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Vol.4〈香春・道草の会〉インタビュー 会長 原田 忠 さん

 香春町にある山々の整備を20年以上にわたりボランティアで行っている団体「香春・道草の会」。自分達も楽しみながら地域を盛り上げようと、登山道の開拓や整備、案内板などの設置を行っています。また、整備活動の他にも定期的に登山イベントなどを実施して、香春町の山の楽しみを多くの人に伝えています。今回はそんな道草の会の方々にお話を伺いました。

____道草の会の皆さんは、香春の登山道整備や、山の保全活動をボランティアで行っていると伺ったのですが、どういった経緯でこの様な活動を始められたのですか?

原田さん 僕たちはね、田川高校の生物クラブのOBなもんで、植物や野鳥観察が好きな人が集まっているんですよ。ですから森林整備は趣味の一環なんです。嫌だなんて思ったことは一度もないし、それどころか楽しいんですよ、皆で集まると元気を貰える気がします。山は僕らにとって恰好の遊び場なんですよ。

正蔵寺さん そうそう、ただの趣味の延長よ(笑)。採銅所に進さんっていう俺達の先輩がおってな、いつも美味しい蕎麦を出してくれるんよ。進さんの蕎麦をもっと美味しく食べたい!そんな安易な考えで裏山に登山道を作った事がきっかけやね。

原田さん その蕎麦屋「道草庵」の蕎麦を美味しく食べる為の集まりとして「道草の会」が出来たんです(笑)。


____山の整備ってとても重労働だと思うのですが、どういったところにやり甲斐を感じますか?

高山さん 僕らが作った山道を歩いている人を初めて見た時はえらい感激したなー、それがあるから今もつづけているのかもね。

岩本さん 山は生きてますからね、だから人と同じように綺麗にしてあげたら喜ぶんだよ。山も喜ぶし、登山をしにきてくれた人も喜ぶ。それにね、色んな人とコミュニケーションをとることも出来るし、山を通じて地域を知ることも出来るやないですか。

原田さん 僕らがやらなきゃっていう使命感もあるのだけど、こうやって皆で楽しく作業できる事がやり甲斐かな。今では、生物クラブ以外でも沢山の方が「道草の会」に参加してくれているんですよ。


____道草の会の皆様のおかげで、香春の山を安全に登山出来るのですね。それに皆さんとっても楽しそうに作業をしてらっしゃいますね。

相川さん そうなんよ。ほんとゆるい集まりよね(笑)

藤井さん 口では冗談ばっか言うとるけど、みんなよう働くんよ(笑)

岩村さん おいちゃん達のね、後ろ姿がかっこいいっちゃ。後ろ姿が・・・(笑)

正蔵寺さん おーい、口じゃなくて手を動かし。俺は休憩するけどね(笑)

原田さん ね、仲良しでしょ(笑)? みんな仲良しだけど、みんな負けず嫌いだからね、中途半端にしたくないって気持ちがあって、みんながみんな一生懸命になれるんですよ。

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