、なぜか新型コロナは収束しかけてきている。

これは、とても不思議な現象である……。

でも、当初、武漢に始まったこの新型コロナウイルス騒ぎであるが、流行が始まった頃、日本は感染者数も死亡者数も極めて少ないという状況であった。世界的に見ても不思議な状態だったのだが、第二波、第三波くらいから、その状況が変わっていったように思う。

では、一体何がどう違うのかということだが、世界と比べて、やはり、「人の意識」が違うのかな、と思っている。以前、新型コロナが流行りだして、でも、日本で感染者数も増えていなかった頃、あの麻生さんが、外国からの問い合わせに対して、「てめえらとは民度が違うんだ!」という意味の返答をしたという話が残っているが、結局、そういうことなのではないかと思っている。

ウイルスの本質と、その捉え方

ウイルスは、新型コロナ以外もそうなのだが、その目的は、「生存」である。生物自体、実はみな同様で、生存することが、その一生の目的である。子孫を残すとかいうのは、そのあとに来る作業である。種の保存というものは、確かに目的としては優れているが、その前に、生物は「生きていなくてはならない」のだから、目的としては、生存が、優先順位第一位なのである。

そういう意味で、生きるためには淘汰されてはいけなくて、基本的に、「敵」とか「害」とか、そういうやっかいもの扱いされてしまうと、その生存が脅かされてしまう。では、どうすればいいのかというと、自動的に、「共存」ということになる。

それで、この共存という概念、日本人の持つ「和の精神」そのものだと思いませんか?要するに、この精神を持たないと、新型コロナは「共存」しようと思ってくれないのではないか、ということです。ウイルスに意識があるかどうかというのは、別の話とします。

さて、和の精神というのは、「共に生きていく」という意味もあります。新型コロナと共に生きていくというが、いわゆるWith Coronaであったりするのですが、これをちゃんと概念として持っていたのが、実は日本人だけだったということなのかもしれません。だから現在、日本で新型コロナは消滅してしまったようにみえるのかと思っています。

私が感じるに、いわゆるアンチコロナの人たちって、外国では「攻撃的」な感じを受けます。ワクチンを打たないのも、それが自分のポリシーであって、アイデンティティーである、みたいな主張があって、ワクチン推進派は間違っている!というように主張している感じを受けます。

でも、日本では、「自分はワクチン打ちたくないから打たないけど、仮に、それで感染して死んじゃったとしても、まあ、仕方ないかな」と思っているような人たちばかりな印象を持っています。少なくとも、私の周りにいる人達は、そんな感じです。

つまり、彼らは新型コロナを「敵」と見なしていないんですよね。これが重要な気がします。海外ではほとんど、新型コロナを「敵」とみなして、ワクチンやら、服用薬やらで攻撃しようとしている感じを受けます。そういう土地では、日本のこのような状況は起きづらいのではないかと思っています。

そんなこんなを、動画で話しましたので、よかったらどうぞ。

ちなみに、この動画の収録は、2021年10月19日に行われました。まだ新型コロナの感染者数が今ほど少なくなっていなかった頃に収録しています。その頃の発言としては、なかなか際どいことを言っているなあ、と思っています。それでは。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?