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6月2日ゴツプロ!『無頼の女房』稽古を終えて。

12:00に稽古場がオープン。
13:15に最後の通し稽古がスタートする。
稽古場に流れる『やってやる!』の空気が好きだ。
ピリピリしてるのとは違う、やってやるの空気。
みんな声出しやストレッチで準備をしている。
今日はそんな準備のお話しで。

通し稽古の心得

青山さんが3回目の通し稽古終わりに言った。
『全部台詞を聞かせたい。だから、各々が自分の台詞を一度きちんと口に馴染ませてから通し稽古に臨むようにお願いします。』
感情を込めて声に出すのではなく、あくまで平板に口に慣らすことを意識する。

新鮮さを失うから、本番前には台詞を出したくない!という人もいるそうだが、青山さんは不思議と台詞はやればやるほど新鮮味が増すとおっしゃった。

郷に入れば郷に従え。
その通りであった。
私は5月14日に先に『口慣し』を教えてもらって、そこから稽古前に自分の台詞をひとまわしすることを続けた。
ありがたいことに、青山さんから『最初の音とは、まるで違うよ』と成長を褒められた。嬉しいものだ

口に出すほど自由になる実感。面白い発見であった。劇場に入っても続けよう。

最終稽古の袖で思う

舞台袖の役者の佇まいで、良し悪しが左右すると思う。これは私が高校演劇で教わったことだが、改めて感じた。
良い舞台は、袖の役者も中の様子を集中している。
何を当たり前の事を、と思う方もいるやもしれん。

過去にいたんだ。平気で足音を立てたりお喋りする輩が。ひどいときは出番を終えると楽屋でスマホゲームをしてたやつがいたりとかね。やんなっちゃう。

だから私は、袖でこっそり舞台に聞き耳を立てたり、中の様子を観ている人が好きだ。今回の座組の人はみんなこの舞台を大切に扱っているのがわかって心がスッとする。良い心地だ。

稽古が終わっても、場当たりやゲネプロ、公演が始まるまでに準備できることはまだまだある。やりたいことなんて、稽古が終わった瞬間湧いてくるから困ったもんだ。まだまだやりたい。

完璧はないのが表現で。
ただ上達の足がかりになる、『口慣し』を始めとした基礎練習や、作品の一端を担う心遣いを忘れずに劇場に向かおう。

稽古場バラシに参加した。
今回は約1ケ月お世話になった稽古場。
それが2時間で空っぽになる。
さっきまでそこにあったのに、もう無い。
少しセンチメンタルになる。
だけど私はバラシが好きだ。

あいにくの雨。みんなずぶ濡れになりながらエイサホイサとバケツリレーで荷物を運び出す。
ゴツプロ!劇団員の方々が、一生懸命にトラックに荷物を運んでる姿が雨に打たれて綺麗だった。なんやかんや笑って楽しそうやったのが微笑ましい。
ただ、風邪を惹かないように!温かくして寝よう。

今日バラバラにした舞台美術たち。
明日は本多劇場で組み立てるのだ。
私は仕込みも好きなんだ。ワクワク。

ひとまず、稽古場さん。
ありがとうございました!

ありがとうの儀

さあ!
6月6日から幕開けです!
どうぞご贔屓に!


公演詳細

ゴツプロ!第九回公演『無頼の女房』
【劇場】本多劇場(東京都世田谷区北沢2-10-15)
【日程】2024年6月6日(水)〜6月16日(日)
【脚本】中島淳彦 
【演出】青山勝(劇団道学先生)
【出演】塚原大助 浜谷康幸 佐藤正和 泉知束 渡邊聡 44北川/かんのひとみ(劇団道学先生) 浅野令子 土屋佑壱 鹿野真央(文学座) 前田隆成/剣持直明(劇団だるま座) 久保酎吉

6月
6日(木)19:00♡
7日(金)19:00♡
8日(土)14:00★
9日(日)14:00
10日(月)19:00
11日(火)14:00/19:00
12日(水)14:00★
13日(木)19:00
14日(金)14:00
15日(土)14:00
16日(日)14:00
♡早期割引
★アフタートークショー

【チケット料金】消費税込・全席指定
一般/7,000円(前売・当日共に)
♡早期割引/6,500円
U-25・養成所割引/4,000円※要証明書提示※

【詳細はゴツプロ!公式サイト】
https://52pro.info/

※DMに日時をお知らせいただけましたら予約します!

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