音MAD(など)で頭がパンクしてうつ病になった人の記録

　こんなタイトルだとやばそうですが、実際、音MADとリアルの事情が重なりまくって頭がパンクし、いわゆるうつ病と診断され、数年治療(？)してやっとある程度治った(完全ではない)憐れな音MAD作者の記憶に基づいた記録です。面白みというよりどんな感じで過ごして治していったかを簡単に書きます。

1.なんでうつ病になったか

　簡単に言うと、無理をし過ぎたからです。
　2017年頃から色々起こり、2018年には音MDMなどもあり、いろんな企画が私に舞い込んできました。
　自分なんかでいいのかと思いながら、ほぼほぼ全てのお誘いに乗り、参加しました。
　と、なると映像表現の引き出しの少ない私は、とにかくいろんなものをインプットしまくりました。
　そしてリアルでも忙しい中、ずっと睡眠削ってまで(もともとショートスリーパーなのであまりそこら辺は気にしてませんでした)作業と仕事をしまくりました。

　すると、2019年11月頃から変調が。あまりものごとを考えられなくなり始めてきたり、今まで自慢だった記憶力が一気に低下し、健忘症のような症状まで出ました。

　それでも色々やっていたら2020年初め頃、ついに頭がパンク。ショートしました。
　死にたいとかそういう典型的なうつじゃなくて、人間的な心をほぼ失った壊れかけのロボットみたいになってしまいました。(今でも切り抜き作業中とかはロボットのように瞑想状態のような感じで何も一切考えず、無心で切り抜き作業をしていますが、だいぶ捗ります)

春には別の持病悪化。

夏頃には難聴など散々。

この頃、宗教勧誘とかマルチとか誘われなくてよかったなぁと思ってます。いや、何も考えてないから話にならなかったかも。コロナ禍だったというのもありますが。

2.うつ病と診断されてから

　周りの勧めもあり、ある程度早いうち(確か2020年の4月)精神科へ受診。適応障害を通り越してうつ病(しかも症状的には末期患者みたい)と診断されました。
ということで、とりあえず入院も考えましたが、コロナ禍ということもあり(病院側が嫌がってた)、
症状的には普通に落ち着く自宅で静養していれば治るかもとのことで、精神病院潜入はやめました。
(大学時代に３日間だけ入ってみたことがありますが、本当にやばかったので二度と入りたくない。怖い。)
　あと、普通に職場が居心地よかったので、職場にも理解を得ていただき、仕事量を減らしてもらってなんかただボーッとしてるように見える職員やってました。(ちゃんと仕事自体はしてます)

　基本的な毎朝毎晩等病院から出された薬を服用(もともとの頭痛や腹痛系の薬もあるので大変)、生活リズム改善等健康に気を使いつつ過ごしていました。
おおよそ2,3年ある程度マイペースな生活をしていたら、昔の創作意欲や色々がふつふつとゆっくりですが湧いてきました。

　ついでに、2021年のなんやかんやあった東京オリンピック観戦と、翌年2022年はごろも兵器さんから誘われて見た戦姫絶唱シンフォギアシリーズをイッキ見したおかげか、「楽しい」という感情がだいぶ戻ってきました。というかなんか無感情的のうつがほぼ治りました。感謝感謝！
　他にも身近で良いことがあり、まるで自分のことのように喜んでました。

　ちなみに松岡修造さんの応援動画はあまり効きませんでした。むしろアパ社長やタクヤさんの怪文書にだいぶ救われました。

　精神科の先生曰く、「もうほぼよくなりましたよね。いやいや早すぎるよ」とのこと。
　普通だともっとかかったりするそうですが、
心の奥底でまた音MADや読書や創作がしたい！合作もあるし！という強い気持ちが後押しになって、人並みに治ったのだと思います。

　あと、早寝早起き(東方ダンカグの4時起き生活もある程度は役に立ってた)。

　ちなみにほぼ毎月やっていた大内生の特集等には安定剤を服用してから挑んでました。正直あんまり、大差ない……。なお、恋愛要素特集の回だけは薬の服用等準備を忘れていて無理やり頑張っていたところ大内乙打にトラウマを植え付けられました。
　大内生選手権等はコンディションが最悪で出られたものじゃなかった。本当に申し訳ない。

本当に申し訳ない

3.これから

　職場にも一部の方々にも迷惑をかけたし、給料安いわで今年転職をしまして今は元気にしてますが、音MADを作る時間が少し減ったのがちょっと……(贅沢)。とかいいながらけっこう作ってたり。

　ただ、また再発する可能性は十分にあります。正直うつ病は二度目(1度目は大学時代)なので。何がきっかけでうつ病になるかはわかりませんが、マイペースでいきましょう(ゆるゆりED)

　私からの注意喚起的なことといえば、情報過多の昨今、インプットし過ぎには気をつけましょう。
それと睡眠、食事、そして日光浴。

　あと、1人でなんでもかんでも抱え込まないこと。いずれ壊れます。自分はもともとそんな相談する相手はあまりいませんでしたが、数少ない友人らが異変に気づいてくれたおかげで助かった面もあります。
あと、ショート・スリープはよくないらしいですよ！

　さて、うつ病中積んでた本や映画やアニメを片付けるか……。(合作も頑張ります)

終わり

(まあ、うつ病期の日記とかあればもっと細かく書けたのですがうつ病期、なんにもできない状態だったので、日記なんてつけてる余裕はありませんでした。ごめんね！)

【追記】
うつ病中、ずっと繰り返し読んでいた漫画、映画、アニメがありました。
・クレヨンしんちゃん(アニメ、映画。元気になれるから)
・少女終末旅行(原作。あの世界観は心に落ち着きを与える。)
・バーナード嬢曰く。(原作。本が読めない代わりに読書家の気分を何度も味わってました)
・HACHI-約束の犬-(リチャード・ギアの忠犬ハチ公物語の映画。泣ける。)
・スケッチブック(原作。あのマイペースなゆるい4コママンガは疲れない)
・植田まさし先生のマンガ(かりあげクンとか。疲れないから。)
・むんこ先生のマンガ(日常4コマで爆笑させてくる面白いマンガです。特に『らいか・デイズ』を読もう！)